真っ赤にたぎるスープがはられた鍋、見ているだけでその辛さを感じてしまうような重慶名物・火鍋。特に厳しい寒さの冬には、3日とあけずに通ってしまう火鍋屋だが、そのスープのうまさには火鍋屋の「伝統」が隠されていた。
その伝統とはすなわち「繰り返し使うこと」。さまざまなお客さんが、さまざまな食材を入れ、はしを入れることでスープはぐっとうまみが増す、ということらしい。
前の客の残したスープを使っていることが問題になっているが、火鍋屋関係者は「それとこれは違う。繰り返し使うのは伝統です」と胸をはる。それとこれがどう違うか、まったくもって分からないが、伝統にこだわる火鍋屋はご遠慮した方がよさそうです。【6日・重慶晩報】<広東>