2004.4.22
2004.4.21
木っ端役人の天下り先である特殊法人や公益法人の利益追求のために、現実に則さない「規制」を行っても誰の理解も得られない。また海外から笑いものにされる悪法がひとつ誕生したということである。 それにしても、彼らの論理からすれば、このNAOKさんのトランスなど「危険度200%」とか言って、懲役10年ぐらいの価値はあるかもしれない(爆)
iTunes 8746曲 2004.4.20 昨日の補足である。
これはコンプレッションドライバかダイレクトラジエーターかどっちが良いか?の議論と共通すると思う。正確無比に歪みなく音楽信号を再生すれば良いというなら、ハイエンドトランジスタアンプにダイレクトラジエーターユニットを積んだスピーカーシステムを使えばよい。だがそこに音楽を聴く感動があるか?というと私にはそれはまったく感じられない。原音再生など絵に描いた餅であって、ホールで聴くオーケストラや、クラブで聴くJAZZの音と、スピーカーから出る音はどうやっても別物である。敢えて極言すればホーンスピーカーで聴く方が、よっぽど良い。 iTunes 8712曲 2004.4.19 昨日はオーディオは小休止。東京に出かけようとしたら、あまりにもいい天気なので思わずこんな写真を撮ってしまった。右端のガレージの上の中2階にALTEC A5、1階の玄関を入った左の部屋にBigBlockがある。
iTunes 8633曲 2004.4.18
2004.4.17
このトランスは前述のとおり、トランスの在庫切れで偶然できたワンオフの特別仕様なので販売はされていない。この値段で再度作ってくれと言っても無理である。日頃の行いが良いと、たまにはこういういいこともあるということだ(爆)。
2004.4.16 イラクで誘拐されていた3邦人が無事解放された。なにはともあれめでたいことである。それにしてもアルジャジーラの女性アナウンサーの色っぽいことにはちょっと驚いた。中東にもこんな女性がいるとは思わなかった、といったら偏見だと非難されるかも(笑)。
2004.4.15
これでE110とのつながりがだいぶ良くなった。この状態でしばらく聴いてみたが、どうやら4583Aのレベルが高すぎるようで3dB絞ってちょうど良くなった。 ミッドバスを使わないでクロス500Hzまで鳴らした4583Aは、ゴリゴリとした暴力的ともいえる荒っぽい音で、そこがROCKなどを聴くには魅力であった。だが、今回のようにクロスを125Hzに抑えていると、予想したよりも随分と大人しい印象である。2231Hのようにブンブンと抑えが効かないということもないし、ALTEC604(515)ほどのスカッとしたスピード感もない。中途半端な音である。今朝聴いただけの印象では、2231Hの方がハッタリが効いて面白く聴ける。もっとも、半年以上鳴らしていなかったからまだウーファーの動きが悪いのかもしれない。しばらく様子をみることにしようと思う。
2004.4.14 4月も半分近く過ぎた。毎年のことだが、この時期は道路が混雑してイライラさせられる。新入社員や新入生が一気に増えるのが原因だが、それならなにもこの時期にかぎらないのでは?というのは終身雇用があたりまえの大企業や親方日の丸の考えで、一般大衆は一年のうち4月上旬だけが勝負なのである。中途半端な田舎で零細企業を経営していればわかることだが、新規採用しても1年以上続くのは1割がいいところで、1ヶ月なら御の字、1日や半日で辞めるのはザラである。 なんの使い物にもならずに辞めていっても、その分の給料は支払わなければならない。いきなり辞められて、こっちは人員不足で困ろうが「労働基準法」という錦の御旗の元、堂々と無理がまかりとおる。この「労働基準法」というやつ、クビにするときは1ヶ月以上前に通告するか、1ヶ月分の給料をタダでくれてやるかしなければならないのに、辞める方はなんのお咎めもなくいきなり即日辞められるという、とんでもない法律なのである。以前一度だけ、あまりの非常識さにアタマに来て、未払い給料の支払いを拒否したことがある。当然本人や家族から支払いの圧力がかかったが、断固拒否していたら、とうとう「労働基準監督署」から電話がかかってきた。 「○○さんという人が給料をもらえないって来てますが・・・」 「仲間を道づれにしていきなり辞めるなんて非常識な嫌がらせやないけ。そんなやつに給料は出せん!」 「そう言われても法律で決まっていることですし・・・」 「あっそっ、じゃ逮捕でもなんでもしてちょ。罰金ならいくらでも払うけど、あいつらには絶対給料は払わん!」 役所などマニュアルに沿って一通り指導すれば終わりである。当事者の個人的な事情などいちいち気にしてはくれない。だから、こうやって強い態度で拒否すればあとは何も言ってこない。おそらく泣きついた本人に「あんたにも非常識なところはあったんだから、向こうとよーく話し合って解決してくださいね」なんて適当に言いくるめて追い返したのに違いない。こうしてこの件は相手の泣き寝入りで終了したのであった。これこそ自業自得というものである。
