2004.1.25

今日はJBL4350を二ヶ月前に導入したばかりのpippinechoesさん宅を襲撃してハードロック向けのチューニングをすることになっている。4350を入れたからといって誰でも最初からいい音がするはずがない。どれだけヒドイ音か(爆)、請うご期待である。続きはpart8で・・・・

2004.1.24

iTunesへの転送がちょうど5000曲になったので、記念に画面を切り取った。18.7日というのはノンストップで演奏し続けたらこれだけの時間かかるという意味である。1曲あたりにすると平均約5.4分、やはり少々長い。普通は4分ぐらいであろう。一日8時間聴けば3倍の56.1日で一回りするということになる。
最終目標は60GB、12000曲である。家にあるCDをすべて転送したら一体どれぐらいの容量になるのかいまだに見当がつかないが、もし足らなければレンタルCDで補えば良い。

訂正である。DG38内蔵DACボードとSRC2496の比較の続きであるが、今日再度聴き比べたら結構違いがあった。聴くソフトによって違いの大きなものとあまり差が出ないものがあるようだ。

  DG38 SRC2496
セパレーション 大変優秀 やや劣る。音像がDG38より30cmづつぐらい中央に寄る。
高域 よく延びている。シンバルの分解能もよく余韻が長い。シャラーンといった感じ。 なだらかに落ち込んでる。あまり聴こえない。シンバルのアタックが強くカツンカツンとした感じ。
ヴォーカル ひっこみがち。 前に出てくる。
低域 大人しくてボケ気味。エレキベースやバスドラがよく聴こえない。 たいへんご機嫌なサウンド。ノリとタメが見事に再現される。604-8Hの低域もベリンガーの貢献度が高かったようだ。

SRC2496はロック向き、DG38はシンバル命のJAZZ向きといったところでどちらも捨てがたい。ただSRC2496のケーブルが日立なのでDG38のゴールデンクロスとはだいぶグレードに差がある。次回はSRC2496もゴールデンクロスにして聴いてみようと思っている。



376用のダイアフラムを予備に手に入れた。エッジが折り紙のようなダイヤモンドエッジで表面にリブが入っている。375のダイアフラムは表面がつるつるでエッジはロールエッジである。直径が4インチであるから写真で見る印象より実物は遥かに大きい。本体はこれより一回り大きくて重いから、初めて実物を見ると誰もがその威容に驚きを禁じえない。ちなみにALTECの288は直径3インチのダイアフラムであるが本体の大きさは376とほとんど同じだ。それだけ強大なマグネットを擁しているということである。

とかなんとかいい気になって書いていたら、このダイアフラムは376用ではなく2446か2445用ではないか?というのが判明して返品することとなった(笑)。376用はエッジがダイヤモンドエッジというだけで表面にリブはない。だが2446用もリブはなかったような気もする。もしかしたら2450J用かもしれない。それなら返品はやめて持っていることにしよう。

iPOD 5115曲

2004.1.23

昨年の9月に引き続き再度サウンドハウスショールームに行ってきた。今回は→のCLASSIC_PRO CSPシリーズの試聴が目的である。写真を撮るのを忘れたのでメーカー写真でご容赦願いたい。
左から順に15’12’10’8’6’ウーファー搭載モデル。高域のドライバは機種によって多少サイズが異なるようである。このうち6’モデル以外は2台のパワーアンプを内蔵したマルチアンプパワードモデルが存在する。驚くべきはその価格で、15’のパワードモデルで¥49800、8’だと¥19800にすぎない(一台あたり)。
試聴したのは15’パワードのCSP15P。ウーファー用に600W、ドライバ用に100Wのパワーアンプを内蔵している。もちろんチャンネルデバイダやVOL、さらにEQまで装備している。MIC入力まであることを考えると簡単なプリアンプまで持っているようである。本来はPA用のようで、ショールームでも実際のコンサートステージを模したステージの上に1mぐらいの三脚状のスタンドに乗せて設置してあった。

肝心の音はまあまあといったところである。さすが15’ウーファーというところでエレキベースや打ち込み系の重低音は難なくこなす。やはりマルチアンプでウーファーとパワーアンプが直結されているメリットが出ていて、歯切れが非常によろしい。ゴンサロルバルカバのモントルーライブをかけてもらったら、まるでステージにトリオがいて演奏しているかのような錯覚をおこすほどスケール感も出る。高域が1インチ口径のドライバなのでちょっと荒っぽいのは仕方がない。その名に反してクラシックの弦なんかの再生にはまったく不向きなのはしょうがないであろう。

