| ■ 「続・韓国は法律でパチンコを禁止」
| | | 「ソウルで見たパチンコ屋の残骸」 最近、私のホームページのカウンターが急激に上がった。最初に、どなたかが『若宮健リポート』の「韓国は法律でパチンコを禁止」を紹介してくださって、その後、数人の方が紹介してくれたのが、カウンターが上がった原因と分った。
どうやら韓国のパチンコ禁止を、この目で見て、最初にリポートしたのは私が最初であったようである。韓国のパチンコ禁止を知ることが出来て良かったという意見が多い。
10月8日、パチンコ屋の経営者が、6億円の結婚披露宴をニューオータニで行って、テレビ局が馬鹿騒ぎして、元総理から警察官僚まで披露宴に出席した。あの馬鹿騒ぎをテレビで見て、この国に失望した。
6億円の中には、自己破産に追い込まれた人のお金や、一家離散に至った人のお金も含まれていたはずである。それを考えると本当に酷い国だと思う。私のリポートに多くのアクセスがあって、この国もまだ捨てたものではないと思った。良識や正義感を持って、この国のありように怒りを感じておられる方が少なくないことを知った。
多くのアクセスにお答えして、「続ー韓国はパチンコを法律で禁止」を書いた。今回は、ソウルで見た、パチンコ屋の面影を残していた建物の写真を紹介させてもらう。アップにすると分るが、看板は塗りつぶされ、ドアの取っ手には鎖が巻かれている。
私は、竹島の問題などを考えると、韓国は好きな国ではない。しかし、好きでなかろうとも、良いことは良いこととして認めて紹介したい。韓国も、殺人事件が発生するほど、過熱していたが、日本のように「パチンコ依存症」による、親殺しが2件も発生するほどではなかった。
ご存知でない方のために少し説明を加えると、パチンコ台はすべて日本の機械で、リーチなどもそのままだが、玉の代わりに商品券がでる仕組みである。姑息な手段で換金している日本よりも、潔さがあったと思う。
日本は、「パチンコ依存症」による犯罪の多発、一家離散、親殺し等など、韓国よりも酷い状況にあるのに放置されていて、パチンコ屋の経営者は6億円の結婚式を挙げて高笑い。良識の欠落した国と言っても過言ではない。
先日、『テレビ埼玉』を見ていたら、パチンコの“ヨイショ番組”を放映していた。その番組には、テレビやラジオで活躍している、エコノミストのM・Tが出演していて、「パチンコは日本の文化だから、世界に広めよう」と発言したのには、呆れて開いた口がふさがらなかった。
普段、世界経済がどうとか、日本経済の現状などと、偉そうなことをいっているエコノミストが「パチンコは日本の文化だ、世界に広げよう」と発言する恥かしい国なのだ。
あれを見て、この国はエセ学者やエセ文化人が多すぎると実感した。真面目に働いている人をリストラするよりも先に、エセ学者やエセ文化人のリストラこそが必要だと思った。
日本のマスコミの多くは、CMを餌にパチンコ業界に取り込まれている。友人の新聞記者は、パチンコの批判記事を書くとボツになると嘆いていた。日本のメディアはパチンコの被害を批判する良識も失っている。むしろ業界を庇っている。
韓国のパチンコ屋の残骸を写真で見て欲しい。ドアには鎖が巻かれている。この写真のように、日本のパチンコ屋のドアの取っ手に鎖が巻かれる日が来ることを心から願っている。
私の取材では、真面目な人ほど「パチンコ依存症」で苦しんでいる。ほんの一握りのパチンコ業界関係者や警察官僚の莫大な利益のために、100万人以上の人が依存症で苦しみ、依存症の被害者を放置している国は、国家としての体をなしていない。酷い国である。
パチンコの問題に関しては、パチンコを禁止した韓国を見習うべきである。
| 2007/11/28 |
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