ニューヨーク――米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)を発行する新聞大手のダウ・ジョーンズ(DJ)社は13日、臨時株主総会を開催し、メディア王、ルパート・マードック氏が率いる米メディアグループ、ニューズ・コーポレーションによる買収を承認した。
株主の約6割が賛成した。買収総額は約56億ドル(約6300億円)。DJが約125年続けた独立経営に終止符が打たれた。
ニューズ社は今年5月に買収提案を発表。交渉には曲折があったが、8月末にDJ側と最終的に合意していた。DJの最高経営責任者(CEO)とWSJの発行人は退任し、後任はともにニューズ社から送り込まれる。