2007年 12月 11日 |
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重油流出から1年、小豆島で海苔の初出荷
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去年11月、海難事故で瀬戸内海に大量の重油が流出し、壊滅的な被害を受けた海苔養殖が復活しました。香川県小豆島の漁協では11日、今シーズン産の海苔の初出荷が行われました。小豆島の四海漁協で11日から始まった海苔の出荷。朝早くから段ボールに詰められた海苔が次々と集められました。いつもなら当たり前の光景ですが、組合員たちは今年は特別な思いでこの日を迎えました。去年11月28日の夜、香川県豊島沖の瀬戸内海で貨物船と小型タンカーが衝突し、海に大量の重油が流出しました。小型タンカーから流れ出した大量の重油は四海漁協の養殖海苔を直撃しました。約720枚あった養殖用の網は1夜で油まみれとなり、初出荷直前でほぼ全滅しました。組合員が手塩にかけて育てた海苔は出荷されること無く焼却処分されたのです。あれから一年。海から油が取り除かれ、各養殖業者の作業場にも、海苔を生産する機械の音が戻ってきました。四海漁協によりますと今年の海苔は今のところ色づきも良くまずまずの出来だということです。しかし、雨が少なく海に流れる養分が少ないため早い時期からの色落ちも心配されていて、手放しには喜べないのが現状です。2年ぶりに迎える事ができた海苔の初出荷。四海漁協では今シーズンは事故前とほぼ同じ、約2800万枚の出荷を見込んでいます。
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浅口市で住宅火災、1人死亡
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11日朝、浅口市で、住宅1棟を全焼する火事があり、焼け跡から、この家に住む女性と見られる遺体が見つかりました。11日、午前6時前、浅口市鴨方町の無職、山下二三子さん(89)の家から火が出ているのを、通りかかった新聞配達員が見つけ、119番通報しました。消防で消火活動にあたり、火は、約40分後に消し止められましたが、木造瓦ぶき2階建ての住宅約180平方bを全焼したほか、玄関付近で女性とみられる1人の遺体が見つかりました。山下さんは、この家に1人で住んでいましたが、火事以降、行方が分からなくなっています。警察では、見つかった遺体は山下さんではないかとみて、身元の確認を急ぐとともに、出火原因を調べています。
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窃盗の市民病院元嘱託職員、起訴事実認める
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井原市民病院の金庫から902万円を盗んだとして窃盗の罪に問われている元嘱託職員の男の初公判が、11日開かれ、男は起訴事実を全面的に認めました。窃盗の罪に問われているのは高知県高知市に住む井原市民病院の元嘱託職員門脇功被告(27)です。起訴状によりますと門脇被告は、今年6月から9月まで、39回にわたって病院の金庫から現金902万円を盗んだものです。門脇被告は盗みが発覚した今年9月に井原市から懲戒免職処分を受けています。岡山地方裁判所倉敷支部で開かれた初公判で門脇被告は「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めました。検察側は冒頭陳述で「門脇被告は家のローン返済などに充てるため犯行に及んだ」と指摘しました。その上で、検察側は門脇被告に懲役3年を求刑しました。判決は今月25日に言い渡されます。
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牛肉偽装の業者が鶏肉も偽装
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丸亀市の学校給食で牛肉の産地が偽装された事件の続報です。鶏肉でも産地の偽装を行っていた疑いが強まり、丸亀市は11日、臨時の校長会を開き対応を協議しました。鶏肉の偽装が疑われているのは牛肉の産地を偽装した詐欺などで逮捕、起訴されている丸亀市のふじや精肉店の店主、山下幸雄被告63歳ら3人です。警察によりますと昨年度、山下被告らが丸亀市に納入した約2dの鶏肉について産地証明書を偽装する手口でブラジル産の鶏肉を国産と偽って納入した疑いがあると言うことです。この鶏肉は丸亀市内18の小中学校の学校給食で提供され、7700人余りの児童や生徒が食べた可能性があります。丸亀市教育委員会は臨時の校長会を開き、ブラジル産鶏肉の安全性を強調しましたが、相次ぐ偽装発覚に戸惑いが広がっています。警察では今後、偽装した鶏肉の量など更に捜査を進め、立件する方針です。
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昔ながらの白下糖づくりを小学生が見学
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江戸時代から香川県に伝わる砂糖、白下糖の製造がさぬき市で始まっています。11日は、地元の小学生が昔ながらの作業を見学しました。香川県産のサトウキビのしぼり汁を煮詰めて作られる白下糖。さぬき市津田町の山田製糖では、今月7日から、白下糖作りを始めました。地元の津田小学校の3年生42人が、サトウキビを手に、山田さんの作業場を訪れました。地元の伝統産業を学ぶのが目的で、サトウキビは、今年5月から子供たちが学校の畑で育てたものです。子供たちは、サトウキビのしぼり汁を煮詰めて、素焼きのつぼに入れて乾燥させるまでの一連の工程を見学しました。山田製糖の白下糖作りは、来月20日ごろまで続けられ、今シーズンは約11トンを出荷するということです。
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岡山市でゴミ集積場を焼く火事
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岡山市で11日早朝、ゴミの集積場を焼く火事がありました。火事があったのは岡山市新屋敷町のゴミ集積場です。11日午前4時20分ごろ「ゴミ置き場が燃えている」と近所の人から119番通報がありました。消防車11台が出て消火活動にあたった結果、火は約15分後に消し止められました。この火事で捨ててあったゴミやゴミ集積場の一部を焼きました。けがをした人はいませんでした。普段、火の気の無い場所から出火していて、警察で詳しい火事の原因を調べています。
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倉敷市玉島でだるま作りピーク
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お正月を前に倉敷市玉島の工房では縁起物のだるまの生産がピークを迎えています。倉敷市玉島地区は全国有数のだるまの産地で、お正月を前にした毎年この時期に生産のピークを迎えます。年間1万個のだるまを生産する玉島福だるま製造本舗では高さ11センチのかわいらしいだるまから胴回りが2メートルもある大型のだるままで16種類を生産しています。こちらで作られる「福だるま」は四方八方から福を招くようにと放射状に描かれた8本の髭の中心に金粉で「福」と書かれているのが特徴です。最近は1つの家庭で複数のだるまを買う人が増えているということで、特に小型のだるまに人気が集まっているということです。できあがっただるまは西日本各地にある神社などに出荷されます。
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