という、まったくありきたりのレポートになってしまうが、これはいろいろ使い道があって面白い。ステージ用のマトモなスタンドがオプションであるからホームシアター用に5本入れても良いし、いま流行りのミキサーつきのHDレコーダーのモニタとしても良い。こういう用途なら別に15’に拘らなくても8’モデルでも十分だ。PCのモニタ用に是非6’モデルも発売してもらいたい。

私だってそうであるが、いつまでも過去の名機に拘ってそれ以外をなかなか認めようとしない人が多い。そういう人達は音など関係ないのである。音が良かろうが悪かろうがなにかのきっかけで惚れこんだ機器以外は認めようとしない。その製品やブランドのもつカリスマ性の虜になってしまい、正しい評価をくだせなくなってしまっているのだ。テクノロジーの進歩は性能の向上とともに低価格をも生み出す。いつまでもJBL43○○や○○○○レ○○○○の時代でもないであろう。ま、別にCLASSIC_PROがこれらより優れているというつもりはないが、余ったお金でソースを余計に購入したり自分で曲を演奏して録音してみるとか、他の方向に手を出すのも音楽に対する理解を一層深めるという意味では意義のあることではないか。音楽に無知なオーディオマニアほど滑稽なものはない。

iPOD 4871曲

2004.1.22

NAOKさんにお借りしている(いつまでもすいませんNAOKさん)パチンコ球インシュレーターをTL5100の下にひいたら604-8Hの高域のアバレが少し解消された。シンバルの厚みも少し出るようになった。高域のレベルが3dBぐらい下がったような印象だ。理由は不明である。TL5100の純正4点インシュレーターの高さが不ぞろいで多少ガタがあったのが、3点に変わってがたつきがなくなったせいだけかもしれない。それともこの特殊な構造に大変なノウハウがあるのだろうか?
CDが振動に弱いということは否定しない。読み取りエラーがあればソフト的に補間をしているそうだから、もとより読み取りエラーが少ないにこしたことはない。だからといって市販の高価なインシュレーターに特別なご利益があるとは思えない。単に3点支持でガタツキがなくなる分音がよくなるだけだと思っている。特にまことしやかに言われる、素材の音がCD再生音に乗るなんていうことはデジタル
なのだから絶対にあり得ないことだと思う。

iPOD 4744曲 今日もまたiTunesがCDDBを読みに行かなくなってしまったのでWindowsXPシステムを前日に戻す作業を行った。これはソフトのバグなのだろうか?

2004.1.21

ケーブルTVの2Mインターネットであるが、このスピードで通常の使用にはまったく問題がないと思ったが弱点もあった。
インターネットラジオにつなぐととたんにスピードが落ちるのだ。ラジオを聴きながら作業をすると以前の64kbsに戻ったみたいにスピードが出ない。やはりこの辺は40MのBフレッツと差が出るところである。Bフレッツだとさすがにこういう状況でもまったくストレスなく使用できる。


               お気に入りのラジオ局Q107クラシックロック専門局→

パソコンのスピーカーもALTECである(笑)。10cmぐらいのウーファーと正体不明のツイーターの2WAYパワードSP。音はなんの変哲もない普通の音。ALTECだからといってなんでもかんでも褒めてたらどっかの褒めまくりの某サイトと同じになってしまうではないか。95年ごろ購入した3代前のPCに付属していたのをいまだにしつこく使っている。

最近はこれをスタジオ用の小型2WAYパワードSPに代えたいと思うようになってきた。あまり大きなものは邪魔だから6.5インチウーファーぐらいのものが良い。この手のプロ用モニタSPはほとんどが内部に二つのパワーアンプを内蔵した2WAYマルチアンプ駆動である。アンプもデバイダもSP内部に入っていて外からは区別がつかないののだから、ネットワークにしてパワーアンプを一台で済ましたほうがスペース的にもコスト的にも有利なのにわざわざマルチアンプにしている。妥協の許されないプロ用がこのやり方を採用しているということは、やはりネットワークを廃したマルチアンプの効果は絶大であるということの証明であろう。

iPOD 4626曲

2004.1.20

正月に海外に行った先で購入したCDの1枚である。Otis Rush "LOST BLUES"。77年ストックホルム録音。黒人ブルーズメンが北欧で録音するとは珍しい。これは久々の掘り出し物であった。ES335のB.B.KINGモデルでひたすら泣きのギターを聴かせてくれる。
13thや11thノートなどのテンションを多用して独特の響きが洒落ているJAZZやボサノバと比べると、7thコードオンリーのブルースギターは泥臭くてあまりカッコよくは聴こえないが、自分で弾いてみるとその多様性に感心させられる。ギターという楽器の特徴をじつにうまくとらえている。おそらく南部のコットンフィールドで一日の作業を終えた黒人達がギター、ハモニカ、洗濯板などを持ち出して演奏するうちに自然発生的に生み出されたものなのであろう。

