 | “霜降り”馬肉 表示中止命令 命令を受けたのは▽東京・台東区の馬肉の加工業者「ファンシー」と▽「A−プライス」の名称でスーパーを展開する神戸市の「トーホー」、それにいずれも居酒屋チェーンの経営会社で▽白木屋などを展開する東京・武蔵野市の「モンテローザ」▽「村さ来」などを展開する東京・中央区の「村さ来本社」▽八剣伝などを展開する大阪の「マルシェ」の、あわせて5社です。公正取引委員会によりますと、これらの会社は、中国産などの赤身の馬の肉に脂を針で加えた「馬脂注入馬肉」などと呼ばれる加工品を「霜降り」などと表示していました。このうち、「ファンシー」は、自社で加工した馬肉を「極旨(ごくうま)霜降り馬刺し」と表示し、「トーホー」はファンシーが加工した馬肉に「特選霜降馬刺し」などと表示して販売していました。また、居酒屋チェーン店各社は、加工品と知りながら「霜降り馬刺し」や「とろ馬刺し」とメニューに表示していて、▽モンテローザは「白木屋」「月の宴」などのうち577店舗▽「村さ来」は251店舗▽マルシェは「八剣伝」「酔虎伝」などのうち265店舗に上っていました。公正取引委員会は、本来の「霜降り馬肉」より価格が安い加工品を「霜降り」などと表示したのは不当だとして、各社にやめるよう命じました。居酒屋チェーンは、いずれもすでに赤身の刺身に切り替えたり、本来の霜降りを出したりしているということです。最も多くの店で不当な表示をしていたと指摘を受けたモンテローザは、会見を開き「霜降りや『とろ』という表示ができればイメージがよくなると考えた。今は自然に飼育された霜降りの馬肉を提供しているが、お客様には大変申し訳ないと思っています」と陳謝しました。また、このほかの4社も「今後は消費者の誤解を招くような表示をしないよう注意していきたい」などとしています。   | 12月14日 18時26分 |
|  |  | “霜降り”馬肉 表示中止命令 12月14日 18時26分
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