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【岐阜】双子らの母から安心助言 「ぎふ多胎ネット」が妊婦と交流会2007年12月15日
安心して双子ちゃんを産んで−。双子などの多胎児の出産を控えた妊婦の不安を取り除こうと、多胎児出産経験者らでつくるサークル「ぎふ多胎ネット」のメンバーが14日、岐阜市の長良医療センターで、妊婦との交流会を開いた。 センターには現在、双子の出産を控えた妊婦約10人が入院中。入院妊婦全体の約3割にあたる。抱える不安を和らげるには、体験者のアドバイスが有効と考えて、産科病棟の共有スペースで交流会を初めて催した。 12年前に3つ子を出産したぎふ多胎ネット代表の糸井川誠子さん(47)ら3人が体験談を披露。具体例を交えながら「出産後間もなくは、子どもの世話で寝られなくて本当に大変。でも必ず乗り越えられるから」などと励ました。妊婦は「出産後のイメージがようやくわいた」と安心した様子。積極的に質問をする参加者の姿が目立った。 「双子は不妊治療の影響もあって増加傾向の上、昔と違って多胎児出産の場が限られてきている。体験者でないとわからない話を聞ける場を提供したいと考えた」と川鰭市郎産科医長。糸井川さんは「私たちなら心の体験も伝えられる。今後もこういう場を設けていただきたい」と話した。 (坂田奈央)
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