Otis Rushはシカゴで活躍したブルーズマンであった。サウスデルタで生まれたブルースがミシシッピー川をさかのぼり、シカゴで花開いたのであった。1960年代のシカゴはアメリカンブルースの中心地であったらしい。

iPOD 4494曲 MP3とAACの音の違いはPCのスピーカーで聴く限りはほとんど同じ。期待した容量もほぼ同じである。

2004.1.19

そもそもベリンガーのDAC単体の実力はいかほどかという疑問が当然ある。604-8Hでいくら使っていても他と比べたわけではないのでほんとのところは不明である。そこで当分使う予定のないサンプリングコンバーター兼DACであるSRC2496をBigBlockに組み込んでDG38のDACボードと比較試聴してみた。
Wadia21のバランスデジタルアウトからZAOLLAのケーブルでSRC2496に入力し、C100AのLINE2に接続する。SRC2496とC100A間は日立のケーブルを使ったプロ用バランスケーブルである。DG38の方はベルデンの同軸ケーブルとカルダスゴールデンクロスである。ケーブルだけを言えばカルダスを使ったDG38の方が有利かもしれない。
こういう試聴は、傍から読めば簡単そうだが、実際やるのは結構面倒である。機器を追加しようとすれば、まず置き場所から考えなくてはならないし、当然電源を新たに取らなければならない。今回は付属の1.5mの電源ケーブルでは空いているコンセントに届かなかったので長尺の電源ケーブルを探すのにあちこちのケーブルの山を漁らなければならなかった。プリとの接続に使うバランスケーブルを差し込むのもなかなか面倒である。本体が軽いので片手ではコネクタを差し込もうとすると力が入らない。狭いラック背面に不自然な姿勢で潜り込んでコネクタを差し込もうとすると、真冬でも汗がタラタラでてくる。おまけに真上にあるC100Aの電源ケーブルにちょっとでも触れると電源が落ちてしまうので細心の注意が必要だ。C100Aに使っているシナジックリサーチの電源ケーブルは硬くて重いわりにインレットが緩いので、これにちょっとでも触ると抜けはしないが導通が切れてC100Aの電源が落ちる。電源が落ちるとマイコン管理されているC100Aの情報がすべて消えたり、(なぜか)ときどき電源がなかなか入らなくなったりする。精神衛生上非常によろしくない。だからBigBlockのラックの裏はなるだけ触りたくないというのがホンネである。

話が脱線したが、無事結線を終え試聴を行った。C100Aのリモコンで瞬時に両者を切り替えながら試聴するので(音量もトリムコントロールで揃える)違いがあれば絶対にわからないはずはない。だが、何度切り替えても両者の音はほとんど同じである。安モンだという先入観からかSRC2496の方が微かに音が荒っぽいような気がするが、切り替えているうちに途中からリモコンの位置がどっちかわからなくなってからは(C100AのパネルのLEDを見なければ入力がどこにあるかわからない。試聴位置からは見えない)区別がつかなくなってしまった。こうなってはカルダスゴールデンクロスのご利益もどうなったか?ということにもなるわけだが。
いままでBigBlockで試したDACはWadia21内蔵のもの、marantz ProjectD1、WadiaPRO、GoldmundMM10+などがあった。いちばん良かったのはmarantzだった。艶やかでCDとしては音が生き生きとしている。marantzは安い出物があれば今でももう一台欲しいと思っている。Wadia21内蔵DACはもはや古くてちょっと使えない。MMカートリッジのように音にキレがなくぼやけた音だ。Goldmundはその値段にはまったく比例しない普通の音であった。BigBlockではDG38内蔵DACボードよりも劣るという印象だ。DG38のDACボードも高域がうるさいところが多少欠点であるが、値段のわりにはそこそこ聴けるので当座のDACとして使っている。