そもそもこういうことをやってるから「痴呆公務員」なんて呼ばれるのである。160億円もの金を扱いきれるレベルにないのに、無闇に金を持たせるからこういうことになる。行政の地方移管なんてとんでもないことだ。言っておくが、私は大阪市にも固定資産税を払っている。納税者の一人として意見を述べる権利がある。300台の駐車場代で160億円稼ぐのに一体何年かかるのか?小学生でも計算できるレベルである。 2004.4.13 負けず嫌いである。なんでも他人の後塵を拝するのは性に合わない。写真はまったくの素人だが、プロのように綺麗に撮れないのがしゃくである。特にHyperspaceの写真がうまく撮れないのがくやしい。
負けず嫌いと言っても、たかがオーディオごとき、勝ちも負けもないと思うが、他人にコテンパンにへこまされたとか言って自虐的にギャアギャア騒いでいるのを傍から見るのは見苦しい。極悪人かなにか知らないが、しょせんは単なる素人である。そんなんにどうこう言われたぐらいで大騒ぎするんとちゃうで、と思う。どうしてそこまでヘイコラする必要があるのか?まるで幇間のごとき見苦しさである。だいたい極悪人と言っても、SACDだクロックだなんて、意味もちゃんとわかってないくせに、メーカーや雑誌の受け売りで原価の数十倍もの高価な製品をつかまされて、わかったような気になっているだけであろう。 「F1をめざす」なんてエラソウに言うんだったら、ウイルソンなんかいつまでも使ってないで、昔テクニクスがオーディオフェアかなにかで実験で出したような、オクターブごとに10分割した10Wayマルチアンプシステムなんかを組むべきである。オーディオのF1といったらこれぐらいのスピーカーじゃないと話にならない。吊るしのウイルソンなんか、クルマでいえば、それこそせいぜい「ベンツC200」である。そこそこの部品と設計で破綻無くまとめている、ただそれだけのモノだ。あんなしょぼい原価¥1000ぐらいのウーファーでALTEC515のような低音が出るわけはない。こういうのをいわゆる「口三味線」というのである。まあ、こうやって回りが「ヨイショ」するから本人もその気になって舞い上がるのだが。 2004.4.12 予想していたこととはいえ、SIRIESX+HELIKONを装着したら、純正アームとの音の違いの大きさに驚かされた。これは決して大袈裟なことを言っているのではない。この違いの前には、電源やアームのセッティングやケーブルの変更などの小手先の努力などまったく無意味だと思いしらされた。この一ヶ月、純正アームでいろいろ試行錯誤してきたのはまったくの徒労であった。それほど音が違う。 誤解を承知で言えば、音は以前のSpacedeck+SIRIESXとそんなに変わらない。もちろん、Hyperspaceの方が低域に厚みがあって余韻などもキレイに出るから奥行き感が出る。その代わり個々の楽器の実体感が薄れるようだ。音が前に出てくるというより、やや後ろに配置されるのである。だから正直に言えばSpacedeckの方が好みの音である。なんでもかんでも高い上級機の方が自分にとっては良いとは限らないということだ。
2004.4.11
2004.4.10
今回だって人質の3人の代わりに小泉、福田、山崎の3人が身代わりになります、なんてことを言い出すほどの器量があれば、私もちょっとは小泉のことを見直したかもしれないし、もしこの3人がいなくなれば日本も少しは良くなるに違いない。だいたい福田なんて親の七光り丸出しのくせにいつもエラソウに記者会見なんかやってるが、どう贔屓目に見ても親ほどの威厳はない。ちょっと不機嫌そうなポーズをとってカッコをつけているつもりなのだろうが、人相が悪いので、ただ単に性格が悪いだけにしか見えない。あれが日本の公式発表だといって世界に発信されると思うと恥ずかしい。官房長官在籍の記録を塗り替えるとかいう報道を見たが、いつまであの見苦しい顔を世界にさらすつもりなのか。 (写真と本文には関連は一切ありません・・・笑) 2004.4.9
