韓国中部の沖合およそ8キロの海上で、タンカーの衝突事故により原油およそ8000トンが流出した問題で、日本政府は、韓国に対して初めて国際緊急援助隊を派遣することを決めました。
「韓国の原油流出事故ですが、例のナホトカ号の1.7倍の量だということで、韓国政府の要請を受けて、人的面と物質面の両方で支援することを決めました」(高村正彦 外相)
高村外務大臣によりますと、具体的な援助として、油の除去について助言を行う専門家を6人を、国際緊急援助隊として韓国に15日、派遣します。また、油の吸着剤10トン、3000万円相当の物資も供与するということです。
援助を決めたのは、人道上の観点と友好協力の推進、海洋汚染の防止のためとしており、韓国に国際緊急援助隊が派遣されるのはこれが初めてです。(14日15:36)