結論としてはベリンガーの2496シリーズのDACは使えるということである。というかデジタルなどしょせんその程度のレベルのものでしかないということだ。これは勝手な想像だが、このSRC2496やDEQ2496もDCX2496もDAC以降は同じ回路なのではないか?同じものを大量生産してコストを下げるのは、安くていいものを提供するためには当然のことである。だからDAC部分を抵抗でディスクリートで組んだというアキュフェーズDC80(81だったか?)は別格として、市販の汎用チップを使って設計する限り2万でも300万でも中味は大差ないはずだ。電源や筐体にいくら贅を尽くしてもコストはたかがしれている。希望小売価格が300万なら製造原価は1/10以下の15万程度であろう。通常、製造原価は1/10程度だが、日本に限っては輸入されるといきなり倍の値段になってしまうのだから、原価は1/20だ。そうとも知らずCD再生に大金を投じて、いい音がするとかいって自己催眠にかかっているのは滑稽を通り越して哀れでさえある。

iPOD 4275曲

2004.1.18

昨日も仕事のの合間をぬって604-8Hの調整をおこなったがどうも芳しくない。自宅で聴くぐらいのボリュームだとなかなかいい感じなのだが、紫音♪さんところの1/3ぐらいまでボリュームを上げると上がきつくて聴いていられなくなってしまう。自宅も相当大音量だが、仕事場は12畳の部屋の限界までボリュームを上げるのでごまかしは効かない。これはEQで1kHzや4KHzを下げると解消されるが、これではこんどは前述のようにピアノがピアノでなくなってしまう。再生するのがクリティカルな山下達郎「アルチザン」などまるで別人28号の声だ。

いろいろ考えた末、どうもTU-8730が限界を超えているのかもしれないという結論に達した。自宅のTU-873やAudionSilvernight300Bは絶好調だが、このTU-8730はイマイチである。球が寿命なのか、組み立てが悪いのか、故障なのか、設計が悪いのか、はたまた相性が悪いのか、原因は不明であるが自宅の300Bアンプのようにキラリと光るものがない。公称8W×2であるがそこまでいかないうちに歪んでしまっているようだ。
そこでTU-8730の代わりにどんなユニットでもそこそこ安定した性能を出すYAMAHA B4に換えたところ上記の問題はあっさりと解決してしまった。さすがにTU-873+288-16Gや2450J+SilverNightほどの音の厚みやエネルギー感は得られないが、1インチドライバ特有の音の薄さがだいぶ解消される。これならあとはパラメトリックEQで微調整すればなんとかなりそうだ。

iPOD 4209曲

2004.1.17

これがDEQ2496のAUTOEQで補正後のEQ画面である。2.5KHzから一直線に上昇している。逆に2KHz以下は平均5dBぐらい下がっている。2.5KHzから上の上昇カーブはマンタレーホーンがこれだけ高域減衰していることの証拠だ。しかし、それにしても裸の604は相当おかしな特性を持っていることになる。欠陥商品に近いともいえるのではないか?
もちろんこれはAUTOEQをかける前のセッティングが悪いせいもある。高域のチャンデバのレベルを少し上げてからAUTOEQをかければ8KHzや12KHzあたりの+15dB(以上かもしれない)も下がり、中低域も上がるだろう。

ところでこのAEQは80Hz以下は未測定である。マイクでは正確な測定ができないということでDEQ2496では最初から除外されてしまっている。あとは聴感できめれば良いということだ。たとえばバスドラがズシンとくるようにすれば63Hzのレベルが合うということであるから、前後もそれに合わせればよい。

おとといに引き続き、この後パラメトリックEQでいろいろ調整したが全然うまくいかない。4KHzだけでなく1KHzのフィルターも追加してあれこれやってみたが、やればやるほどピアノが変な音になっていく。繊細さや透明感がなく彫りの深いザクっとした中域だけの音になってしまうのである。いわゆる昔のマッキンサウンドである。結局パラメトリックEQはかけずにAEQだけの状態が一番よかった。

しつこくiPODネタである。デジタルデータの圧縮方法であるが、調べるのが面倒なのでここまでMP3の128kbpsで転送してきた。だがアップルのサイトを見るとAACというのが最新の圧縮技術であるらしい。同じ128kbpsでも音質に優れ容量も少ないと書いてある。iTunesもiPODも同じアップル製品であるから当然これはサポートしている。今までMP3で転送したものを再度やり直す気はしないが、これからまだまだ先は長い。今日からAACで転送してみることにした。AACとMP3が混在しても不具合はないはずである。

iPOD ついに4061曲

2004.1.16

先日導入したケーブルTV会社からメールが来た。

「先日ichan-NETの工事を完了させていただき、誠にありがとうございます。お客様はエクスプレスコース(2M)でのお申し込みになっておりました。
工事完了してからしばらく、スタンダード(640kbps)でのご利用となっておりましたが、お客様のモデムの設定が完了し、エクスプレスコース(2M)でご利用できる状態になりましたので、ご連絡申し上げます。

