 | 誤診のまま手当て 患者死亡 大阪・貝塚市の市立貝塚病院によりますと、去年3月8日、全身のだるさを訴えた当時74歳の男性患者について、36歳の内科の男性医師が血液や心電図などの検査をしたうえで「急性肝機能障害」と診断しました。そして、入院させて水分や栄養分を補給する点滴などをしました。しかし、男性の容態は悪化し、翌9日に別の医師があらためて検査した結果、「急性心筋こうそく」と診断され、男性は、入院から2日後の10日に死亡しました。遺族の申し入れで病院が調査した結果、初めに診察した医師は、肝機能の数値が悪いのに気を取られ、心電図の異常を見落としていたことがわかりました。診断を誤ったために、当初、血管を広げて血流をよくするなどの心筋こうそくのための治療も行われませんでした。病院は診断ミスを認め、遺族に謝罪するとともに、慰謝料など2850万円を支払うことになりました。これについて市立貝塚病院の井口正典院長は「病院側に重大な過失があったもので、申し訳ありませんでした。二度とこのような事故が起きないよう万全を尽くしたい」と話しています。   | 12月14日 16時47分 |
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