うーん、確かにそうだが、プリアンプのヴォリュームを目一杯上げるのはなんとなく精神衛生上良くない。この状態でプリ以前でショックノイズが出れば、スピーカーから盛大に音が出る。ユニットやパワーアンプを飛ばしそうでなんとなくコワイ。 だが、近い将来、ダブルアームにしてHELIKONが復活すれば、こっちがMC入力を占領する。どうせいつかはVICTRY Hの入力をどうするか考えなければならない問題だ。それにとりあえず、これで音が良くなればそれにこしたことはない、というわけでC100AのMM入力につなぎ換えてみた。
MM入力に入れたVICTRY Hの音だが、ちょっと聴いただけではたいした違いはなかった。相変わらず低域にちょっと腰がない。高域はシャリシャリしてソースによっては聴き苦しいところがある。やはりもとからこういう音なんであろう。それともアームのせいか?はやくSIRIESX+Hyperspaceの音を聴いてみたいものである。 VICTRY Hの輸入元であるハインツ&カンパニーに電話して問い合わせたところ、やはり50Ωなのでオルトフォンタイプのトランスはマズイということであった。勧められたのはEAR MC3である。 先日、教育的指導をお見舞いした、やたら「!!!!!」ばっかしのサイトがネチネチと鬱陶しい。自分ところのBBSで内輪でコソコソとお互いを慰めあっている。まるで犬の遠吠えである。「器がわかります」って、人との約束も守れないような人にそんなことを言われる筋合いはない。言っておくが、なんのこと?記憶にない、なんて言い訳は通じない。私はそういうことはしつこく覚えている。ホンネをヒタ隠しにしてHP上でいい人を繕っても、こうやってちょっと個人的に接触すればお里が知れるというものだ。 そういや、約束といえば毎日更新とか言ってた日記はどうなったの?(爆) 2004.4.8
2004.4.7
ところで、未だにこんなこと言ってる人がまだいるとは、ちょっと驚いた。ちなみにこれを言ってる人はちゃんと人並みの装置を持っていて、日頃、アナログはオリジナル盤じゃないとダメとかエラソウなことを言っているのだが。 「最近ちょっと気になっているのですが、SACD再生の際のスーパーツイーターの効果なのですが。 SACDは再生周波数が理論値では100khzまでカバーしているそうですからそれからすると必要性は大きいかなと思います。でも、一方では聴いているこちらがそこまで聴き取れるのかしら?という疑問もあるわけです。」 SACD=スーパーツイーターなんて話はとっくに廃れた話題である。SACDだからといってあらためてそんなものは必要ない、というのはもはや常識である。じゃ、あんたの立派なオリジナル盤はCDみたいに20KHzでスパッと切ってあるのか?アナログだって理論値は50KHzぐらいまでは伸びている。CD4が開発された時にそこまで伸びたのである。もちろんそこまで録音されているかどうかは別問題だが。 以前も書いたが、スーパーツイーターが効果らしきものがあるのは、なにも50KHzとか100KHzの音が出るからではなくて、普通のツイーターが大体10KHzからダラ下がりなのを10KHz−20KHzの間を補間してくれるからに過ぎない。その上の音が出るかどうかなんて大きな問題ではない。 それにしても雑誌の記事の表面だけを受け売りで理解したつもりになって、こういういい加減な話を吹聴する輩はいつまでたってもなくならない。 JBL43○○ →JAZZ最高 SACD →スーパーツイーターが必要 モノラル盤 →モノラルカートリッジで聴くべし オリジナル盤 →音が良い この手の話はすべて眉唾ものである。バカ正直に真に受けてあちこちで吹聴してると、自分のレベルの低さを披露して回っているようなものだ。こういうのは、なんでも程度の問題であって、そりゃ、国産SPと比べたらJBL43○○の方がいいだろうし、スーパーツイーターがあった方がほんの少しは音は改善されるし、同じ装置ならモノラルカートリッジやオリジナル盤のご利益もあるかもしれない。だが世の中、上には上があって、JAZZを聴くには43○○よりいいのはいくらでもあるし、システム全体のグレードが上がればスーパーツイーターもモノカートリッジもオリジナル盤も必要ない。ハードオフで100円で買ってきたズタボロの国内盤でも十分いい音で聴けることを忘れてはならない。 iTunes 8456曲 2004.4.6 昨夜はついに515Bを515Aに換装した。部屋は結局かたづけないで、右側は箱を強引に倒して行い、左側は直前のソファが邪魔でまったく倒すことができず、箱を立てたまま気合いで取り替えたのであった。所要時間2時間以上、最近では一番疲れた作業になった。