 以上、よろしくお願いいたします。」

というものである。事前に説明がなかったのでてっきり最初から2Mだと思っていたのだが640kbpsであったのか。昨日までのFTPでの転送スピードでいうとISDNが5kbps、ケーブルTVが30kbps、Bフレッツが600kbps程度であった。今日やってみるとたしかに倍近くの50kbpsほどの速度が出る。だがFTPなどの上りと異なり、ページ表示などの下りだとケーブルTVとBフレッツの速度差は(体感では)まったくない。このレベルの速度だともう転送スピードよりPC内部の処理が飽和状態なのであろう。ちなみにケーブルTVの方のPCはAMD Athlon2GHz メモリ512MB HD40GB、Bフレッツはintel celeron1.8GHz メモリ512MB HD120GBである。画像処理などのPC内部の作業はなぜかAthlonの方が圧倒的に速い。クロックもほとんど同じだし、HDの容量はむしろ少ないのに不思議なことである。



調子に乗って、昨日覚えた「PrtSc」キーを使って表紙を切り取ってみた。左が普段使っている21インチモニタの1600×1200ドット、右がノートパソコンの1024×768ドット、下が自宅で使用しているワイド画面モニタ1280×768ドットである。ご覧のように画面解像度が違うと表示される大きさだけでなくレイアウトも変わってしまう。苦労してレイアウトしたデザインも解像度によってはメチャクチャになってしまう。
これを避けるにはテーブル(表)を用意して、この中にコンテンツを入れてしまえばよい。表は中央固定にする。そうすれば表自体が画面の解像度によってどこにくるか変わるだけで表の中のレイアウトは変わらない。このPart7は(ようやく)そうやって作成している。こういうのもプロからすればあたりまえかもしれないが、このHPはマニュアルも読まずにまったくひとりで独学で作っているので少しずつしか進歩しない。オーディオと同じでなんでも昔から他人に頼るのはキライなのだ。

ハワイ マウイ島ラハイナから荷物が届いた。ハワイ在住のT氏が「進呈しましょう」といって送ってくれたものである。中味は訳ありでヒミツ・・・

2004.1.15

iPODだが3842曲の時点で使用済みHD18.88GB、残り18.27GBと半分を切ってしまった。比較的一曲の容量の多いJAZZやクラシックがいまのところメイン(転送の順番で)なので仕方がないことであろう。これからはROCK系が多いはずなので8000曲いくかいかないかギリギリのところである。

iPODを使う当初の計画とは異なり、BGM用にはDELLを使うことにしたので容量は80GBと倍増している。おまけに自宅のPCからDELLにデータを移動させるため160GBの外付けHDも用意した。HDもいまや激安で、このIODATA製は17000円ほどであった。接続もUSB2.0を介してつなぐだけでなんの工夫もいらない。
ちょうど10年前、15万以上も出してMAXTORの1GBHD(SCSI)をそれこそ清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入したことを思い出す。当時は標準装備のHDの容量は200MB程度。500MB以上となるとSCSI接続のものしかなかった。
いまや懐かしのAdaptecのSCSIボードをPC内部に取り付け、ドライバソフトをインストールし、HDを接続して認識させる。DOSの暗い画面と格闘していると精神まで蝕まれていくような気になったものである。

Windowsの「PrtSc」キーを使って画面イメージを切り取る方法をやっと見つけた。早速↓のイコライザ画面をこれを使って作成して入れ替えた。この機能があるのは以前から知っていたが、使う機会もなかったのでいざやろうとするとやり方がわからない。「PrtSc]キーを押してもなにもおこらないのでそのうち誰かに教えてもうらおうと思ってそのままになっていたのである。なるほど切り取った画面イメージはクリップボードに保管されるのであった。こんなんは常識か?(笑)。

iPOD 3948曲

2004.1.14

iTunesにはたいしたものではないが再生時に使用するためのEQがついている。ご覧のような10バンドの簡単なものである。これを触って遊んでいたらJAZZだとかPIANOだとかのプリセットが付属しているのを発見した。


左がピアノ、右がJAZZのプリセットである。ROCKというのもあるがJAZZとほとんど同じだ。JAZZをよく見るとなんのことはない、500Hz、1KHzをへこませ250Hz、150Hzを膨らませているだけである。ピアノの場合は逆に500Hz近辺と4KHz近辺を膨らませている。これがどんなスピーカーにもあてはまるわけはないが、まあ参考にはなるだろう。

