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ヘリ墜落:2人乗り、静岡市の池に 機長死亡、整備長重傷

墜落したヘリコプター=静岡市葵区で2007年12月9日午後0時2分、田口雅士撮影
墜落したヘリコプター=静岡市葵区で2007年12月9日午後0時2分、田口雅士撮影

 9日午前10時53分ごろ、静岡市葵区流通センターの西約110メートルの遊水池に、オールニッポンヘリコプター(東京都江東区)所属のNHK取材用ヘリが墜落した。乗員2人のうち、機長の神奈川県相模原市東淵野辺4、小宮義明さん(57)が全身を強く打つなどして死亡した。整備士の同県茅ケ崎市南湖3、亀山幸代さん(33)は重傷。

 静岡県警静岡中央署などによると、ヘリはドイツ・ユーロコプター社製のEC135T2型。同日午前10時ごろ、伊丹空港に向けて東京ヘリポート(東京都江東区)を離陸し、給油のため、静岡ヘリポートに午前10時45分に着陸する予定だった。

 事故の約10分前に、亀山整備士から会社に「(機体の方向を制御する)ラダーペダルの調子が悪いので、着陸が乱れるかもしれない」と携帯電話で連絡があったという。その後、同ヘリポートの南西約540メートルの地点で墜落した。

 NHKによると、同機は新潟放送局で取材用に使っているヘリで、この日は年1回の点検のために移動中だったという。

 目撃者の話などによると、ヘリはキーンという異音をさせながら上空50メートルくらいから機体が数回転し、墜落したという。

 国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は同日、調査官3人を現地に派遣。10日朝から詳しい事故原因を調べる。

毎日新聞 2007年12月9日 12時43分 (最終更新時間 12月9日 19時06分)

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