ドリコム退職にあたり [2007年12月13日(木)]
12月13日付けでドリコムを正式に退職することになりました。
思えばドリコムには2005年の3月からということで3年近く所属を
していたのですが、営業部の立ち上げの社員第一号として
入社をしました。ちょうどIPOの1年前です。
当時は、社員数というところでいうと13、4人で
東京オフィスには机が6個くらいしか並んでいないような状況で
ドアを開けたときはオフィスの狭さに驚きを隠せませんでした。
それに当時、開発案件を一手に引き受けていた現在取締役の新井さんが
寝泊まりをしていたテントがありました。ベンチャーを垣間見た瞬間です。
一方で、市場の追い風と、技術力の高さが評価され
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長をしているのを肌で感じました。
ドリコムでは、営業部の立ち上げから始まりました。
今現在あるドリコムキャリアサーチの立ち上げがメイン業務でした。
当時掲げていた、ブログ事業と検索エンジン事業の後者です。
順調に広告主を集めかけていたのですが、ブログの需要が想定以上に高まって
きたため、次第にブログ事業へとリソースがとられるようにもなり
当時10個程の商材があったのですが、それを全て取り扱うことになりました。
新規営業も既存顧客フォローも、テレアポからセミナー運営、マーケティング・広報、
新規事業立ち上げ(ドリコムWanted)と実に幅の広い経験を積ませて頂きました。
そして、それだけ会社を幅広く知っている+人材業界出身だったということで
ドリコム新卒採用立ち上げを任せて頂けることになりました。
2007年入社・ドリコム新卒一期生30名採用。
決して軽くはないミッション。
私はドリコムを本当に信じていました。
必ず世界に羽ばたく企業であり、日本のIT業界を牽引する会社になると思っていました。
新しいもの、面白いものを発明していく会社、そういう思想に心から共感していました。
だから、心底ドリコムの未来を担うであろう人材の採用に本気になりました。
就職難関企業の内定を辞退してドリコムに夢を見て入社を決意してくれた
ポテンシャルのある学生たち。新卒30人が4月1日の入社式に揃った時は
本当に涙が出るほど嬉しかったです。
しかし、その後もドリコムの業績は悪化。
投資事業が伸びず、入社をしてきた彼らには本当に辛く厳しい思いをさせてしまう結果になりました。
それに追い打ちをかけるようなことも重なりました。
夢とは程遠い現実と不信感。
そんな中でも彼らは歯をくいしばって頑張っています。
未来を見るために努力をし、開拓をしている人もいます。
もちろん、その逆で悩み苦しみ外に可能性を求める人もいます。
9月30日の最終出社日のあと、私は彼らのためにできる限りの時間を費やしてきました。
ドリコム社員、新卒、内定者。
自分にできることは何なのか。やれることは何でもやろうと思いました。
一緒に今後のキャリアを考えたり、他社の人事に面接のお願いをしたり。
お話を聞いて頂き、殆どの企業にご協力を頂くことができました。
人事の方々には心より感謝をしております。
本当にありがとうございました。
8月頃から、私は採用の責任の重さを実感すると共に、一採用担当者の歯がゆさを
感じてきました。学生のためにできること、最高の成長の場所を提供することを念頭に置いて
ここまでやってきました。何かあったときに採用側では事業をどうこうする
ことはできないということの歯がゆさはこの上ないものがありました。
これまでのドリコムでのこと、今回のこと、全てを通して私は実感したことがあります。
本当に私を成長させてくれたドリコムには心から感謝をしていますが、
敢えてこれだけは言わせて頂きたいと思います。
私が実感したこと、それは、
「人を大切にできないトップは頭から会社を腐らす」ということです。
業績が悪くても、悪くなってしまったものは仕方がないと思います。
株主にも従業員にも迷惑をかけることになりますが、時にそうなって
しまうことも避けられない状況はあるはずです。
そこで社員が苦境を乗り越えていくか否かはトップが社員に対して
愛情を持てているかどうかだということを実感しました。
「誰のための会社なのか」「誰がいるから会社は成り立つのか」
そこをきちんと理解しなければならないはずです。
業績が悪くても、この経営陣のためなら命をかけて本気になって
上をむこうと思えるかどうかは、まさにその愛情なのだと思います。
親と子の関係に近いかもしれません。
私は今後、ドリコムで学んだ様々なことを活かし、少しでも多くの人の役に立てるように
生きていきたいと思います。
軸としてはやはり「人材」で、採用と育成の領域で頑張ろうと思っています。
これまで関わった人、これから関わる人に、評価され信頼してもらえる人間になれるよう邁進するつもりです。
色々とご迷惑をおかけ致しましたが、少しでも社会に役立てるよう全力で頑張ろうと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
思えばドリコムには2005年の3月からということで3年近く所属を
