欧州議会も慰安婦決議案採択、日本に謝罪と補償要求
【仏ストラスブール13日聯合】欧州連合(EU)の欧州議会は13日に本会議を開き、第2次大戦中の旧日本軍慰安婦問題に関連し、日本政府に公式謝罪と補償を求める決議案を採択した。採決では出席議員57人中、54人が賛成だった。
国際社会が旧日本軍の慰安婦決議案を採択したのは、7月の米下院、11月のオランダ下院とカナダ連邦下院に続き、これが4番目。
決議案は、第2次世界大戦当時、旧日本軍が20万人以上のアジア人女性を慰安婦として強制動員したことに対し、日本政府が公式に謝罪するとともに歴史的責任を認め補償を行うよう求めているほか、日本政府が慰安婦動員の事実を現在と未来の世代に教育すること、日本の議会が被害者への補償をはばむ障害物を取り除く措置を整えることも要求した。また、被害者補償は生存している被害者の年齢を考慮し、優先的に行わなければならないとしている。
議員らは、この決議案は日本政府に道徳的な責任を厳重に認めるよう求めるものだと話している。
欧州議会本会議=13日、ストラスブール(聯合) |