| 北朝鮮 ロシア製旅客機導入へ これは、ロシアと北朝鮮の経済協力に詳しい関係者がNHKに対して明らかにしたものです。それによりますと、北朝鮮は、航続距離は7000キロ、最大210人まで乗ることができるロシアの新型旅客機、ツポレフ204型機の導入を決めました。ロシア中部にある航空機工場には、機体に英語とハングルで北朝鮮国営の「コリョ航空」と書かれた旅客機がほぼ完成し、来年初めの引き渡しに向けて北朝鮮の担当者も現地入りして、最終的な調整が続いています。北朝鮮は旧ソビエトから旅客機の供給を受けてきましたが、ソビエト崩壊もあり、この20年間は新しい旅客機が導入できず、機体の老朽化が進む中、安全性の確保が深刻な問題になっていました。さらに、ピョンヤンと北京や瀋陽を結ぶ便など国際線の利用客が増加する中で、新型機を導入し、こうした路線の拡充に力を入れるものとみられます。新型機の価格は日本円にしておよそ40億円で、欧米の旅客機と比べて大幅に安くなっており、ロシアとしても、北朝鮮に引き続きロシア製の旅客機を納入し、伝統的な関係を維持するねらいがあるものとみられています。 | 12月15日 11時33分 |
| | | 北朝鮮 ロシア製旅客機導入へ 12月15日 11時33分
| | | |
|