放射線の実験に見入る子どもたち

放射線の実験に見入る子どもたち

 福岡市東区の箱崎小(手嶋俊明校長)で11日、電気エネルギーを学ぶワークショップ(体験型講座)「エジソンのハテナ?実験室」があった。放課後に体育館で開かれ、希望した1‐6年の児童70人が参加。実験を通じて発電の仕組みや、電力資源の大切さなどを学んだ。

 文部科学省が進める「放課後子ども教室推進事業」の一環で、市の「放課後の遊び場づくり事業」の時間を使って開催。同省から運営委託された財団法人「大阪科学技術センター」(大阪市)の職員らが、子どもたちの指導に当たった。

 この日、同センター職員が発明家エジソンにまつわるエピソードを交えながら、電球の仕組みを解説。続いて児童らは4班に分かれ、うちわで風車を回す風力発電や、懐中電灯で照らす太陽光発電などを体験した。特殊な箱を使って身近に存在する放射線の動きを調べる実験もあった。

 理科が好きで参加したという同小4年、長井伊織ちゃん(9つ)は「きょうの実験を家に帰ってから試してみたい」と興味を深めていた。

=2007/12/12付 西日本新聞朝刊=