ワシントン(AP) 米国内で固定電話の回線を持たず携帯電話のみを保有する世帯が、全体の14%と、8世帯中1世帯に達することが、米国立健康統計センター(NCHS)が10日に発表した統計結果で明らかになった。携帯電話のみを保有する割合は、若者、低所得者層、ヒスパニック系、男性といった属性で高いという。
NCHSが年2回実施する調査で、今年1月から6月にかけ、米国の1万5996世帯を対象に対面調査を実施した。
その結果、固定電話を持たず携帯電話のみの世帯が14%で、固定電話と携帯電話の両方を持つ世帯が59%、固定電話のみの世帯が24%だった。
また、18歳から29歳までの10人に3人は携帯電話のみを保有し、30歳以上の世代と比べて2倍以上の割合だった。
男女別で見ると、携帯電話のみの保有率は、男性で14%、女性で12%。
低所得者層では、5世帯に1世帯が携帯電話のみで、非低所得者層の約2倍の割合だった。
また、携帯電話のみを持つ成人は、白人男性で11%、黒人男性で14%だった。