2007年 12月 14日
岡山県北 この冬一番の積雪
14日の瀬戸内地方は、冬型の気圧配置となりました。岡山県北の山沿いでは、この冬一番の積雪となりました。岡山県北の鏡野町上斎原では、未明から断続的に雪が降り、山沿いを中心に14日昼までに10センチほどの積雪となりました。この雪で、国道179号線には去年より4日早く、今シーズン初めて除雪車が出動しました。また、鳥取県江府町に通じる県道の大山・上福田線が、通行止めとなりました。通行止めは来年の3月31日まです。気象台によりますと、冬型の気圧配置は15日まで続き、この冬は例年並の積雪量になりそうだということです。

高松信金の女性係長が1800万円着服
高松市に本店を置く高松信用金庫の女性係長が、顧客の出資配当金など約1800万円を着服していたことが分かりました。着服していたのは、高松信用金庫の41歳の女性係長です。この係長は、本店総務部に勤務していた2004年8月から3年3カ月にわたって、顧客から出資配当金の支払い請求があったように装って、約1800万円を引き出し着服していたものです。係長は配当金が未払いとなっている顧客を選び、届け出印を偽造していました。今年10月の抜き打ち検査で明らかになったもので、着服した金はブランド品の支払いにあてていたと言うことです。高松信金はこの係長を懲戒解雇し、警察に告訴しました。高松信金は今年2月、支店長代理が約1800万円着服したとして、四国財務局から業務改善命令を受けたばかりでした。

JR観音寺駅で駅員が寝坊し窓口開かず
14日朝、観音寺市のJR予讃線観音寺駅で、駅員が寝過ごして切符を販売する窓口が開かないというトラブルがありました。トラブルがあったのは、観音寺市のJR予讃線の観音寺駅です。JR四国によりますと、14日午前5時ごろから1時間余り、切符を販売する窓口が開きませんでした。通常は男性の駅員1人が窓口勤務をする体制となっていますが、13日から泊まり勤務だった51歳の男性駅員が、午前4時ごろにいったん起床して清掃などの準備をしたあと、駅の事務室で再び寝てしまったと言うことです。午前6時過ぎに、別の駅員が出勤して駅員が寝ていることに気付きました。この間、11人の乗客が観音寺駅を利用しましたが、自動発券機で対応したため、切符の販売や列車への影響は無かったと言うことです。

高梁川冬渇水で企業に節水呼びかけ
冬渇水に伴い、今月20日から岡山県西部を流れる高梁川水系で、第1次取水制限が始まるのを前に、工業用水を取水している周辺企業に節水を呼びかけました。説明会には、高梁川の水を使用している24の企業が参加し、岡山県から、降水量が平年を大幅に下回っていることや、今月20日正午から工業用水を5%カットする取水制限が始まることが説明されました。高梁川水系にある6つの主要ダムの平均貯水率は、14日午前9時現在で、45・5%と平年より30ポイント以上減っています。このまま雨が降らなかった場合、過去に異常渇水と言われた1994年度や、2002年度の貯水量を下回る可能性も出てきています。

岡山県公立高校第1次進学希望調査
岡山県内の中学3年生を対象にした、1回目の進学希望調査の結果がまとまりました。来年春に卒業見込みの岡山県内の中学3年生は1万8869人で、このうち98.5%にあたる1万8590人が高校などへの進学を希望しています。高校の県立全日制の平均競争率は1.20倍で、去年より0.01ポイント下回っています。主な高校の競争率は、いずれも普通科で岡山朝日が1.16倍、岡山操山が1.12倍、岡山大安寺が1.59倍などとなっています。競争率が2倍を超えるのは、岡山工業機械科で2・48倍など、6校6科となっています。また、今年から岡山一宮など、普通科と理数科がある学校では、2つの科をまとめて募集するくくり募集が始まりました。次回の進学希望調査の結果は来月25日に発表されます。

丸亀市で事故1人重体
14日朝、丸亀市の国道で軽ワゴン車と乗用車が衝突する事故があり、1人が重体となっています。事故があったのは、丸亀市綾歌町の国道32号線です。14日午前7時20分ごろ、交差点を右折しようとした軽ワゴン車と、直進してきた乗用車が衝突しました。この事故で、軽ワゴン車を運転していた近くの無職宮武久三さん(84)が、全身を強く打って意識不明の重体となっている他、一緒に乗っていた宮武さんの妻ソエ子さん(82)と、孫で18歳の女子高生が軽傷となっています。現場は、信号機のある交差点で、見通しも良いことから、警察では、なぜ2台の車が衝突したのかなど、詳しい事故の原因について調べています。

交通事故防止キャンペーン
交通量の増加などで高速道路での事故が多発傾向にある年末年始を前に、岡山市で警察などがドライバーに交通事故防止を呼びかけました。キャンペーンは、山陽自動車道下り線の吉備サービスエリアで行われ、高速道路交通警察隊など約20人が参加しました。参加者はドライバーに「運転に気をつけて安全と安心を持ち帰りましょう」とチラシや餅などを配り事故防止を呼びかけました。岡山県警によりますと、昨年度の年末年始は、天候不良や高速道路が凍結するなどの理由で事故が多発しました。警察では、年末年始は交通量が増加し事故が起きる可能性が高くなることから、法定速度を守ることや車間距離をしっかりとるなどして、事故防止に努めて欲しいと話しています。

高松高校で恒例の第九合唱会
高松市の師走の風物詩となった第九の大合唱が、高松高校で行われ、生徒や地域の人など約2000人が参加しました。この大合唱は、生徒が連帯感を持って何かを成し遂げる機会を作ろうと、20年前に始まりました。参加した生徒たちは、見事なハーモニーを披露し、歓喜の歌声が学舎に響き渡りました。

市長の給与6割削減
職員の不祥事を受けて、井原市の滝本豊文市長の来年1月分の給与が、60%カットされることが決まりました。滝本市長は、去年11月以降、選挙公約に掲げていた行財政改革達成までの給与の10%カットを続けていましたが、井原市民病院の元・嘱託職員が、病院の金庫から多額の現金を盗んだ問題を受けて、更に、50%カットを申し出ていたものです。14日の市議会で、その条例案が全会一致で可決されました。給与の60%カットは過去に例がなく、滝本市長は、「職員一丸となって、市民の信頼回復に努めたい」と話しました。