誰に訊いてもこっちの方が断然良いという515Aである。後片付けもそこそこに、期待に胸を膨らませて早速音を出してみる。だが、いままでとは全然違う、やけに暗い大人しい音が出てきてちょっと焦った。もしかしたらこれは大失敗かもしれない、という不安が一瞬よぎる。しかし、しばらく聴いていると、どうも515Aの方がBに比べてレベルが高いようで、288-16Gのレベルを4dB上げてちょうどになった。これでバランスがとれて、随分と最初の違和感は消えた。これで一安心である。
2004.4.5
2004.4.4
香港に派遣したエージェントが今日帰国したが、SME用のアームベースは入荷してなかったようだ。1日にイギリス発送ということだったので間に合うかと思ったのだが・・。届き次第日本に送るということなのだが、はたして大丈夫なのか?中国人が相手なので非常に不安である(笑)。 2004.4.3
ELEKIT TU-873をまたまた購入した。これでTU-873が二台、TU-8730が一台になった。もともと一台目のTU-873の予備としてTU-8730を購入したのだが、マルチで使うとなぜか音がイマイチである。288-16Gに使っているTU-873の予備にはやはり同じTU-873でないとダメだということで、今回また新たに購入したのであった。今度のは球もオリジナルのままのようで300Bも6SN7GTもまったく無印だ。いうまでもなくこれは中国製であろう。 最近仕事場で409-8E用に使っているTU-8730と聴き比べをしてみたが、フルレンジで聴くとほとんど違いがわからない。8730の方はチェコのJJ製300B(ベースが白いセラミックのもの)なのだが、多少中域が大人しいかな、という程度である。 真空管アンプの世界というのも不思議なものだ。同じ300Bシングルでもパーツや線材に凝ったものは100万以上するものもある。シングルアンプならどんなに凝った設計をしても回路自体はたいした違いなどないのにここまで価格が違うのである。だが物量を投入した他のジャンルのアンプなら別だが、しょせん300Bシングルアンプなど出てくる音にそんな違いなどあるはずがない。コンデンサ1個換えて音が変わったからといって大騒ぎする人がいるが、「木を見て森を見ず」のたとえどおり、枝葉末節に過ぎる。音が気に入らなければ他のアンプを探した方が早い。 私の選択基準は簡単で、要は安ければいいのである。マルチアンプのドライバに使う分にはパワーはいらないし、音は実際に組み込んで聴いてみなければわからない。今までの経験から直熱3極管のシングルアンプが比較的合うものが多いから、ここから探しているだけである。845でも300Bでも2A3でも音が気に入ればなんでも良い。たまたま一番よかったのが、一番安いTU-873であるというのも皮肉なものであるが、これは残留ノイズも皆無であるし、動作も安定している。これほどお買い得なアンプは他にはないだろう。 2004.4.2
今晩は気合いを入れて、「スッチーの勝利のH」こと CLEARAUDIO VICTORY H をHELIKONからつけかえて試聴した。 針カバーがない、ご覧のような状態であるから、アームをターンテーブルにつけたままではとても交換はできない。極細のシェルリード線が切れるか、カンチレバーを折るかがオチである。面倒だが仕方が無いのでアームを取り外し、慎重に交換を行った。所要時間15分、我ながら中々手際の良い作業で無事終了した。針圧は推奨2.2gだが、新品なのでちょっと重めの2.4gで試聴する。 一聴した印象は、HELIKONよりは高域寄りの音である。分解能やスピード感は互角。低域は柔らかいが適度に締まっている。HELIKON+Hyperspaceで気に入らなかった低域の膨らみはこっちでは気にならない。エネルギー感ではHELIKONより劣る、というかこれが妥当なレベルかもしれない。基本的には同じ傾向の音である。表現がムツカシイのでカンニングすれば 「一聴してただものではない音の凄さを予感する。ピンポイントで結ぶ厳格なステレオイメージと抜群のチャンネルセパレーション。そして現代広帯域カートリッジの典型のようなシャープで分解能の高い音楽描写は、回顧的アナログ信奉者には無縁な世界と言える。かといって古典をないがしろにするどころか、音溝を深く掘り下げながら新しい響きを提示する。そこが最大の魅力だ。」 ということになる。これはVICTORY HにもHELIKONにもあてはまる。どっちにしろCDなんか逆立ちしても敵わない高レベルの音である。とりあえずHyperspace純正アームではこっちの方が相性は良いのでHELIKONはSIRIESXが付くまでしばらくお休みということになった。 実は今日、香港に某エージェントを派遣したのである。SIRIESX用のアームベースの受け取りと、SIRIESXの予約をしてくる予定である。日曜日には日本に戻るはずなので、もう少しでSIRIESX+HELIKONが復活するかもしれない。 2004.4.1