昨日キースジャレットのピアノがあまりにも情けない音だったので、DEQ2496の再調整を行った。まずAEQでフラットにしなおした。次にパラメトリックEQで上記のEQカーブを参考に調整を行ったのである。

これがPEQを起動した画面。今はフラットである。

2ページ目に移動し可変ポイントを選ぶ。10個まで選べる。今回は125Hz、500Hz、4000Hz、8000Hzの4ポイント。

125Hzは-6dB/octのハイカットフィルター、500Hzは1oct幅のバンドパスフィルター、4000Hzは2/3oct幅のバンドパスフィルター、8000Hzは12dB/octのローカットフィルターである。あとはそれぞれのゲインを聴感で決めていく。

パラメトリックEQとは可変ポイントが自由に好きなだけ選べるグラフィックEQのことだと考えてよい。DEQ2496のPEQの場合だと可変ポイントが最大10個である。そのうち必要なだけを使うということだ。そして可変させるフィルターがバンドパス、ハイカット、ローカットの3種類。バンドパスフィルターは可変幅が1/10octから10octまで選べる。
バンドパスフィルターとはいわゆる普通のグラフィックEQのように中心の周波数から左右対称に山型に可変させるフィルターのことである。ハイカット、ローカットは-6dB/octと-12dB/octの二種類だ。ハイカット、ローカットはそこから上や下をトーンコントロールのように持ち上げるフィルターだ。

iTunesのピアノEQをまねて500Hzと4KHzをブーストしてみたが、やはり4KHzをブーストするのはダメだった。ピアノがきつくてキンキンいう。逆に3dBほど減衰させてやればいい感じになってきた。しかし、フィルターはあと6個あるし、可変ポイントもまだまだ候補はある。可変幅も何種類もあるしこれを使いこなすのは容易ではない。こういうのは適当なところでやめるのが賢明というものであろう。

iPOD 3842曲

2004.1.13

どこかのサイトに、(ローコストの)デジタルEQはレベルを下げるのは良いが上げるのは良くない、とか書いてあった。デジタルのことはよくわからないが、「デジタル演算でオーバーフローする」らしい(なんのこっちゃ?)。なるほど、言われてみればそんなような気がする。要するにどっかの帯域をレベルダウンで補正するのは良いがレベルアップするとそこの帯域の音が悪くなるということだ。
604-8HのDEQ2496のAEQが作り出した補正カーブは最小が2KHz -9dB、最大が10KHz +13dBと凹凸が激しい。それぞれは±15dBまで補正できるから2KHzを-15dBまで下げてあとは全体を6dBづつ下げてみることにした。これでも10KHzは依然+7dBだが+13dBよりはマシだろうという仮説によるものである。

ところが結果は悪くはならないが別に良くなったとも思えない。相変わらず高域が荒っぽい耳障りな音である。もっとEQのレベルを下げた方が良いのかと思って、チャンデバのドライバー用のレベルを3dB上げ(F20なのでこれ以上は無理)、その分EQの2KHz以上を更に3dBづつ下げてやったら今度は音がはっきり悪くなってしまった。どうもデバイダの3dBとEQの3dBでは変化量が異なるようだ。

どうやら結果は失敗のようである。自宅から新たに持ち込んだキースジャレットなどを聴くとピアノの音が全然違う。自宅でさんざん聴きなれたキースのピアノの音とは異なり、スケール感のない中高域の張ったカンカンといった細身の音だ。
604-8Hは導入してそろそろ二ヶ月になるがなかなかの難物である。マルチでこれだけてこずるのは初めてだ。

iPOD 3760曲

2004.1.12

忙しくてオーディオをやっているヒマがない。14年前のクラシックギターをひっぱりだしてきてYESのスティーブハウの「ムードフォアデイ」を練習し、エレキギターでブルースの練習をやり、おまけにヒマもないのに「みんなのゴルフ4」まで買ってきてやり始めた。CDのiTunesへの転送もやらなければならない。ついでに吉川栄治「三国志」も読んでいる。
オーディオを聴こうとすると部屋やアンプを温めなければならないのが面倒だし時間もない。室内気温が15℃前後だとカートリッジのダンパーも硬くなっているだろうと思うとアナログをかけるのもはばからる。CDは聴く気がしない。というわけでオーディオはとんとご無沙汰になってしまった。


