2003年8月13日 | |
カリフォルニア州 テハチャピ その9 テハチャピ・ループ | |
テハチャピの風車を見に行った時に、マイケルさんに教えてもらった、オススメ観光スポットが、『テハチャピ・ループ』。 これは、19世紀にカリフォルニアの中央部でとれた農産物を南部(ロサンゼルス)へ運ぶために作られた鉄道が、ベーカーズフィールドとモハベ間の険しい山岳地帯を越えるために、当時の科学技術の粋を結集して完成されたループです。 標高150mのべーカーズフィールドから、標高1200mのテハチャピまで一気に駆け上るために、このような画期的な方法が考え出されました。 |
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上の写真の小山をぐるっと囲むように直径約360mの円を描いて線路が見えました。しばらくすると、上の写真の白い丸のトンネルの出口から列車が出てきました。 反時計回りに、小山のまわりを一周してトンネルの上を越え右の方向へ進んでいきますが、まだまだトンネルからは次々に貨車が出てきます。よく見ると、先頭に機関車2両、中間部にも機関車が2両。先頭のは、6000馬力だとか。 |
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このように列車がとぐろを巻いている状態が数分間続きます。長いのは、なんと100両以上もあるとか。日本でも急勾配を登るために、スイッチバック(箱根登山鉄道、肥薩線等)やループ(北陸本線、上越線、肥薩線等)が使われていますが、こんなにすごい光景は見たことがありません。 鉄道の歴史としては世界的に有名ですが、同じカリフォルニア州に住んでいても、見たことがない人も多いそうです。 テハチャピのウィンドファームを見に行く機会があれば、是非このテハチャピ・ループもお忘れなく! |