ここから本文エリア 現在位置:asahi.com> マイタウン> 福岡・北九州> 記事 都市景観賞に8件2007年12月04日
◇存在感ある消防団車庫/水を楽しむ街路… 魅力的な街並みづくりに一役買っている建物や空間を選ぶ福岡市の都市景観賞に、博多区竹下5丁目の「博多消防団那珂分団車庫」など8件が決まった。また景観美化と共にヒートアイランド対策として始まった「明後日朝顔プロジェクト2007福岡」も、特別表彰される。4日に同市役所で表彰式がある。 那珂分団車庫は06年1月に完成した建物。「消防団」という言葉からイメージする固定観念を覆す意外性が高く評価され、消防施設としては初の受賞となった。審査委員の森岡侑士・NPOデザイン都市プロジェクト理事長は「色彩やグラフィックの工夫による存在の主張が明快」とし、建物の存在感の強さが消防団の地域における存在の重要性を示していると指摘した。 また、水の流れを楽しみながら歩ける街路になっている中央区唐人町の「黒門川通り」や、都心部の貴重な緑化空間となっている中央区天神1丁目の「水鏡(すい・きょう)天満宮」のように、建物だけでなく空間が周囲に与える効果が評価対象となって選ばれたものもあった。 このほか「蔵のある家」(城南区片江3丁目)、「料亭老松」(博多区中洲中島町)、「カトリック福岡司教館」(中央区浄水通)、「アイランドシティ中央公園ぐりんぐりん」(東区香椎照葉4丁目)、「市葬祭場」(南区桧原6丁目)も選ばれた。 特別表彰される朝顔プロジェクトは、アーティストの日比野克彦氏が始めた運動。採れたアサガオの種を他の地域に持って行くことで、人と人の交流を深めることが本来の目的。今夏は福岡市役所やキャナルシティ、イムズなどが参加し、街の緑化に貢献したことが評価された。 都市景観賞は、87年の市都市景観条例施行を機に始まった。21回目の今回は市民から470通の推薦があり、佐藤優(まさる)・九州大芸術工学研究院教授らが審査した。 表彰式は4日午後1時半から、市役所15階で。建築家の内藤廣氏の記念講演もある。 マイタウン福岡・北九州
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