@オリジナルコーン紙の515A Aコーン紙を張り替えた515A B515B用のコーン紙に張り替えられた515A C515B である。裸であるからレンジは200Hz〜2KHzといったところ。だが、これが見事に全部音が違う。BやCは低域はそこそこ出るが中域がきつくて音が濁っているし、色彩感に欠け音が単調である。Aはエッジがまだ硬いのか、鳴りが悪くてボソボソいっていた。それでも515B系のBやCよりはずいぶんと音は良かった。 @は鳴らしこんであるせいか文句なし。軽く弾むような低域としっとりとした落ち着いた中域が素晴らしい。515Bと515Aを聴き比べたのはもちろん初めてであるが、これほどまで音が違うとは思わなかった。 というわけで@を購入して帰ってきた。今度の日曜にでも早速A5の515Bと入れ替えることにしようと思っている。もちろん288-16Gとのつながりや、駆動するアンプとの相性もあるので、結果はやってみなければわからない。たのしみ半分、不安半分といったところである。 先日紹介したカートリッジ、CLEARAUDIOの VICTORY Hが届いたが、今日は帰宅が遅かったので聴けなかった。これは明日のお楽しみである。 2004.3.31
まあ、ちょい聴きで断定するのも早計にすぎるかも。これは、しばらく電源を入れたままにして再度聴いてみるつもりである。(続く・・・ 2004.3.30
実は今日はBigBlockの1歳の誕生日であった。昨日すこしチューンアップしてやったので、相変わらずいい音で鳴ってくれている。この先何年BigBlockを使うのか?と考えても現時点では見当もつかない。15インチダブルウーファーにミッドとハイを4インチドライバで鳴らすというコンセプトは永久に不変だと思う。
2004.3.29
今日はBigBlockの調整をいろいろやった。まず、604-8Hとの比較で気になっていた低域の締まりのなさを解消するため、2231Hのレベルを1.5dB程絞った。125Hz以下の2231Hの領域は聴感で適当に決めていたのだが、冷静になって聴くとやはりレベルが高すぎて上の領域にカブっている。これでだいぶスッキリとした音になった。 次にC100A→F25のケーブルをCARDAS GOLDENCROSS RCA0.5mから同じGOLDENCROSSのバランス1.5mに交換した。長さの違いに特に意味はない。手持ちの長さがこれしかなかっただけである。ケーブル長の0.5mと1.5m程度の違いなら音にたいした違いはないが、アンプによってはバランス、アンバランスの違いは大変大きい場合がある。F25側は今までの経験からほとんど違いはないようだが、C100Aでこういう比較をするのは初めてである。結果はやはり低域がずいぶんと違う表情になった。バランスで送り出すと、中低域が一層締まってさらに太くなる。左右の音の拡がりも少し良くなってスッキリとした音場が形成される。SNが良くなったのかもしれない。 さらに、こんどはこれで余ったGOLDENCROSS RCA0.5mをミッドバス用のdbx→KSA50間に使ってみた。今まで使っていたのははQUADLINKである。0.5mだと使える場所は限られる。dbx→KSA50間もギリギリの長さであったが、dbxをラックの最後端に押し込んで無理やりなんとか接続させた。ここは125Hz〜500Hzという狭い領域なので、正直違いはほとんどわからない。どっちでも同じだと言ってもよいかも。まあ、0.5mのケーブルなど他に使いようがないから余らしても仕方が無いし、これはこれでいいだろう。
iTunes 8301曲 2004.3.28
