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【性犯罪撲滅宣言】女性が身を守るには 力の差は大きいということ (2/2ページ)

2007.12.14 02:28
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 では、実際に痴漢や暴漢に襲われたらどうすればよいのか。腕をつかまれる場合や抱きつかれる場合など、実際にはさまざまなシチュエーションが考えられるが、今回は次の4パターンを想定、比較的簡単で基本的な離脱方法をご教授いただいた。

 (1)相手が右手で左腕をつかんだ場合 つい引っこ抜こうとして腰を引いてしまいがちだが、これは間違い。指をぐっと開き、左足で踏み込みながら、左肘を相手の右肘に当てるように勢いよく寄せると、手のひらから腕が抜ける。「ひじよせ」と呼ばれる方法。力に自信がなければ、空いている右手で自分の左手をつかみ、両腕を使って踏み込むとよい。

 (2)相手が左手で右腕をつかんだ場合 ひじよせと同様、指を開き、右足で踏み込みながら、右肘を相手の左肘に向かって勢いよく寄せる。「よりぬき」と呼ばれる方法。これも非力なら両手を使う。

 (3)相手が両手で両腕をつかんだ場合 両手を合わせ、踏み込みながら両手を勢いよく真上に突き抜けさせる。「合掌取り」と呼ばれる方法。相手の顔めがけて斜め上に突き抜いてもよい。

 (4)後ろから抱きつかれた場合 相手の足の甲を思いきり踏みつける。ヒールを履いていればより効果的。携帯電話があれば、角の部分で相手の手の甲をぐりぐり痛めつけたり、ストラップを持って携帯電話を勢いよく振り回し相手の顔にぶつける手もある。

                  ◆◇◆

 護身術を体験して実感したのは、女性と男性との力の差はやはり大きいということ。強くなったと誤解するどころか「臆病になれ」という言葉通り、性犯罪への恐怖がより強くなった。その恐怖心こそが、危険回避に必要不可欠な最大の武器なのかもしれない。(豊田真由美)

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