2007年12月12日

小津安二郎

今日12月12日は、日本を代表する映画監督のひとり、
小津安二郎の104回目の誕生日でもあり、彼の命日です。

特にヨーロッパに彼のファンが多く、日本が好きな当スクール講師の中にも
やはり彼の作品をたくさん観てきた先生や、彼の大ファンも少なくありません。


代表的なのが、先日残念ながら家庭の事情で退職し、
バルセロナに帰ってしまうアンナ先生。

彼女がベルリンに住んでいた頃、ちょうど小津作品の
リバイバル上映があり、多くの作品を観に行き、
彼の世界観から日本へのイメージを膨らませていったそうです。


「日本の人は、アメリカ映画には詳しいけれど
自分の国の素晴らしい作品を知らない人が多いのが残念・・・」

そのようなことをよく口にしていたのが印象的でした。

日本人から、自分の知らない新しい情報・知識を得たいという気持ちが
強かったからこその本音でしょうが、
これは映画に限らず、旅行だったり、はたまた芸術であったり、
あらゆる分野に共通して言えるのではないでしょうか。


小津さんの話に少し戻しますと、
世界的な巨匠ですから、やはり多くの業界人にも影響を与えています。


特にここで紹介させてもらいたいのは、ヴィム・ベンダース

パルム・ドールを受賞した、『パリ・テキサス』が有名ですが、
小津さんへのオマージュを込めた『東京画』は、ヴィム・ベンダースの目で見た
1983年の東京が映っていて、大変興味深い作品です。

日本に何度も来ていて、2006年には表参道ヒルズにて
写真展が開催されたのも記憶に新しいところです。

TOPの尾道の風景は、どう表現していいのか分からないほど美しい作品。

私は、この写真に魅せられ、
『東京物語』の撮影地でもあった尾道に足を運んだひとりです。


当スクールの、ホルヘ先生(スペイン/アリカンテ出身)は、
ヴィム・ベンダースを尊敬しているようで、
彼のような生き方に憧れを抱いていると話してくれたことがあります。

また、写真好きなホルヘ・L先生(スペイン/マドリッド出身)も
やはりベンダースの魅力の虜になっているひとりです。


このように、ひとりの映画人から出発し、
その人の影響が今なおこうして多くの人に受け継がれ、
日本に興味を持ってくれるというのは本当に大きな財産ではないでしょうか。

最後に、、、小津さんの墓石には『無』の一文字が彫られています。
その想いとは・・・。


長くなりましたが、小津さんへの尊敬の念を込めて。

(スタッフS)

langlandwaiwai at 12:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!映画  | ちょっといい話

2007年12月11日

サンタクロース

こんばんは今回もクリスマスをテーマにしたいと思います。
12月6日はサンタクロースの日です。子どもたちがサンタクロースからプレゼントが貰える日です(オランダ等ヨーロッパ諸国)
みなさんご存知ですか?

私は初めて知りました
サンタクロースは北極に近い国に住み、太っちょで赤い服を着ているというイメージが強いです。
このサンタクロース像を生み出したのは、1930年代の「コカコーラ」のポスターです。

サンタクロースのモデルになった人は”聖ニコラウス”です。
270年パタラ(現在のトルコ)の資産家の家に生まれました。
自分の財産を投げ打って貧困に苦しむ人々を救ったそうです。
嘘か真か分かりませんが、一つのエピソードがあります。

貧しい三人の姉妹を助けるために、借金の返済と結婚資金にと金貨を煙突から投げ入れたら暖炉の前の靴下に入ったとのこと。ここからプレゼントを靴下へ入れる習慣ができたそうです。

聖ニコラウスをオランダ語訛りで「サンタ・クロウス」ということからサンタクロースいう存在が作られたそうです。

中世時代、ある国では、サンタクロースは双子であり、一人は子どもたちにプレゼントを配り、もう一人のサンタクロースは悪いことをした子どもを叱った(なまはげみたいな存在)という説もあったそうです。

この当時のサンタクロースの服装は自由に表現されていたとか。

現在はサンタクロース協会なるものがあり(本拠地グリーンランド)、日本にも協会公認のサンタさんが一人います。
先日ニュースで、コカコーラ社が生みだしたサンタさん像は太っちょで、健康に悪いから公認サンタクロース達にダイエットを薦めているそうです。(現在の平均体重100kg以上)





langlandwaiwai at 21:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!各国語ワンポイント 

2007年12月10日

シルビア先生 スペイン

今、ラングランドで一番新しい先生、スペイン語のシルビア先生のご紹介です。
先日このブログでも紹介したベロニカ先生の後任として銀座校で活躍されています。




写真は、インドネシア・バリ島、ある有名な寺院を訪れた時のもの。
自然や動物と親しむことをこよなく愛するシルビア先生のワンショットです。
シルビア先生の趣味は映画と旅行、スペイン出身だけあって、ヨーロッパは多くの国を旅したことあるようで。中で最も好きだった国は?と聞くと「イタリア」と即答されました。
好きな街は、
パリ、ヴェネチア、ウィーン、プラハのような歴史と文化に溢れる街だとのこと。
確かにどの街も魅力に溢れていて、一度は行ってみたいですよね。

