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... 短大生死亡事故　「不起訴不当」を議決　岡山検察審が異例の３度目　「酒気帯びが原因」

12/13-12:32--短大生死亡事故　「不起訴不当」を議決　岡山検察審が異例の３度目　「酒気帯びが原因」

　岡山市横井上の市道で０２年１２月、自転車に乗っていた短大生中桐裕子さん（当時１９）が、軽乗用車にはねられ死亡した事故で、岡山検察審査会は１２日、ドライバーの当時高校３年の女性（２３）＝同市＝を不起訴とした岡山地検の処分を不当と議決した。この事故をめぐる同審査会の議決は異例の３度目。 　検察側は不起訴の理由について「酒気帯びは事故の直接の原因ではない」などとしていたが、同審査会は「人の命が奪われる事態にもかかわらず、不起訴は納得できない。女性の酒気帯びが最大の原因」と断じた。 　議決などによると、中桐さんは０２年１２月２１日午後１１時４５分ごろ、岡山市横井上の市道で乗用車にはねられ、頭などを強く打ち翌日に死亡。県警は業務上過失致死容疑で書類送検したが、岡山地検は０３年８月、不起訴を決めた。 　遺族の申し立てを受け、同審査会はこれまで２度不起訴不当を議決したが、同地検はいずれも不起訴処分に。遺族は処分を不服として、３度目の審査を申請していた。 　同地検の村瀬正明次席検事は「議決内容を検討した上、必要な対応を迅速に取り、結論を出したい」とコメントした。