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2007.12.14

上原、木佐貫投手がクリスマス会で交流

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 上原浩治投手と木佐貫洋投手が14日、神奈川県伊勢原市の東海大学医学部付属病院を訪れ、院内で開かれたクリスマス会で骨髄移植を受けた子供ら約15人と交流しました。2人が同病院を訪れるのは、昨年に次いで2回目です。

 同病院の院内学級で行われたクリスマス会には、すでに骨髄移植を受けて退院した子供数人も元気な姿を見せました。子供たちは、この日のために練習してきた「チムチムチェリー」「きよしこの夜」の2曲を棒状の打楽器「トーンチャイム」で演奏し、2選手は子供たちの演奏に真剣に耳を傾けていました。3曲目の「キラキラ星」からは、上原投手と木佐貫投手も「トーンチャイム」を振って演奏に参加したほか、「トーンチャイム」を鈴に持ち替えて、子供たちと一緒に「あわてんぼうのサンタクロース」を合唱しました。

 その後、同病院を退院した原田知美さん(13)が、アルトサックスの独奏を披露しまた。原田さんは、2選手が昨年訪問した際、手術を受けた直後だったため無菌室で面会していました。今年9月16日に、同病院に入院している子供ら25人で東京ドームを訪れ、木佐貫投手と再会を約束していました。「ミスター・ロンリー」など2曲を演奏し終えた原田さんは、「約束通りに会いにきてくれてうれしかった。今日はとても緊張してしまったけど、2選手からの激励を励みに、これから勉強や部活動を頑張りたい」と話していました。

 最後に上原投手がサンタクロースの衣装に、木佐貫投手がトナカイの着ぐるみに着替えて、子供たち一人ひとりにプレゼントやサイン入りのカードなどを手渡しました。上原投手は「今年は優勝できました。それは皆さんの声援のおかげです。去年ここに来て、優勝できたので、またここに来たことで、来年も優勝できると思っています。僕たちも頑張るので、みんなも頑張ってください」とあいさつしました。木佐貫投手は「元気になった子もいてうれしく思った。いいプレーをして、これからも元気を与えたい」と話していました。

 同病院に入院している水野貴明君(11)は「初めて会ったプロ野球選手の2人はとても大きかった。2人から元気をもらったので、早く退院して東京ドームに応援にいきたい」と笑顔を見せていました。

 巨人軍では2006年から骨髄移植を待つ人たちのため、骨髄を提供してくれる人の登録を促す運動を支援しています。原監督、上原投手らは率先して骨髄バンクに登録しています。同病院とは06年10月、上原投手がテレビ電話を通じて入院中の中学生らと会話したのをはじめ、昨年12月には2選手がクリスマス会に訪れました。今年7月には、同病院で骨髄移植を受けて回復した高校生が東京ドームで始球式に臨んだほか、9月には同病院に入院している子供ら25人をドームの試合観戦に招くなど、交流の輪が広がっています。