フェンダーのSTUDIO DRIVEという超小型ギターアンプを買ってパソコンの隣で練習できるようにした。教則本に付属のCDをパソコンで聴きながら練習したかったからだ。¥9000也。結構本格的な音がする。これと同じような小型アンプはYAMAHAやマーシャルにもあるが、フェンダーのこれが一番良いとお店の人は言っていた。
14年前にクラシックギターを習っていた。そのときに奮発してつくったギター。弦の交換の仕方がわからないので14年間一度も交換しなかった。今日お店に持ち込んで交換してもらったら驚くほど音が良くなった。ついでにYAMAHAのエレクトリックガットギターというのを弾かせてもらったが、¥38000という値段の割りにいい音がしてこれは欲しいと思った。
↑のギターのシリアル(?)西野という人の製作らしい。習っていた先生におまかせで買ってきてもらったので詳しいことは知らない。最初使っていた3万ぐらいのものからこれに代えると響きが豊かで一音一音が艶やかなのに驚いた記憶がある。
「メトロノーム」と言ってもあのお仏蘭西製ではありません。やはり音楽の練習にはこれは欠かせない。
三頭身キャラがやる気をなくさせるが、実はこれはたいへん面白い。これだけリアルなゴルフゲームは他にはない。私がプレイするとなぜか実戦の実力どおりの結果が出て唖然とさせられる。4になって「川奈ホテルゴルフコース 富士コース」が登場したのもうれしい。

2004.1.11

前から欲しかったALTEC 515Aをオークションで見つけたので、現物を確認しにいったら凄いシステムに遭遇してしまった。JBLハーツフィールドをベースに上下をのばした5WAYマルチアンプシステムである。久々に気合いのはいったマルチアンプ党に出会ったという感じであった。オリジナルハーツフィールドに拘らず、欠点は欠点として素直に認めてそれを改良すべくユニットを追加したらこうなったというわけである。

80Hz以下 ALTEC 515A
80Hz〜700Hz JBL 150-4C
700Hz〜3KHz JBL 375
3KHz〜7KHz JBL LE85
7KHz〜    JBL 2405
箱はユートピア製 内部構造は後期型(150-4Cが垂直につくタイプ)

デバイダ、DAC、アンプはすべてALCラボラトリー製の管球式である。考えてみればヴィンテージJBLは「音の殺し屋店長」宅以来であった。あのパラゴンと150-4Cと375は同じである。だが出てきた音は正反対だった。BigBlockやA5に通じる柔らかで艶やかな音である。聞けばオーナーのO氏は弱冠35歳であるという。聴くのはJAZZオンリー。18歳からオーディオにのめりこんでここまで来てしまったと苦笑されていた。
これが515A。正式にはAはつかずただの515である。1945年ごろのALTEC在籍中のジェームス・B・ランシングの設計である。エッジがフィクストエッジなのが特徴。515は以後515B→515C→515E→515Gと変遷していく。後期にはALTEC自らウーファーとはいわずバスホーンドライバと呼んでいた。ホーンロードで最適な性能を発揮する。余談だが能率105dBと公称しているが、これは2KHzあたりの能率で500Hz以下だと97dB程度である。中域にかかるほど能率が高くなるカマボコ型の特性である。

2004.1.10

iTunesがCDDBを読み込めない件はWindowsXPシステム全体を数日前の状態に「復元」するという荒業を使って解決させた。まったく、このせいで二日が無駄になった。手動で曲名などを入力したので二日で3枚しか転送できなかったのだ。

今朝の日経に「昨年はSACDが普及してきた」とかいう記事が載っていた。10万円以下の普及型SACDプレーヤーやミニコンポが発売され、J-POPもハイブリッド盤が発売されるようになったせいで昨年は80万台のSACDプレーヤーが出荷されたとかいうものであった。
4bitのMDで十分のミニコンポにSACDなど笑止千万であるが、ソフト、ハード両メーカーの思惑が一致して密かに謀略が進んでいるのであろう。誰も声を大にして言わないが、SACD開発元であるSONYのホントの企みは

デジタルコピーやり放題のCDを駆逐してコピー不可のSACDに移行すること

である。CDより音が悪いと不評のCCCDでは世間の理解が得にくいが、100KHzまで収録できマルチチャンネルもあるSACDなら大義名分もたつというものである。それとも、SACDの高音質を聴けば昔のようにオーディオマニアが増えてきてオーディオ関連の売り上げに貢献するとでもいまさら本気で考えているのだろうか?

