長野県小諸市の宗教法人「紀元会」内での集団暴行で会員が死亡したとされる事件で、小諸署の捜査本部は11日、裁判で虚偽の証言をしたとして、紀元会代表役員の名古屋市天白区西入町、舟橋元博容疑者(42)を偽証容疑で逮捕した。
調べでは、舟橋容疑者は、紀元会の女性会員が9月に集団暴行を受け死亡した事件の現場で暴行を目撃していたのに、長野地裁で11月22日に受けた尋問で「見ていない」と虚偽の内容を話した疑い。県警は、暴行を主導したとされる窪田康子被告(49)=傷害致死罪などで起訴=らをかばうためだったとみている。舟橋容疑者は「偽証はしていない」と容疑を否認しているという。