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『文部省へ突撃せよ!』;検定政治介入命令書 "あho-1号" (その3)

2007/11/26 23:15

 

『文部省へ突撃せよ!』;検定政治介入命令書 "あho-1号" (その2) 
のつづき

で、この藤岡信勝隊長の戦闘命令は、一体何のためかというと・・・・。 


林氏は「軍の強制」説の首謀者です。これは、さしずめ、犯人に裁判の判決を書かせるようなものです。

こういう、論外ともいうべき偏った人選について、月曜日から文科省に抗議の電話をしてほしいのです。

今の焦点は、検定審議会が意見聴取する専門家の人選です。「正論」欄に書いたように、秦先生、中村先生、曾野綾子さんを入れさせることができれば、こちらの勝ちです。なぜなら、結論が両論併記になり、検定前の記述に戻す理由が消失するからです。

どうも藤岡隊長は、2つの大きな間違いをして配下に命令を下したようです。
                                           
  1. 文科省は林博史教授から意見を聞いたのは、3月の検定で文部省が検定根拠の資料として林教授の本を挙げたが、それはとてもひどい誤読だと抗議を受けていた。したがって、今回の「訂正」作業においては、絶対に林教授からの意見聴取しなければならないという、事情がある。                                     
  2.     
  3. 文科省の今回の「訂正」作業とは、沖縄戦の記述はどうあるべきかを検討しなおすものではなく、検定による記述変更に過誤があったかどうか、検定意見を筆者側が誤解したかどうか、という手続き上の問題枠組みのこととして作業している。だから、秦、中村、曾野ら"先生”たちはどう考えても無関係なのである。        


藤岡隊長はこうした事情を一切無視しているようです。
 

それとも、藤岡隊長は昔、○産党に居たときに誤って身につけた官僚主義というものを、発揮しているのでしょうか。つまり、

大衆には必ずしも真実を知らせる必要はないんだ、煽って煽ってついてこさせる。動員できさえすればいいんだ! と。


まずは、3月の検定と林教授の本との関係を、御本人の説明からおさらいをしてみましょう。

編集部  (中略) この検定において、文科省が訂正の「根拠」として持ち出したのが、林さんの著書『沖縄戦と民衆』でした。しかし、通読すればすぐわかるように、林さんはこの中で、「日本軍による強制」を否定しているのではなく、むしろ多数の証言からその強制性を明らかにしようとされているんですね。


  林  そのとおりです。たしかにその本の中には、集団自決のその場において、「今自決せよ」といった直接的な命令はしていないだろう、という表現はあります。文科省は、そこだけを取り上げて「この本の中でも強制は否定されている、だから記述を変えろ」と言ったわけですね。本の結論では、集団自決は日本軍の強制と誘導によっておこったんだと何度も強調しているのに、それを無視してある一文だけを取り上げるのは、まさに詐欺としか言いようがない。  


詳細は、http://www.magazine9.jp/interv/hayashi/hayashi.php 

このような著者の本を、3月検定の根拠にしたと※05いうことを、藤岡信勝戦隊長は容認しているんでしょうか?繰り返します。
 
林氏は「軍の強制」説の首謀者です。これは、さしずめ、犯人に裁判の判決を書かせるようなものです。

 こういう、論外ともいうべき偏った人選について、月曜日から文科省に抗議の電話をしてほしいのです。 


ここまで林博史さんを敵としてボロクソに、、藤岡戦隊長がココマデいってるのですから、部下の兵隊さんは上官の命令に忠実であれば有るほど、 

「軍の強制」説の首謀者の意見を聞くとは何事か! 「軍の強制」説の首謀者の本を参考にするとは何事か! 


と吼えなくてはいけませんね。
3月の検定にさかのぼって元に復すよう文科省に要求せねばなりません。
 

林博史さんは、二人の戦隊長が直接命令を下したかどうかは問題ではない、全体として軍命が会ったかどうかだ、といっているのですが、3月検定を容認する藤岡さんは、それを根拠として容認していたのですね。だったら、意見を聴取したっていいではないですか。

 
意見を聴取することもまかりならぬ、というなら、林博史さんの書物を資料根拠にした3月検定は、手続き上旧に復するべきです。


そのどっちかでなくては筋が通りません。
そんな常識的判断もできずに、電話突撃指令を下すあなたは、全くのウヨク政治家です。もうとてもとても学者とはいえません。もちろん、筋を通す『国士』とは、180度対極にある利害得失のヤカラ(徒)に過ぎません。

以上私は、
藤岡センセが、林博史さんをクソミソにいう立場に無いことを論証しました。続きでは、林博史さんをクソミソにいっている藤岡センセの中味が、全くの出たら目であることを論証します。


※05

 

 複数の教科書執筆者の話によると、この席で文科省の調査官は、「最新の成果といっていい林博史先生の『沖縄戦と民衆』を見ても、軍の命令があったというような記述はない」などと言って、私の著書『沖縄戦と民衆』を例に挙げて、日本軍の強制を削除させる根拠にしたという。執筆者たちは結局、その場で検定意見を受け入れざるを得なかった。そこであくまで拒否すれば検定不合格となり、教科書作成のそれまでの努力がふいになるからである。ある執筆者は帰宅後、私のその著書を取り出してみたところ、「いずれも日本軍の強制と誘導が大きな役割を果たしており」「日本軍の存在が決定的な役割を果たしている」という結論であることを確認し、「無念」の思いにとらわれたと語っている。

http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper81.htm



(つづく)


 

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 沖縄戦   このエントリをイザ!ブックマークに追加 (0 user)

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