2007年12月14日 19時2分更新
呉市の12月定例市議会は、14日、最終日を迎え、危機的な状況にある市の財政の建て直しに向けて、職員の給与の削減や組織の再編成を行う条例の改正案などを可決して閉会しました。
本会議では、34の議案が可決されました。
このうち危機的な状況にある市の財政の建て直しに向けて、市長などの特別職を含むすべての職員の給与と退職金を削減する条例の改正案と東京事務所の閉鎖など、組織の再編成を行う条例の改正案が原案通り可決されました。
また開業以来、多くの人が訪れ、新たな観光スポットとなっている呉市の海事歴史科学館・大和ミュージアムの業務の一部を来年4月から印刷会社大手の「凸版印刷」を中心とする企業グループに委託する議案も原案通り可決されました。
本会議では最後に医師不足のため、市内の3つの拠点病院にある産婦人科が、来年4月から2つの病院に集約されることを受けて、国に医師不足を解消し、安心できる医療体制の構築を求める意見書が採択されました。