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12/15-12:29--多様化ニーズつかめ　おせち商戦ピーク　県下 百貨店・ホテルも力

　正月まであと２週間余り。新年の食卓を彩るおせち料理商戦もピークを迎えている。「作る」から「買う」にシフトしながら多様化する消費者のニーズをつかもうと、県内の百貨店やスーパー、ホテルは販売に力を入れている。岡山�眦膕亜焚�山市本町）は、前年比２〜３％増で推移。１３８種のうち、大阪・高麗橋「吉兆」の二段重（２１万円）をはじめ高級料亭おせちは、３〜４万円台の商品を中心に、既に完売の商品もある。天満屋岡山店（同市表町２丁目）は、１２種増やし１５５種で、売り上げは同５％増と好調。「はむら」「浜作」など県内料亭商品の動きがいい。１万円台の少人数用は、家庭での補完用、来客用の傾向が強いという。また、今年投入したオードブル形式の商品や、和洋折衷おせちも注目されている。イトーヨーカドー岡山店（同市下石井２丁目）では、９種類を５千〜３万８千円台で展開。三段重「芝花」（１万６８００円）は、煮物を３割減らし、ロブスターやアワビなどを増やした。予約ピークは今週からで、同店では元日の配達も受け付ける。マルイ（津山市一方）は、オリジナルおせち６種で、極力中国産食材を使わないよう見直した。二段の高砂（１万５００円）、三段重の初春（１万５７５０円）がよく売れているという。県内のホテルでは、ホテルオークラ岡山（岡山市門田本町４丁目）が、厳選５種類で勝負。湯浅薫男総料理長のおせち三種（１万３千円〜）は、本人が直接仕入れ先に出向いて吟味。羊肉やスモークサーモンなどオークラグループ使用の食材も今年から盛り込んだ。アークホテル岡山（同市下石井２丁目）は、二段重から三段重に一新。今年から食材の共同仕入れでコストを削減し、具材も大幅に増やし、価格は１２００円下げた。ホテルグランヴィア岡山（同市駅元町）は、二段重（３万５千円）と三段重（５万円）の２種類。中国産食材を一切入れず、すべて国産で統一し、価格は据え置き。その分コストが掛かるため、販売個数の上限を昨年の半分程度に絞った。岡山ロイヤルホテル（同市絵図町）は、一〜三重の３種類。重箱を塗りから白木に変え上質感を強めた。売れ筋は１万円の一段重。具材や味付けは「伝統的なものなので変えていない」という。

総料理長の創作おせちホテルオークラ岡山www.okanichi.co.jp/okadokura.html

生まれ変わった「岡山の迎賓館」ホテルオークラ岡山www.okanichi.co.jp/okokura.html

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