| 内閣初の経済戦略原案を了承 14日の経済財政諮問会議で了承されたこの原案は「日本経済の進路と戦略」と名付けられています。このなかでは、新しい成長戦略として、日本の強みとなっている省エネルギー技術など「環境」分野での力を発揮し、▽「世界とともに発展する開かれた国」、▽「人生90年時代を安心して生活できる国」、それに▽「人口の減少を克服して実質2%以上を視野に成長を続ける国」の実現を目指すとしています。そして目標実現のため、日本が▽地球環境問題で先導的な役割を果たし、アジアとともに「経済環境共同体」を作ること、▽アジアの人材育成の拠点として優れた人材を受け入れることなどを打ち出しています。またもう一つの柱として、「つながり」という言葉をキーワードに、▽高齢者と若者が交じり合って働く労働市場を作ることや、▽都市と地方が連携して広域経済圏を作ることなども盛り込まれています。この新しい経済戦略は、福田内閣として初めてとなるもので、来年1月に最終的にとりまとめることにしていますが、福田総理大臣は、14日の経済財政諮問会議で、「日本は20年近く成長率が横ばいで、活力が失せているのではないか。周りの国々は数倍のスピードで成長しており、良い戦略を作ってほしい」と述べました。 | 12月15日 6時7分 |
| | | 内閣初の経済戦略原案を了承 12月15日 6時7分
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