10月6日発売の『週刊プレイボーイ』に、「みんな欲しがる新人歌姫、「初音ミク」って誰だ?」という初音ミク特集記事が掲載されています。そこで、あの元MEGADETH*1のギタリストとして有名なマーティ・フリードマン氏の発言も載っているのですが、なんと、『初音ミク』を絶賛していました。
元メガデスのギタリストで音楽プロデューサーのマーティ・フリードマンさん、『初音ミク』はどうっすか。
「コレ、いいじゃん! ボク、本物の女の子が歌ってるのかと思ったよ。スッゴイなめらか。こういうソフトはいつか出ると思ってたけど、この声はJポップにぴったり。最高の声じゃん。これは売れるよ、きっと!」(マーティ・フリードマン氏)
と、これ以上ない素晴らしい褒めよう。
そして更に、佐々木氏の語る可能性に、技術力の発展に期待を寄せるマーティ氏!
「このソフトの発展型では、例えばプレスリーの音声データ調整し精妙にくみ合わせれば、プレスリーに歌わすこともできるようになる可能性も秘めています」(佐々木渉氏*2)
マ、マーティさん、事件です。大好きなプレスリーが復活ですよっ!
「マージー? プレスリーの新曲作れちゃうじゃん! それスッゴイことだよ。音楽の新しい世界が開けちゃうじゃん。プレスリー復活とか、往年のスターがバーチャルバンドを組んでメジャーデビューする可能性だってありえるよ。『初音ミク』の次にも期待したくなっちゃうね!」(前出・マーティ氏)
たしかに! プレスリーなら声だけで大丈夫ですもんね、音源化するだけなら。
と、まあ、これだけで終わったのなら、ジャパニズム全快でみな満足だったのでしょうが、さすが(!)ここは『プレイボーイ』(笑)、我々が読みたい文を用意してくれていました!
「ロケットマン」の名でミュージシャンとしても精力的に活動しているシュール芸人・ふかわりょうさん、『初音ミク』どうですか?
「実は僕、『初音ミク』持ってるんだよ。発売前にニュースで知って興味わいて予約して買ったんだけどさあ……最高だね。一日中フランス書院やエロマンガを朗読させてるよ……。男役は僕が吹き込んで、テープにして女友達に配ったりしてるよ。何も説明せず、ただ『聞いてみて』と、だけ伝えて渡してるから、たぶん、ミクちゃんを僕の彼女だと勘違いして嫉妬してるだろうね。『初音ミク』って、ほとんどオタク向けのソフトで、アニソンを歌わせるだとか、そんなオタク的な使われ方しかされてないと思うんだ。だから、みんなには、僕を見習って、僕のようにクレバーな使い方を探求して楽しんで欲しいね。まあオタクには無理だろうけど(笑)。」(ふかわりょう氏)
意外(たぶん)と知られていないけど、ふかわりょうって普段こんな感じの文章なのですよね。
ホント、「素晴らしい!」に尽きる名文です。