していたのですが、営業部の立ち上げの社員第一号として
入社をしました。ちょうどIPOの1年前です。
当時は、社員数というところでいうと13、4人で
東京オフィスには机が6個くらいしか並んでいないような状況で
ドアを開けたときはオフィスの狭さに驚きを隠せませんでした。
それに当時、開発案件を一手に引き受けていた現在取締役の新井さんが
寝泊まりをしていたテントがありました。ベンチャーを垣間見た瞬間です。
一方で、市場の追い風と、技術力の高さが評価され
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長をしているのを肌で感じました。
ドリコムでは、営業部の立ち上げから始まりました。
今現在あるドリコムキャリアサーチの立ち上げがメイン業務でした。
当時掲げていた、ブログ事業と検索エンジン事業の後者です。
順調に広告主を集めかけていたのですが、ブログの需要が想定以上に高まって
きたため、次第にブログ事業へとリソースがとられるようにもなり
当時10個程の商材があったのですが、それを全て取り扱うことになりました。
新規営業も既存顧客フォローも、テレアポからセミナー運営、マーケティング・広報、
新規事業立ち上げ(ドリコムWanted)と実に幅の広い経験を積ませて頂きました。
そして、それだけ会社を幅広く知っている+人材業界出身だったということで
ドリコム新卒採用立ち上げを任せて頂けることになりました。
2007年入社・ドリコム新卒一期生30名採用。
決して軽くはないミッション。
私はドリコムを本当に信じていました。
必ず世界に羽ばたく企業であり、日本のIT業界を牽引する会社になると思っていました。
新しいもの、面白いものを発明していく会社、そういう思想に心から共感していました。
だから、心底ドリコムの未来を担うであろう人材の採用に本気になりました。
就職難関企業の内定を辞退してドリコムに夢を見て入社を決意してくれた
ポテンシャルのある学生たち。新卒30人が4月1日の入社式に揃った時は
本当に涙が出るほど嬉しかったです。
しかし、その後もドリコムの業績は悪化。
投資事業が伸びず、入社をしてきた彼らには本当に辛く厳しい思いをさせてしまう結果になりました。
それに追い打ちをかけるようなことも重なりました。
夢とは程遠い現実と不信感。
そんな中でも彼らは歯をくいしばって頑張っています。
未来を見るために努力をし、開拓をしている人もいます。
もちろん、その逆で悩み苦しみ外に可能性を求める人もいます。
9月30日の最終出社日のあと、私は彼らのためにできる限りの時間を費やしてきました。
ドリコム社員、新卒、内定者。
自分にできることは何なのか。やれることは何でもやろうと思いました。
一緒に今後のキャリアを考えたり、他社の人事に面接のお願いをしたり。
お話を聞いて頂き、殆どの企業にご協力を頂くことができました。
人事の方々には心より感謝をしております。
本当にありがとうございました。
8月頃から、私は採用の責任の重さを実感すると共に、一採用担当者の歯がゆさを
感じてきました。学生のためにできること、最高の成長の場所を提供することを念頭に置いて
ここまでやってきました。何かあったときに採用側では事業をどうこうする
ことはできないということの歯がゆさはこの上ないものがありました。
これまでのドリコムでのこと、今回のこと、全てを通して私は実感したことがあります。
本当に私を成長させてくれたドリコムには心から感謝をしていますが、
敢えてこれだけは言わせて頂きたいと思います。
私が実感したこと、それは、
「人を大切にできないトップは頭から会社を腐らす」ということです。
業績が悪くても、悪くなってしまったものは仕方がないと思います。
株主にも従業員にも迷惑をかけることになりますが、時にそうなって
しまうことも避けられない状況はあるはずです。
そこで社員が苦境を乗り越えていくか否かはトップが社員に対して
愛情を持てているかどうかだということを実感しました。
「誰のための会社なのか」「誰がいるから会社は成り立つのか」
そこをきちんと理解しなければならないはずです。
業績が悪くても、この経営陣のためなら命をかけて本気になって
上をむこうと思えるかどうかは、まさにその愛情なのだと思います。
親と子の関係に近いかもしれません。
私は今後、ドリコムで学んだ様々なことを活かし、少しでも多くの人の役に立てるように
生きていきたいと思います。
軸としてはやはり「人材」で、採用と育成の領域で頑張ろうと思っています。
これまで関わった人、これから関わる人に、評価され信頼してもらえる人間になれるよう邁進するつもりです。
色々とご迷惑をおかけ致しましたが、少しでも社会に役立てるよう全力で頑張ろうと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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在職中は大変なことも多かったと思いますが、加藤さんの対応ぶりには感心しておりました。
今後のご活躍に期待しております。