2007年12月14日 1時19分更新
おととしから医師が不在だった県立の宮古病院と八重山病院の脳神経外科に来年の早い時期から医師が、配置される見通しになりました。
宮古島市にある県立宮古病院と石垣市にある県立八重山病院の脳神経外科では、それぞれ、県外の大学病院から派遣されていた医師が引きあげたことなどからおととし8月から常勤の医師が不在となっています。
このため、宮古病院では外来診療について、沖縄本島の県立病院から応援を受けて行っているほか、手術が必要な場合は患者を本島の県立病院などに搬送して対応しています。
また、八重山地方では民間の診療所で脳神経外科の治療を対応しています。
13日開かれた県議会の文教厚生委員会で県の病院事業局は宮古病院では来年2月から、八重山病院では来年1月からそれぞれの脳神経外科に医師が1人ずつ配置される見通しを明らかにしました。
2人の医師は県立病院の医師の紹介などを通して今回配置される予定になったということで、県病院事業局は「産婦人科や脳神経外科はまだ医師が不足しているので今後も働きたいと思えるような条件づくりをして医師を確保していきたい」と話しています。