広島共立病院(広島市安佐南区)が今月、医師とソーシャルワーカーが連携して臨時に開設した「原爆症外来」で受診を希望する被爆者が予想以上に多いため、病院は予定を変更し、急きょ13日も開いた。原爆症認定基準の見直しの動きで、認定などに関心が高まっていることが背景にあるとみられる。今後も週1回のペースで継続する方針。
「原爆症外来」は青木克明院長の発案。当初、1日5人程度を念頭に今月5、12の両日だけの開設予定だったが、希望を募ったところ19人の申し込みがあり、13日も追加で開いた。青木院長は「できる限り希望に応じ、病状を診ながら対応したい」と話している。予約が必要。相談室=電話082(879)6672。
【写真説明】診察した被爆者について対応を話し合う青木院長(左)とソーシャルワーカー(12日)
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