倉敷美観地区には、しだれ柳など3種類170本の柳があり、毎年 6月と9月、12月の年3回剪定作業を行っています。これは 景観を保ち、木の成長を助けるために行われています。作業には、市内の剪定業者の庭師9人があたり、9月から伸びた枝や葉をハサミで刈り、形を整えていました。なかには、病害虫の被害で幹の内部が腐りかけている柳もあり、作業にあたった庭師は、弱っている柳の上部を切り落として幹への負担を軽くし、切り口に殺菌剤を塗るなどして、倒木の危険から柳を守っていました。倉敷市公園緑地課では倉敷美観地区の景観を彩る柳を守ろうと、枯れてしまった柳の植え替えを行うなどしています。今年最後の剪定作業は15日まで行われます。
改修工事初日の10日は、倉敷市内の工事業者など60人がスプリンクラーや、空調、配水管などの設備の調査を行いました。三越撤退から2年半が経過し、その間使われていなかったほとんどの空調や配水管などが交換されることになりました。また、傷みが激しくなっている外壁も塗り替えられる予定で、改修工事に伴う費用は、およそ14億円となる見込みです。天満屋倉敷店は、東ビルへの移転で、売り場面積がおよそ2倍となり、売り場には、およそ200の店が入るほか、これまでの東ビル専門店からも、10数店が出店する予定です。改修工事は、来月中旬まで行われ、その後、売り場ごとに内装工事に入る予定で、来年3月中旬には、すべての工事が完了する予定です。
世界一周に使う車は、バイオディーゼル燃料だけで走る特別なものです。フォトジャーナリストでラリードライバーの山田周生さんが、自然環境保護を世界に訴えようとカナダを出発点にアメリカ大陸横断、サハラ砂漠縦断などおよそ6万kmを走破し世界40カ国を巡ります。山田さんは、車のテスト走行を兼ねて現在、全国を横断中でその途中で水島工業高校を訪問しました。生徒を対象にした講演会では、「誰もやらないから自分がやってやろうと決めた」と自らの夢を語りました。山田さんの車には、燃料精製装置が積まれています。砂漠のように水がない場所でも燃料を精製でき、一切廃棄物を出さない優れもので水島工業高校も開発に協力しました。山田さんは、来年2月に日本を出発する予定にしています。