病院の待合室にいるといかに患者が多いか分かる。それも高齢者が大部分を占める。これではお医者さんが不足するのも当たり前と納得したりする。断っておくが、この場合は都会のいわゆる総合病院である。
人口十万人当たりの医師数を都道府県別にみる。東京都は二六四・二人、石川県は二三八・八人、愛知県は一七四・九人、静岡県は一六八・五人(平成19年版「厚生労働白書」)。ずいぶん地域差があると知る。
とにかくお医者さんの数が足りない。診療報酬改定も大事だろうが同時に現場への手早い対策を忘れてはなるまい。今も産科や小児科がピンチの地方がある。それに今年のインフルエンザは手ごわそうである。
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