一昨日セッティングしたA5の515Bに接続したPhonic XP3000をようやく試聴した。ゲインが非常に高く、MC7270ブリッジと比べると16dBもの差がある。F25のHigh側を全開にして9dB上げ、Low側を7dB絞ってやっとレベルが合った。High側を9dB上げるとさすがに前段のプリアンプなどの残留ノイズも少し耳につく。それにエアコンもいらない今の時期だとXP3000のファンノイズも結構煩く感じられる。Amcron MA2402なんかよりは格段に静かだが、ファンレスのMC7270と比べると不利は否めない。 このレベル合わせはクロス付近の中域を基準に合わせたのだが、この状態だとMC7270ブリッジより明らかに低域に力があり、モリモリと音が迫ってくる。一聴すると非常に新鮮な印象である。だが、しばらく聴いていると、どうもクロス付近から上がよろしくない。中域が汚く濁っているのがハッキリとわかる。A5の美点であるテナーやシンバルの艶がなくなってしまった。 しばらく聴いた後MC7270ブリッジに戻すと、ベースの力強さは後退するが、中域の美しさは段違いで、テナーサックスはゴリゴリ前に張り出してくるし、シンバルは濡れてしたたるように艶やかである。288-16Gを鳴らしているTU-873とのつながりがたいへん良い。ヴォリュームを上げても少しも煩いとは感じないのである。やはりこっちの方が断然良い。 ここで微妙なのは、同じマッキンでもMC2600だとダメだし、MC7270ブリッジがいいからといって上下をMC7270ステレオで鳴らしてもダメなところである。今のMC7270ブリッジ+TU873という構成が唯一の聴ける選択なのである。 A5にかぎらずALTECなどの高能率SPは、パワーがいらないからといっていい加減なアンプで鳴らしても(私の要求する基準では)絶対にマトモには鳴らない。それほどアンプのわずかな違いにもシビアに反応するのである。ましてやネットワークなど通せば、もはや本来の用途である映画館用の単なる拡声器になってしまう。こういうところが理解されないのか、適当に鳴らしてみてうまく鳴らないからといって早々に手放したり、JBL43○○などの低レベル自己完結型SPに流れたりする場合が多い。当然、ユーザーが多ければ多数決の原理でそれが基準になってしまう。吊るしのJBL43○○でいい音がするとか、最高だとか言って満足しているのはそれ以上の音を聴く機会がないからであって、端から見れば児戯にも等しい低レベルの話である。 こんなことを書くと、またぞろ「本人が満足しているのだからゴチャゴチャ言うな」とか「JBLオリジナル以外は認めない」とか「JBL自身がこれで良いとアセンブリーしたのだから、なにがなんでもオリジナルが最高」とか「愛情を持って接すれば必ずいい音が出る」とか、精神論をふりかざして攻撃してくる輩が出てくる。まったく戦時中の大本営じゃないんだから、精神力だけでいい音が出るわけがない。こういうくだらない話はいい加減にしてもらいたいものである。 以前HGさんに借りてもらったAmcron MA2402は、低域は力があり、中域もMC7270と遜色がなく理想の音であった。だが、これは家庭で使うにはファンの音が大きすぎる。しつこく探せばMA2402のような音でファンのないパワーアンプもあるかもしれないが、現状でも十分満足しているので当分はこのままでいくことになるであろう。 2004.3.27
2004.3.26
久々に苦言をひとつ。「ちょっとクラシカル」とかいうサイト。画像転用を禁ずとかエラソウに書いてあるが、自分は他からバンバンCDジャケ写真とか転用しているんじゃないの?いちいち許可なんかとってるわけ?とってないでしょう?だいたい素人の撮った写真ごとき無断転用したからって何が問題なのか理解に苦しむ。ここだってそうだが、HPを公開するからには写真、文章など、どこに行こうがいちいち気にしてられない。だからウチは無断転用OK、他所からも無断転用やり放題である。どうしても気に入らなければ、マウス右クリックしてもポップアップメニューが出ないようにすれば良い。そんな技は知らない、でも転用されるのはどうしても気に食わない、なんて、そんな人にはHP公開する資格はない、とここで断言してしまおう。 iTunes 8252曲 2004.3.25
ダブルSIRIESXにしてしまえばアームにたいする不信感からは解放されるが、今度はもうひとつのカートリッジを何にするか?という問題が出てくる。無難なところでは最新型のSPUなんかが面白そうだとは思っているが、いまのところは未定である。 低域の甘さと中域の煩さをちょっとでも押さえようと無駄な努力をしてみた。東京防音のターンテーブルマットと、かの有名なレゾナンスチップ(爆)である。 このマットは「ハネナイト」という新素材のゴムでできているらしい。ブチルなんかよりも振動をよく吸収すると能書きには書いてある。