高校生が非行について話し合うフォーラムが14日、鹿児島市鴨池新町の県警本部であった。県内11校の約30人が、本音の議論を展開した。
県警が主催し、2004年から年に数回開いており、今年は2回目。生徒が意見を素直に言えるよう、引率の教師は退室した。
「なぜ非行がなくならないか」のテーマでは、「大人のまねをしたがる」「罪の意識が薄い」などの意見が出た。
「非行をなくすにはどうしたらいいか」の議論では「イライラした気持ちを打ち明けられる友人が必要」などと訴えた生徒もいた。
白熱したのは「ネットいじめ」の議論。「同級生の悪口をインターネットの掲示板に書き込んだ生徒が、逆にクラスで孤立した」「特定の生徒を批判するメールが学年を超えて多くの生徒に転送され、悪口を書かれた本人はとても傷ついていた」「問題が指摘される『学校裏サイト』は、ほとんどの生徒にとって身近な存在だ」などと現状を報告し合った。
その上で「携帯電話のマナー教育を授業で行う必要がある」「『ネットいじめ』の根底にある荒廃した人間関係を考えるべき」と結論を出した。
司会を務めた鹿児島中央高1年大知美紀子さん(15)=日置市伊集院町=は「みんな同じ悩みを持っていることが分かった。学校に帰って報告したい」と話した。
=2007/12/15付 西日本新聞朝刊=
県警が主催し、2004年から年に数回開いており、今年は2回目。生徒が意見を素直に言えるよう、引率の教師は退室した。
「なぜ非行がなくならないか」のテーマでは、「大人のまねをしたがる」「罪の意識が薄い」などの意見が出た。
「非行をなくすにはどうしたらいいか」の議論では「イライラした気持ちを打ち明けられる友人が必要」などと訴えた生徒もいた。
白熱したのは「ネットいじめ」の議論。「同級生の悪口をインターネットの掲示板に書き込んだ生徒が、逆にクラスで孤立した」「特定の生徒を批判するメールが学年を超えて多くの生徒に転送され、悪口を書かれた本人はとても傷ついていた」「問題が指摘される『学校裏サイト』は、ほとんどの生徒にとって身近な存在だ」などと現状を報告し合った。
その上で「携帯電話のマナー教育を授業で行う必要がある」「『ネットいじめ』の根底にある荒廃した人間関係を考えるべき」と結論を出した。
司会を務めた鹿児島中央高1年大知美紀子さん(15)=日置市伊集院町=は「みんな同じ悩みを持っていることが分かった。学校に帰って報告したい」と話した。
=2007/12/15付 西日本新聞朝刊=