北京へ愛が萌えた…実はピンチ!?
12月12日7時5分配信 スポーツニッポン
眼鏡を手に笑顔で成田空港から出発した福原 |
愛ちゃんに想定外の難敵が出現した。北京五輪出場が確実な卓球女子のエース福原愛(19=ANA)は11日、プロツアー・グランドファイナル(13〜16日、北京)とトーナメント・オブ・チャンピオンズ(21〜22日、長沙)出場のため中国入り。成田空港には本邦初公開となる眼鏡姿で登場し、乱視になったことを告白した。プレーに影響が出るのは必至で、来年8月の本番へ、思わぬ不安を抱えてしまった。
“眼鏡萌え”や“眼鏡フェチ”にはたまらない姿でも、本人にとっては深刻な問題だ。長さ2・74メートルの台でライバルと向かい合い、直径4センチのボールを打ち合うスポーツにおいて、両目はまさに生命線。恥ずかしさからか、慣れないからか、眼鏡を外して取材に応対した福原は、自身に起きている異変を告白した。
「視力が落ちたというより、乱視なんです。本当はコンタクトにしたいけど、合わなくて…」
本人の言葉を借りれば「遺伝」で乱視になったという。卓球界では視力0・1の石川佳純が眼鏡からコンタクトレンズに変えたが、福原は20分で外してしまうほどコンタクトが合わなかった。仕方なく作った眼鏡は2日に完成。ただし、フレームが気になるため、当面は裸眼でのプレーを続ける予定だ。視力は両目とも1・2を保っているが、焦点が合わなくなる乱視がプレーに影響を及ぼすのは必至。福原も「眼鏡をつけるとスッキリする」と視界不良を認めている。
不安要素を抱えてしまったエースだが、立ち止まっているわけにはいかない。プロツアー・グランドファイナルは、五輪本番会場の北京大体育館で開催されるだけに重要な“前哨戦”。日本代表が出場しない団体戦プレ五輪(18、19日)でも同会場で練習し、トーナメント・オブ・チャンピオンズで五輪前年を締めくくる。最新の世界ランクでも10位を守り、北京五輪代表入りは確実な状況だが「自分の力とランキングが同じとは思っていない。1年の締めくくりなので、いい結果を出して帰ってきたい」と気合十分だ。世界の強豪が集う前哨戦を前に、福原が萌え…いや、燃えている。
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