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12/13-12:50--タクシー値上げ　「営業所ごと」許可　倉敷地区の申請２件のみ

　１７日のタクシー運賃値上げ解禁を控え、倉敷地区内で値上げと据え置きのタクシーが混在する恐れがある問題で、中国運輸局は、１１日付で営業所ごとの値上げ申請を特別に許可した。しかし、同地区内での値上げ申請の動きは鈍く、同局などは今後の動向に気をもんでいる。 　これまで同局では、同一事業者の隣接地域間での異なる運賃設定は、利用者の混乱を招く理由などから認めていなかった。 　今回の値上げ認可を前に、岡山市内に本社を置く複数の大手タクシー会社が、同市内の料金不均一を避けるため、７日に値上げ申請を取り下げ。倉敷地区に営業所を持つ事業者の運賃も自動的に据え置きとなった。 　利用者とのトラブルを避けるなどの理由で、１１日、県タクシー協会が業界の�狒躇姚瓩箸靴篤知磴鯒Г瓩詬徊晶颪鯑蔚匹膨鷭弌Ｆ蔚匹脇影�中に協会あてに認める通知をした。 　しかし、申請取り下げ組のうち１２日までに申請したのは下電タクシーの倉敷、児島２営業所のみ。未申請組の新中国交通など３社も動きがない。 　両備グループ２社は「利用者の混乱は避けたいのだが、営業所ごとの賃金格差が出ると乗務員の不利益にもつながる」と説明。平和タクシーも「岡山と倉敷を行き来する固定客に対し、同じ会社の車で料金が違うのは悪印象を与える」として、３社とも同地区の値上げを現時点で見送る考えを示している。 　このまま１４日までに他社の申請がない場合、１７日から倉敷地区を走るタクシーのうち、６割が小型初乗り１・５キロで６１０円（５０円値上げ）、４割が同５６０円（据え置き）となる。

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