3分LifeHacking:待ち合わせの時間に15分早く着いてしまった……。遅刻するのは論外。余裕を持って到着しようとすると、予想外に早く着いてしまい、「この空き時間をどう使おう?」と困ってしまうことがたびたびある。こんな時に、時間をどう使うか。
●実践勉強系
・本を読む、音楽を聴く
・音楽プレーヤーで英語の勉強
・携帯サイトでニュースを見る
・読んでいる本の内容を手帳に書き写す
・地図を覚える
まずは非常にオーソドックスなのが「本を読む」「音楽を聴く」(Biz.IDお勧めの書評からピックアップしてみよう)。そして「音楽プレーヤーで英語の勉強」。読みかけの本をいつも持っていたり、音楽プレーヤーを持ち歩いている必要があるという難点はあるが、みんな普通に実践している方法だろう。
変わったところでお勧めなのは、今読んでいる本の内容を手帳などに書き写すこと。重要なポイントだと思うところを書き写すだけで記憶に残るものだし、本全体をサマライズする力も身につく。
外回りが多い人に聞くと案外実践しているのが、地図を覚えるという行為。「日比谷から新宿に行くにはどういう乗り継ぎが最短か」「綾瀬ってどこ?」というような、移動ルートや地名の位置感覚を磨くのだ。紙の地図を持っていなくても、ケータイの「NAVITIME」などのサービスを使うのもいい
●観察系
・人間観察──流行っているアイテム、服
・周りの広告を見る──どんなものに需要がある?
・走っている車を見る
ウォークマンやiPod普及の懸念として、どこにいてもプライベートスペースにこもってしまう──と言われることがある。自分が選んだ心地よいものだけを目や耳にするのもいいが、たまには外の状況にしっかり目を向けてみると面白い。
人間観察ではアイテムや服に注目する以外にも、満員電車で「次に席を立つ人は誰か見定める」というのは観察力アップにオススメのようだ。広告は一歩引いた立場で、どんな業種や企業が熱心に広告を出しているのか確認して、勢いのある業界を探ったり、頭に残った広告のキャッチをチェックするといった見方をしてみよう。
走っている車は、「どんな色が多い?」「セダンかワゴンかミニバンか?」「ハイブリッドカーは何台に1台くらい?」「県外のナンバーは何割くらいある?」といったテーマを持って眺めると、意外なことに気づくだろう。
●整理系
・名刺の整理
・財布の中身の整理
・交通費精算用メモ作成
普段、わざわざ時間を取ってやらないことを済ますのに、小刻みな空き時間は最適だ。例えば名刺を整理して、必要があれば携帯に登録したり、財布の中身を見直して不要なレシートなどを処分したり。ついでに交通費精算用のメモを付けてしまうのもいい。
●ケータイ系
・ケータイの電話帳の整理
・ケータイの利用料金を確認して、通話プランを見直してみる
・身だしなみのチェック
・疎遠な人に電話してみる
・疎遠な人にメールしてみる
ケータイを取り出したらゲームを始めるのではなく、電話帳を整理して、連絡を取らない人を消したり、グループ分けの登録などを行うのも生産的だ。ケータイの利用料金をサイトで確認して、来月の通話プランを調整するなんてことも10分あれば行える。
アポイント前の空き時間なら、身だしなみのチェックをしておくのも重要。鏡がないなら、ケータイのカメラで自分撮りをする──なんて方法もある。
電話帳を眺めながら、「しばらく連絡を取っていないなぁ」という人に、近況の連絡をしてみるのもいい。「用もないのに電話なんて……」という人は、ちょっとメールをしてみる。それだけでも交友関係のリテンションに役立つだろう。
●思考系
・瞑想してみる
・GWの予定を考える
・今週の課題を考えてみる
・何か1つ、アイデアを考えてみる
重要なミーティング前なら、瞑想をするのもいい。ヨガでいうプラナヤマ呼吸法などを、覚えておいて実践してみる。
先送りになりがちなToDo──例えば半年先のゴールデンウィークの予定を考える、のもいいだろう。未来に想いを馳せることで、現在の忙しさを5分だけ忘却してみよう。
中期的に考えておかなくてはいけない課題を常に意識しておき、こんな空き時間にふと思い出して考えてみるのもいい。根を詰めて考えるよりも、常に意識の奥底に置いておき、たまに意識的に考えるようにすることが、考えるときには重要だといわれている。また、「アイデアマラソン手帳」のように、「この5分でアイデアを1つ思いつく!」と決めて実行するのも良い方法だ。
・こういうときにやっておきたいリストを作っておいて実行する
最後に、次にやってくる空き時間のために、何をしたらいいか、自分でリストを作っておこう。ここまでに挙げたものでもいいし、自分ならではのリストを考えるでもいい。もし、ほかの人たちにも使えそうな空き時間の使い方があったら、ぜひ編集部まで送ってほしい。
時間の使い方を改めて問い直す──『プロフェッショナルの条件』
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