映画監督で一押しは、ペドロ・アルモドバル監督(スペイン)だと教えてくれました。
トーク・トゥー・ハー(アカデミー脚本賞作品)
ALL ABOUT MY MOTHER
ボルベール(帰郷) 
などの作品は、先生の大好きな映画として、ご覧になっていない皆さんは是非に!とのことです。

先生は9年前、法律(労働法)の研究を深めるために来日しました。
現在は千葉大学の博士課程を修了し、論文を執筆中です。
スペイン語講師としての履歴も長く、また活躍されている場所も多岐に渡ります。
現在ラングランド銀座校以外では、東京外国語大学、早稲田大学、慶応大学でスペイン語クラスの講師として多くの学生の指導に当たっています。
多彩な経験とスキルを持ち、世界中のことよくご存知のシルビア先生、
皆さんも是非会いに来てください。

Law Degree at the Complutense University of Madrid.
Diploma in International Studies at the School of Diplomacy of Madrid


2007年12月09日

ツバル

ツバルという国がどこにあるかご存知ですか。

もちろん、という人、さすがですね。

世界で4番目に小さい国だそうです。

私は2日前まで全く知りませんでした。テレビのニュースで
その名を聞くまでは・・
インドネシア・バリ島でおこなわれていたCOP13(地球温暖化防止会議)
の中で、ツバルの首相がうつっていました。
”温暖化の影響で
水没の危機にあり、すでに国土の?%はなくなっている。
このままの勢いでいけば今世紀中に
この国(島)はなくなってしまう”
・・そのためには・・というニュースでした。

え?社会のことにも、環境問題にもあまり明るくない私には、
それはショッキングでした、、、、、、


どこにあるの?まずは数字好きの7歳の息子と
"国旗の絵本”で探し始めました。
(地図と国旗がそれぞれ番号で
ふってあり知らない国探すのに便利です)
あった。125番。(番号はこの本以外では無意味だが。)
太平洋のど真ん中。
フィジーの近く、赤道より少し南です。

感情派の5歳の娘は”ツバル・どうしてなくなってしまうの?”と
半べそ。温暖化の話をすると、夜の7時にいきなり
家の中の電気を全部消してしまいました。(極端!)

そして、私はというと、そのあとツバルについて調べ始め
・・・・・・
そして、はまってしまいました。

南の楽園 ツバル
まだ行ったことも、聞いたことも、なかったこの島。
人口は1万人弱。面積は東京の品川区程度とのこと。
しかし、写真をみるとただただ・・・

美しい。

そしてそこで生活した人の話をHPで拝見すると、
すごいです。

もっと知りたくなります。

(S.I.書)


langlandwaiwai at 00:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!ちょっといい話 

2007年12月08日

ジョン・レノン 命日

今日はジョン・レノンの命日です。

きっと、ラジオなどでは彼の曲があちこちでかかるでしょう。

リアルタイムでビートルズやジョンの曲を聴いた年代ではありませんが、
いつまでたっても色褪せない彼らの楽曲は、
我々の子の代、孫の代まで受け継がれるのではないでしょうか。

私は中学生の頃、ビートルズのCDに小遣いを使っていた人間です。
英語を好きになったきっかけでした。

人それぞれですが、好きなものというのは長続きしますよね。

別に宣伝するわけではありませんが、
ジョン・レノン・ミュージアムに機会があれば訪れてみて下さい。

好きな人や大切な人と。

最後の、その名も“FINAL ROOM”は、
彼の素敵なことばが壁いっぱいに書かれています。

彼のメッセージは普遍です。

(スタッフS)


2007年12月07日

クリスマスパーティー!




クリスマスパーティーのご案内!

コスモポリタンな雰囲気の中、世界中の様々な言語が入り乱れ、楽しさ格別です。
軽食やドリンク等(飲み放題)もご用意してますので、ご友人もお誘いの上、気軽にご参加下さい。
■開催日時:12月15日(土)19:45〜受付・20:00〜スタート
■開催場所:プロント渋谷宮下公園店
■会費:お一人様 前売り 3,500円 / 当日 4,000円
■申し込み方法: お電話またはメールにてお申し込み下さい。
 TEL: 03-3407-0450
 E-mail:shibuya@langland.jp
*申込み期限: 12月14日(金)18:00迄

〜プレゼント交換〜
当日プレゼント交換を行いますので、500円相当のプレゼントをお持ち下さい。

皆様のご参加お待ちしてます。


langlandwaiwai at 10:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!イベント情報 

2007年12月06日

ACミラン来日

先日、大徳川展へ行ってきたスタッフSです、こんにちは。
土曜日に通って頂いているNさんに最終日を教えてもらわなければ、
危うくこの貴重な展覧会を見逃すところでした。

何より、昨日まで使っていたんじゃないかと思うほどの
保存状態の良い物が多いことに、個人的にはとても驚きました。
糸井さんが徳川埋蔵金に夢中になったのも頷けましたね(笑)。


【閑話休題】

さて、FIFAクラブワールドカップが7日(金)から始まりますが、
この大会に出場するヨーロッパ代表チームのACミランが本日来日するそうです。

何故、今回この話題に触れるかといいますと、
イタリア語を習ってらっしゃる生徒さんから「成田に行ってくるんです♪」と!!!

