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海幕長、引責辞任へ 相次ぐ不祥事 情報漏洩で3佐逮捕

12月14日8時1分配信 産経新聞


 海上自衛隊のトップ吉川栄治海幕長が、イージス艦の情報漏洩(ろうえい)事件や、インド洋派遣部隊艦艇による「給油量取り違え」「取り違え隠蔽(いんぺい)」などの不祥事が続く体制の一新のため、引責辞任する意向を固めたことが13日、分かった。関係者によると、年度末の来年3月にも海幕長を交代する見通し。

 情報漏洩事件では、現職の幹部自衛官(3佐)、松内純隆容疑者が13日、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反容疑で、神奈川県警などに逮捕された。

 関係者によると、流出情報にはミサイル防衛システムの運用にかかわる高度の秘密情報である「特別防衛秘密」が含まれ、海自は米国の信頼を損なったが、同盟関係の米国、特に海自と極めて関係が深い米海軍への「配慮」から「信頼回復のためにもけじめが必要」(防衛省幹部)との判断が防衛省で浮上。昨年8月に就任した海幕長の交代の可能性が高まった。

 ほかにも、インド洋派遣部隊艦艇による「給油量取り違え」「取り違え隠蔽」、「航泊日誌の誤破棄」など文民統制や文書管理にかかわる一連の不祥事も現在、真相究明の調査が続いている。

 防衛省や海自によると、文書管理の調査結果は年内にもまとまる予定で、来年1月以降、再発防止策や関係者の処分が一斉に行われる見通しであることから、再発防止への道筋をつけた後、海幕長を交代する。後任は、自衛艦隊司令官の香田洋二海将の就任が有力視されている。

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最終更新:12月14日8時40分

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