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【ベトナム・インドシナ】二輪ヘルメット、あす完全義務化

12月14日8時0分配信 NNA


 あす15日から全国一斉に、すべての道路でバイク乗車時のヘルメット着用が義務付けられるのに伴い、当局は違反の取り締まりを厳格に行う方針を繰り返し発表している。大量の未着用者が現われて、規則が有名無実化するのを避けるためだ。13日付VNエクスプレスなどが報じた。

 グエン・タン・ズン首相は10日、各省庁や関連機関、地方当局に対して、着用への宣伝活動を強化するよう指示するとともに、公的機関の長に対しては、着用義務に違反した公務員への厳格な処分を求めた。
 
 公安省も例外のない取り締まりを強調。ホーチミン市公安(警察)はこのほど、15日以降、子供、新郎新婦、僧侶なども例外と認めず、狭い路地でも、すべてのバイク利用者にヘルメット着用を義務付けると発表した。
 
 違反者は1回当たり15万ドン(9.4米ドル)の罰金が科せられ、身分証明書などが一時預かり処分となるが、別の検問所で再度検挙された場合、罰金額は20万ドンに上がるという。同市では、夜間も取り締まりを徹底する。
 
 首都ハノイ市の警察も、市内85カ所に検問所を設置して取り締まる。交通警察約400人、機動隊100人近くなど、合計700人近くの警官を動員する。85カ所の特別検問体制は1月5日まで続けるという。
 
 一方で、未着用者が多数現れた場合、取り締まりで交通渋滞が発生するとの懸念も出ている。
 
 ■預け場所が問題化
 
 着用の完全義務化に伴い、各駐輪場でヘルメット置き場の問題が発生している。ヘルメットを預かるよう求められても対応できないケースや、預かり料として1,000〜2,000ドンを徴収する駐輪場、無料で預かるが紛失の責任は負えないとする駐輪場など、対応はさまざまだ。
 
 小売り大手のコープマートでは、駐輪場で対応できず、客にヘルメットをビニール袋に入れて封印し、店内に持ち込むことを許可している。1日700台近くのバイクを預かるホーチミン市ボーバンタン通りのオープンカレッジの駐輪場では、ヘルメット1個を500ドンで預かっている。
 
 ■粗悪品、依然横行
 
 ヘルメット需要が拡大する中、市場では粗悪なヘルメット横行の問題が続いている。科学技術省品質管理局は12日、基準に満たないヘルメットの割合は20%に上ることを明らかにした。粗悪品の多くは、中国などから品質検査を受けずに輸入されている。
 
 ベトナム消費者保護基準協会によれば、義務化実施日が近づくにつれて、安物のヘルメットを手に入れて急場をしのごうとする心理が働き、粗悪品が売れているという。
 
 ハノイ市場管理支局は10日、9月以降市内で押収した模倣品、粗悪品ヘルメット2,700個近くを、ローラー車でつぶして廃棄処分した。
 
 <ベトナム>

最終更新:12月14日8時0分

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