2007年12月12日 19時10分更新
医師不足が深刻な問題となる中、県内でも4つある県立病院のすべてで医師の数が定員に達していないことが明らかになりました。
これは12日に開かれた県議会の健康福祉常任委員会で明らかになったものです。
県内の県立病院では、太田市にあるがんセンターの婦人科が、今年10月から休止になるなど地域の中核病院も含めて医師不足が深刻になっていることから、委員会で議員が県立病院の医師不足の現状について質しました。
これに対して県立病院を管理する病院局は、県内にある4つの県立病院では▼がんセンターと▼渋川市の小児医療センターで6人、▼前橋市の心臓血管センターで4人、▼伊勢崎市の精神医療センターで2人、それぞれ定員に対して医師が足りないことを明らかにしました。
これについて県病院局では、「医師の数が足りないことは当然、診療にも影響があるわけで、医療レベルを保つためにも医師の確保に全力を尽くしていきたい」と話しています。