長く通って頂いている生徒さんで、
私も以前から彼女がミラニスタ(ミランファン)だと存じてはいたのですが、
まさか成田までお迎えに行かれるとは・・・さすがです!

当スクールのイタリア語男性講師陣は、ACミラン、インテル、ユヴェントス、
ローマ等のいわゆるビッグクラブのファンが揃っていまして、
ミラン以外のファンの先生の反応というのは、同じイタリアの代表チームであっても
「ミラン負けろ」だったり、自分の贔屓チームでなければ全く興味が無かったり、
人によってそれぞれなのが、見ていて面白かったりします。

俗に言う「南北問題」は、イタリアでは比較的顕著ですから
北の強豪クラブとローマ以南のそれとでは、ライバル心が特に激しいようです。
(スポーツに限らず、政治・経済全般においてもですが)


特筆すべきは、ジョルジョ先生。

大のインテリスタ(インテルファン)の彼は、同じミラノを本拠地とする
ライバルチームであるACミランが、レッズに負ける・・・なんていう
シナリオを思い浮かべているのではないかと思わずにはいられません(笑)。



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2007年12月05日

シルビア先生 イタリア

突然ですが、
日本人の代表的な名前、鈴木さん、田中さん、
アメリカ人だとマイケルさん、ジョンさん
中国人だと王さん、李さん
韓国人だと金さん etc.......

ラングランドにも同じ名前の先生が何人かいます。
その中で、今回はイタリアとスペインの両国より、「シルビア」さんの紹介です。
本日は、イタリア語講師シルビア先生です。






シルビア先生と言って、まず触れなくてはいけないのは、
誰もがおしゃれなその佇まいと言うでしょう。
コバルトブルーの瞳にスキニーなファッションが、いつも良くお似合いです。
先生は、トリノ出身、かつてその昔、イタリアの首都だった街のご出身。
最近ではFIAT(自動車メーカー)の本部がある街として有名ですが、
先のオリンピックで世界中に街のことを紹介されて以来、
たくさんの人々が訪れるようになり、その美しい古都の街並みを
エンジョイしてくれるようになったと喜んでいらっしゃいます。

いつもファッショナブルなシルビア先生ですが
実のところショッピングはあまりお好きなほうではないとのこと・・
身に着けるものは、もっぱら帰国した時、トリノやミラノで
手早く調達されているそうです。
日本では、自転車や電車での移動が中心なので、ファッションはどうしても動きやすくカジュアルなものになりますが、
トリノでは、一般女性は電車や自転車などで移動することはまずないそうで、
車での移動がメインだそう。
ファッションも普段からゴージャスでスタイリッシュになるので、
地元で友人と再会する時は、相当気を使うとのことです。

レッスンは歯切れ良く、美しい日本語を使って、特に女性の生徒さんには大人気!
最後にシルビア先生からのメッセージを。

イタリアに行くなら、トリノを訪れて!



トリノ大学 文学部

「くしゃみ」訂正部分

こんにちは。

第1回目で書いたテーマ「くしゃみ」に訂正箇所があります。

ドイツ語でくしゃみをすると"Gesndheit"(健康という意味)と書きましたが、
実際は"Gesundheit"です。

フランス語で2回くしゃみをした時"a vos amourts"(恋がかないますように)と書いてしましたが、
正解は"a vos amours"です。

ご指摘下さったAliceさんどうもありがとうございました
以後気をつけます

langlandwaiwai at 13:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!各国語ワンポイント 

2007年12月04日

クリスマスの過ごし方

こんにちは。今日の1年で太陽が一番早く沈む日です。
外はクリスマスイルミネーションで綺麗ですね。

もうすぐクリスマスです。
ブログの画面もクリスマスバージョンなのでクリスマスの過ごし方について調べてみました。

ヨーロッパではクリスマス当日25日は全てのお店がお休みです。ホテルまでも休む地域さえもあります。

カトリックを90%以上の人が信仰している、ヨーロッパのとある国では24日は家族と一緒にクリスマスディナーを楽しむそうです。テーブルに乗り切らない程の料理を用意します。

そしてもう一つ大事な事があります。
家族以外にもう一人分の椅子・テーブルセットを用意することです。
急な尋ね人が来ても、温かく迎え入れるためです。実際にはクリスマス・イブは家族と過ごし外出しないそうですが、これは古くからの習慣だそうです。

12時を過ぎクリスマス当日になると、教会に行き神父のお話を2時間ほど聞くそうです。

そして25日は、親戚や親しい友人を訪ね合います。
日本のお正月に似ていますね。

楽しいクリスマスをお過ごし下さい。



langlandwaiwai at 16:23|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!各国語ワンポイント