豊中市庄内栄町5などの阪神高速池田線で10日早朝、3・5キロ逆走したタクシーなど3台が絡む交通事故があり、逆走した「オレンジキャブ大阪」のタクシーは当初、走行車線をふさぐように横向きに停車していたことが高速道路交通警察隊の調べで分かった。このタクシーの運転手(72)は事故直後の同隊の調べに「事故のことは覚えていない」と説明し、頭部を打って病院に入院中。同隊は12日から道交法違反(ひき逃げ)容疑などで事情聴取を始めた。
調べでは、事故は10日午前4時15分ごろ発生。阪神高速池田線走行車線に停車中のオレンジキャブ大阪のタクシーに、「日本タクシー」のタクシーが衝突。オレンジキャブ大阪のタクシーは弾みで反対向きになって約500メートル逆走し、「ファミリア交通」のタクシーに接触した。その後も約3キロ逆走を続け、一般道に出て大阪市淀川区の交差点で停止しているところを府警捜査員が見つけた。
一連の事故でファミリア交通のタクシーの乗客らが軽傷を負っている。
毎日新聞 2007年11月14日