民主党は11日、給油新法案への対案の国会提出を断念した。防衛省の調達を巡る疑惑の解明を優先するためというのが表向きの理由だが、下手に国会審議にかければ、国際貢献を巡る党内の不協和音が増幅され、足並みの乱れを露呈するとの懸念が本音だ。
民主独自のアフガニスタン和平への貢献策の要綱は12日の「次の内閣」会合で決定される。停戦合意を条件に自衛隊を派遣し、民生支援の活動に参加させる内容。給油活動を含む海上阻止活動も「国連決議に基づき国連加盟国が行うとき」との条件付きで「参加に必要な法制整備の要否を含め検討する」と明記した。(11日 21:47)