Hyperspaceは重量10kgの特殊亜鉛合金プラッターと3kgのカーボングラファイトターンテーブルマットの組み合わせだから、プラッター部分には共振などあるわけはないが、これをひくと確かに音が変わる。最初は面倒なので、このマットの厚み分の4mmアームを持ち上げないで聴いたら低域がボンついてヒドイ音になったのだが、思いなおしてアーム高を調整しなおしたら見事に低域が締まって聴きやすくなった。シンバルも響きが硬質になりアナログらしくなってくる。 レゾナンスチップは写真のようにアームの付け根にひとつだけ貼り付けた。ヘッドシェルにも貼ろうかと思ったが、目立ちつぎてカッコ悪いのでやめにした。ここなら、アーム調整のネジか何かに見えないこともない。ついでにモーターのプーリーの頭にもひとつ貼ってやった。こっちはもともと真っ黒なので全然目立たない。 レゾナンスチップは直径が10mmで厚みが1.5mmの円形アルミチップの裏に、直径6mmで厚みが1mmの両面粘着テープつき軟質ゴムを貼ったものである。これはアルミチップを積極的に振動させてゴムを伸縮させ、ゴムの分子間摩擦で振動エネルギーを熱エネルギーに変換して、貼った面の振動を吸収するというものだ。これはどちらかというと中域や高域を艶やかで繊細にする傾向があるらしい。実際に貼り付けて聴いてみたが、誰もが予想する通り、効果のほどはさだかでない。 これは、まあ、おまじないのようなものだ。大体こんな軽くて小さいものが、巷で言われているような、盛大に振動するスピーカーユニットのフレームや壁に効果があるとは思えない。せいぜい、微小な振動に敏感に反応するアーム回りぐらいしか使って見る気にはなれないではないか。それも効果はマユツバものだが。まあ、貼っても害はなさそうなので、余ったのも全部適当に貼ってみようと思っている。
2004.3.23
416は515の磁気回路を少し弱くしたものだ。コーンやフレームなどは共通である。本気で鳴らせば515の敵ではないが、適当に鳴らす分にはかえって低音が出やすくて使いやすいといわれている。これを適当な箱にいれてHF4000や2405でマルチを組もうなんて性懲りもなく考えている。
2004.3.22 千葉からちょうど西へ300km、浜松の「浜名湖のオコゼ」さんところに行ってきた。前回訪問したのは一昨年のお盆であったから、今回は一年半ぶりということになる。その間に部屋が14畳から24畳に拡大され、メインシステムの4WAYマルチはウーファーがダブルからクアトロに、ドライバもシングルからダブルになっている。 @メインシステムの構成は SP ウーファー ガウス4583A×4 ミッドバス ゴトードライバSG555+ホーン ミッドハイ ガウスHF4000×2 JBL2350ホーン ハイ TAD TD2001×2 フォステクスウッドホーン CDT アキュフェーズ DP-100 プリアンプ アキュフェーズ DC330 チャンデバ アキュフェーズ DF35 パワーアンプ ウーファー マークレヴィンソン No.333L ミッドバス クレル KSA50U ミッドハイ スレッショルド 4000カスタム ハイ スレッショルド SA3.9 クロス周波数は224Hz、1120Hz、5000Hz。 この他 ASP JBL4355 チャンデバ アキュフェーズF25(290Hz) パワーアンプ ウーファー カウンターポイントSA4×4 マークレヴィンソンNo.20.6×2を適時切り替えて使用 ミッドバス以上 クレル KSA250(近々KSA100も加わる予定) @AのCDP、プリアンプは共通である。 BSP JBLパラゴン(LE15 375 075) CDP カウンターポイント DA11+DA11UA プリ カウンターポイント SA5.1 パワーアンプ 三栄無線 845シングル CSP JBL L300(フロント左右) JBL A500(センター) フォステクスFW800(スーパーウーファー) JBL 123A+LE85+N502(リア) SACD DVDマルチプレーヤー マランツDV8400 プリ アキュフェーズ VX700 パワーアンプ フロント クレルKSA50U リア マッキントッシュMC7270 センター スーパーウーファー デンオンPOA8000
