2007年 12月 13日
坂出死体遺棄・姉妹は犯行から2日後に…
坂出市の死体遺棄事件で新事実です。逮捕された男は、殺害した幼い姉妹を坂出港の遺棄現場に一旦放置し、犯行から2日後に穴を掘って埋めていたことが明らかになりました。黒いジャンパーのフードをかぶったまま、うつむき加減で高松地裁の法廷に現れた川崎政則容疑者61歳。川崎容疑者は先月、山下茜ちゃん5歳と彩菜ちゃん3歳、祖母の三浦啓子さん58歳を坂出港に遺棄した疑いで逮捕されました。13日高松地裁で開かれた裁判は、川崎容疑者が身柄を拘束されている理由を聞くために開かれたものです。この中で川崎容疑者は、3人の遺体を遺棄した状況について、三浦さんの遺体は事前に掘った穴に埋めたものの、姉妹の遺体については夜が明けたためその場に一旦放置し、2日後に新たな穴を掘って埋めたと説明しました。そして、犯行の動機について三浦さんに頼まれた借金で憎しみが募り、病に伏せた妻が「敵をとってくれ」とつぶやき死亡したことで殺害を決意したと明らかにしました。そのうえで弁護側は、容疑者の責任能力に疑問があるとして、身柄の拘束を取り消し精神鑑定を行うべきと主張しました。川崎容疑者の拘置期限は今月18日までで、県警は川崎容疑者を殺人の疑いで再逮捕する方針です。

インフルエンザで小学3年生死亡
全国的にインフルエンザが流行していますが、今月6日、倉敷市の小学3年生の男の子が、インフルエンザが原因で死亡していた事がわかりました。倉敷市保健所などによりますと、死亡したのは、倉敷市内の小学校に通う3年生の8歳の男の子です。男の子は、インフルエンザの合併症で脳症を発症し、市内の病院に運ばれましたが、多臓器不全となり今月6日に死亡したということです。男の子の通う小学校で集団感染は発生していませんでした。インフルエンザ脳症は、主に乳幼児がかかり、けいれんや意識障害を引き起こします。倉敷市では、1つの医療機関あたりのインフルエンザ患者数が、岡山県全体の平均の3倍と突出していて、保健所では、うがいや手洗いに加え、異常があった場合、早めに医師に相談する事を呼びかけています。

原油価格高騰で運賃値上げを要請
原油価格の高騰が続く中、トラックや海運業界を管轄する中国運輸局が、岡山県商工会議所連合会を訪れ、運賃の値上げなどについて理解と協力を求めました。県商工会連合会を訪れたのは、中国運輸局の石津緒局長など3人で、岡崎彬会長に要請書を手渡しました。要請書では、原油価格の高騰でトラックや海運業界などが、厳しい経営を強いられる中、商工会に加盟する荷主などに対して、適切な運賃設定への理解と協力を求めています。原油価格は今後も高い水準で推移することが予想され、中国運輸局はこうした要請を通じて、運輸業界の負担を減らしたいと話しています。

赤磐市で公用車からガソリン抜かれる
今月10日、赤磐市で、公用車からガソリンが抜き取られていたことがわかりました。ガソリンが抜き取られていたのは、赤磐市の赤坂支所が所有する軽トラックです。今月10日午前6時50分ごろ、出勤してきた職員が、トラックの給油口のキャップがこじ開けられ、ガソリン約15リットル2400円相当が抜き取られているのを発見しました。赤磐市役所では、その日の内に警察に被害届を提出しました。警察では窃盗事件として捜査しています。赤磐市役所では、ガソリン価格の高騰に伴い同様の事件が起きる可能性があるとして、今後、見回りを強化するなどして公用車の管理を徹底することにしています

香川県議会・議員定数4人削減へ
香川県議会の議会改革検討委員会は、議員定数を4人減らすことを決めました。13日の会議では、議員定数を現在の45人から4人削減し、41人とすることが決まりました。削減の内訳は、高松市選挙区が2人、三豊市選挙区とさぬき市選挙区がそれぞれ1人となっていて、人口比率などから決定したということです。また、議員1人あたり月に30万円支給される政務調査費に関して、1万円を超える支出には領収書の添付を義務付けることなども決まりました。1万円以下の領収書についても、議員個人の責任で保管するよう求めます。今回の改正案は、来年の2月定例香川県議会に提出される予定です。

倉敷市で車両火災、不審火か
13日午前1時半ごろ、倉敷市片島町の高梁川河川敷で、乗用車1台を全焼する火事がありました。ケガをした人はいませんでした。車の持ち主は倉敷市の24歳の男性で、12日午後10時ごろ、河川敷に車を置きその場を離れたということです。車のタイヤ4本が無くなっていた他、付近に火の気がないことから、警察が不審火の可能性があるとみて調べを進めています。

スキー場オープン
いよいよスキーシーズンの到来です。岡山県内のトップを切って、新見市にあるいぶきの里スキー場がオープンしました。いぶきの里スキー場にある全長400メートルの初級者コースは、造雪機で人工の雪を降らせたため、60センチの積雪となりました。13日は時折晴れ間が見られたものの、小雨が降るあいにくの天気となりましたが、県内外から約100人のスキーヤーやスノーボーダーたちが訪れ、雪の初感触を楽しんでいました。いぶきの里スキー場では、来年3月中旬までに5万人の来場を見込んでいます。

大しめ縄奉納
新年を迎えるのを前に倉敷市の阿智神社で、大しめ縄の張替えが行われました。朝から神職や氏子など約30人が集まり、大しめ縄をなう作業が行われました。完成したのは、長さ5b重さ150`の大しめ縄で、来年も喜びに満ちた年でありますようにという願いを込めながら、氏子などが拝殿に取り付けました。本殿のしめ縄も取り替えられ、迎春準備が整いました。

11カ国から3000冊!世界の絵本展
世界11カ国から約3000冊の絵本を集めた展示会が、岡山市で開かれています。会場には、アジアやアメリカ、ヨーロッパなど、11カ国から約3000冊の絵本が集まりました。この絵本展は、クリスマスを前に世界中で親しまれている絵本を読んで、その温かさを感じてもらおうと毎年開かれているものです。「しかけ絵本」は年々レベルアップしており、飛び出した家から、さらに人が出てくるという複雑な仕組みになっているものもあります。また、絵本を開くと5角形に広がり、天井からつるすオブジェに様変わりするタイプもあります。世界の絵本展は、今月25日まで、岡山市の丸善岡山シンフォニービル店で開かれています。