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部屋を真っ二つで保温効果抜群!

石油に頼りすぎない生活はいかがですか

花嶋 真次(2007-12-14 10:30)
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 高騰を続ける原油価格。それに伴い物価も上昇し、私たちの生活を圧迫している。「灯油が高い」「ガソリンが高い」などという声も、あちこちから聞かれるようになった。

 今に始まったことではないが、やはりこの価格上昇は正直痛い。ガソリン価格の上昇は、車を乗るのに影響が見られ、灯油価格が上がれば、ヒーターを使う頻度を考える。

 車については、自転車や徒歩、または公共の乗り物を利用すればいいだけのことであり(個人レベルの場合)、車を乗り控えられればいい。最近の私は、自転車での行動が多くなっている。そのおかげなのか、どこか健康体でいられている感じがする。

 だが灯油価格が上がると、こちらはもろに生活に影響が出てくる。これから本格的に冬を迎えるにあたり、暖かいストーブが必要になってくる。まして寒がりの私にとって、ストーブはなくてはならないものだ。毎日毛布をくるまっているわけにもいかないので、どこかで工夫しなければこれからの時期は本当につらい。きっと、私だけではないはずだ。

 では、どうするべきか。

たったこれだけですが、効果バッチリです(撮影:花嶋真次)
 私は画期的なアイデアを思いついてしまった。皆さんにご紹介しよう。これでぽっかぽかな冬、間違いなしだ。

  ◇

 ここにある数字がある。「プラス2.8度」「6210円」。これが何の数字だがお分かりになる方はいるだろうか? これは、部屋の温度を保つために行われたある実験の結果である。

 一般的なLDKを思い浮かべていただこう。基本的にLDKは、そこそこの広さがある。私の場合は、14畳ほどだ。これをすべて暖めるためにストーブに点火。ストーブの種類にもよるが、朝も晩も暖め続けると、石油が見る見る減っていくのが分かる。ここ最近は特に寒いので、つける時間もやはり長くなる。部屋の広さにもよって変わってくるだろうが、広ければ広いほど、石油の消費はやはり高くなる。

 「どうにかして、これが半分くらいの消費量にならないものか……」。そう思った私は、あることを思いついた。「部屋を真っ二つにしてみよう」

 言うまでもないが、チェーンソーなどで切ってしまうわけではない。用意するものは、カーテンとそれをつるすためのレールのみ。カーテンは生地にもよって変わってくるが、暖かさをより求めるならそれなりの生地を選ぼう。私の場合、カーテンレール:1980円、カーテン:4230円、計6210円である。

 早速、LDKを2つに分けてみる。テレビの位置などもあり、完全に半分とはいかないが、およそ半分にする。後はかんたん。カーテンレールとカーテンを取りつける。これで、部屋を2つに区切ることができた。ちなみに、私は白いカーテンを購入。すると、病院のような雰囲気になってしまった。選択を誤ってしまったのが明らかである。

 さて、ここから実験。部屋を分けた状態・分けない状態での温度は、どのようになるのか。午後9時に暖めて1時間後の室温を測る、という実験を開始。12日分の統計をまとめてみた。すると、驚く数字が上がったのである(表1)。

 ストーブをたいて1時間後。部屋を区切らない状態で測ると、室温は24度前後。従来はこれで過ごしてきた。そして、これでも「暖かい」と思っていた。ところが、実験をした後はどうか。結論から言うと、ビックリする数字を見ることができた。

 26.8度。プラス2.8度である(表2)。

 この結果、私の狙い通りになる。ストーブをつける時間を減らすことができたのだ。これで温かい鍋でも食べると、ストーブが本当にいらなくなる。30分前後で見る見る部屋が暖まってくるのだ。つまりは、30分はストーブをたき、残りの30分は消す、ということになる。つまり、灯油の節約に成功した、ということだ。

 実際に、灯油の補給回数が減った。してやったり! である。カーテンに投資した「6210円」という数字をどうとらえるかだが、今の灯油価格を見れば、すぐにでも元は取れそうな勢いである。

 ただ私の場合、カーテンの値段を少々けちってしまったので、保温効果はそんなに大きくないかもしれない。もう少し厚手の生地にすればもっと効果はあるだろう。

 もちろん、これはLDKでなくても構わない。6畳の部屋を真っ二つにしても構わない。次は別の部屋でやってみよう、と計画をしている。

  ◇

 知恵とちょっとした工夫で、冬の過ごし方が変わってくる。今や、この「カーテンセット」のおかげで、灯油価格をそんなに気にすることはない。その上、こういうことを試してみて、とても楽しかった。「楽しく節約」。まるで一石二鳥だ。皆さんもいかがだろうか。

 今回の実験は、私が仕事を終えて帰宅し、夕ご飯を食べてから行った。仕事終わりで疲れていて、おなかいっぱいで、さらにストーブでぽかぽか……。これで眠くならないはずがない。おかげで実験は、睡魔との戦いにもなったことも付け加えておこう。
このカーテンの向こうに患者さんが……いるように見えませんか?(撮影:花嶋真次)
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