とにかくこれだけあれば、どれから聴かせてもらったら良いか迷ってしまう。とりあえずスペースデッキのセッティングを行い、リファレンスになりそうな4355で鳴らしてもらった。 ところがチャンデバのレベル調整がまったくなされていないようで、高域の足りないブカブカの音である。どうやら部屋を改築して搬入はしたが、いろいろ忙しくて調整をするヒマもやる気も起きなかったらしい。最近よくあることなのだが、4350や4355を鳴らされているところに行くと、上下のレベル調整の適当さに呆れてしまう。平気でへんなバランスで鳴らされていて唖然とするのである。 オコゼさんところの4355も一聴しておかしな音だったので、遠慮なくF25のレベルコントロールを回して自分の好みのバランスにした。だが、セッティングが悪いのか(床からもっと上げたい)、ウーファー用のアンプであるカウンターポイントSA4の性格なのか、低域がモヤついて抜けきらない。オコゼさん自身もも、SA4と切り替えて使っているマークレヴィンソンNo.20.6の方が低域が締まって力があるとおっしゃっていた。残念ながら、当日はNo.20.6が不調で聴けなかったので仕方がない。 スペースデッキの音であるが、SNの良さ、透明感、中高域の厚みとヌケの良さにたいへん驚かれたようだった。いつも聴かれているディスクも明らかにスクラッチノイズが少なく、低域の押し出しも違うという。我家でもHyperspaceよりいい音がするSpacedeck+シリーズXの組み合わせだからこれは当然である。マイクロ+SAECなんかの旧式とはレベルが違うのである。 だが問題もある。プリアンプがDC330であるからアナログもここでデジタル変換されてしまう。我家でもDG38にアナログ入力ボードをつけて、DG38を通してアナログディスクの再生をしたことがあったが、二度と聴きたくないと思うほどヒドイ音であった。DC330も同じ様なオプションボードを背面のスロットに挿入する様になっているから条件は同じである。マイクロと比べる分には同条件であるから両者の違いははっきりわかったが、アナログ再生は本来こんなレベルではない。 オコゼさんところには現在使っていないアキュフェーズC275Vがあるから、アナログ再生にはこっちを使うことを強くお勧めしておいた。C290VとかC275Vは低域が薄くて私の好みではないが、DC330よりはマシであろう。 ここで夕食タイム。浜松といえばウナギである。「新角」という地元では一番うまいというウナギ屋さんに行って、うな重とウナギの柳川を食べた。ウナギの蒲焼は、関東で食べると味付けが濃くて辟易させられるが、この店の蒲焼は薄くもなく濃くもなくちょうど良い。浜松が地元だから無条件においしいというわけではなくて、関東と関西のちょうど真ん中で味付けも中間なのか?、店が多いから競争が激しくて自然においしくなるのか?おそらくその両方なのだろう。だがオコゼさんや同席されていた友人の「とんべ」さんにとっては、ウナギなど機会があるごとにイヤというほど食べられているにちがいない。浜松だからウナギ、という当方の単純思考に無条件におつきあい頂いて感謝であった。なんせ、全員うな重と柳川の二人前食べたのだから。
クアトロウーファーといえばアキュフェーズの春日会長が有名だが、その春日氏によると@同じ音量だと一個あたりのストローク量が減り歪が減少するA振動板面積が大きく、実物楽器の大きさに近い方が低音楽器のスケール感が出やすい、などのメリットがあるらしい。 最後にJBL L300を中心とした5.1chも聴かせていただいたが、パーカッションがリアから出るなど不自然さが目立っただけであった。この辺は30年前の4ch時代からまったく進歩していない。相変わらず子供だましの安直なソフト制作をしているようである。だいたい2つでも始末に困るのに、5つもスピーカーを揃えなければならないような面倒なものが普及するわけがない。おそらく5年後にはSACDもDVDAも跡形もなく消え去っていることであろう。 オコゼさんは面白い人である。私なんか足元にも及ばない人格者である反面、子供のように装置を次から次へと導入しては一喜一憂されている。一部のヴィンテージヲタクのように、わかってもいないのに特定の機種に対する偏執的なコダワリがないのもけれん味がなくてよろしい。いいと聞けば、どんな装置でも偏見なく試してみるという姿勢には清々しささえ感じられる。 そして、この超ど級ガウスシステムからは誰も想像できないような超小音量でスローなJAZZを聴かれる、そのギャップも面白い。次回訪問する時は、今度は私がいつも聴いているようなドッスン、バッコンというソースを是非聴かせてもらいたいと思った。 翌日は浜名湖畔でウナギの白焼きを食べた。タレをつけずに炭火で焼き、ワサビ醤油などをつけて食べる。こっちはあっさりして関西風。浜松では蒲焼、浜名湖では白焼きが主流のように感じたが、この辺が関東と関西の境なのかもしれない。 |