SACDは四年前に導入したことがある。ソフトがなくて聴きたくもないものを我慢して聴いたりしたが、SACDを聴くためにオーディオをやってるわけではなく、好きな音楽をいい音で聴くためだと気がついて2ヶ月でお払い箱にした。SACDが普及したといっても過去のアナログやCDの比ではないだろう。たいした演奏でもないのに貴重な時間を使って無理して聴くのは本末転倒である。

そういえばエソテリックP0などが華々しく発売されたころは将来次世代CDの対応もバージョンアップで可能とかメーカーも評論家も言っていたような気がする。あれはどうなったのか?DACも192KHz24bitで対応とか言ってたが、いまだにCDのアップサンプリングどまりである。
10年前のパソコンなど今や一部の懐古趣味人以外誰も見向きもしない。まして25年近く前の規格であるCDの役不足は明らかだ。デジタル技術の進歩とはそういうものであろう。

2004.1.9

今日はパソコン関係でいろいろあった一日であった。

@CATVインターネットの導入 仕事場が田舎なので光ファイバーは絶望的である。ADSLは交換局から離れているのでスピードが出ない。いままでは64kbpsのISDNであったが、自宅の光ファイバーと比べると雲泥の差である。なんせBフレッツベーシックだと40Mbpsもあるのだ。
仕方が無いと半ばあきらめていたのだが、地元のケーブルTVを申し込むと2Mbpsのインターネットに接続できることがわかり今回導入してみたのである。
CATV用のケーブルモデムとPCをLANケーブルで接続し、PCの電源を入れるとなにもしないのにすでにインターネットにログインしている。これにはちょっと面食らった。ISDNでもBフレッツでもPCを立ち上げただけでは接続されない。普通は自分で「接続」アイコンで接続する必要があるだろう。しかもLANケーブルをつなげただけでこのCATVインターネットの設定はなにもしていない。PCには以前のISDNの設定と屋内有線LANの設定があるだけである。そういえばWindowsXPは屋内LANもパスワードなしにいきなりつながる。インターネットもこれと同じ感覚なのであろう。
スピードはBフレッツより少し遅いかな、という程度で40Mと2Mの20倍もの差はない。ここまでくると他の要因もからんでくるのであろう。

Aアクセス解析サーバーダウン このページにはCGIプログラムでアクセスを解析するソフトが埋め込んである。セキュリティのためだ。これはこのページにアクセスすると同時に解析サイトにも接続されるようになっている。その解析サイトのサーバーが昨夜からダウンしたようで、今日の15時ごろまで復旧しなかった。これがダウンするとこのページを開くときにそこにアクセスできないためこのページが開けないなどの障害が出る。サーバーダウンぐらいなら良いが、そのサイトの運営会社が倒産でもしたら面倒である。今回は復旧したから良いもののちょっと考えさせられる出来事であった。

BDELL届く 昨年末に注文したDELL Dimension2400Cが届いた。送料に¥5000も取られたのでどんなに大きな荷物かと思ったが、普通の箱が二つだけのあっさりしたものであった。今やモニタも液晶でコンパクトだし付属ソフトもないからこんなもんであろう。なんでこれが送料¥5000もかかるのか理解に苦しむ。本体を安くして送料で儲けようという魂胆なのだろうか?昔は21インチブラウン管モニタなんかをゲートウエイから送ってもらった時はそれはそれは大きな箱であった。
梱包を解いてセットしてみたが冷却ファンの音がほとんどしないのには感心した。パソコンのファンも安物だとアムクロンのような大きな音をだすものもあってオーディオの邪魔になることがあるのだ。中身はいまやどんなパソコンだってたいした違いはないだろう。自宅のPCにCDからの転送が終わったら外付けHDにコピーして仕事場にもってきてDELLにコピーすれば良いと考えている。このペースだと春ごろになると思うが。

CiTunesでCDから転送するのになぜかCDデータが出なくなってしまった。CDを挿入するとネット上のデータベースを検索してCDタイトル、曲名などを自動的に読み込んでいたのができなくなってしまった。CDDBサーバにへアクセス中にエラーが発生したというコメントが出る。CDDBサーバがダウンしているのか?いざとなれば手動でいちいち書き込めばよいのだが非常に面倒だ。原因不明である。

2004.1.8

↓に書いたオーディオラボ・オガワであるが、所在地は九州ではなく山形であった。鶴岡市というのが福岡市に見えたので早とちりをしたのであった。訂正させていただく。

2004.1.7

昨年11月にオークションでガウス5841を売却したのだが、相手に届いたらペアのうち片方が音が出なくなってしまった。これは輸送中の断線事故だと勝手に決め付けて(爆)クロネコヤマトに修理を強要したら意外とあっさり無償修理を引き受けてくれたのである。特に保険はかけていない。
ただ修理先等はこっちにまかせてくれというので、そのまままかせて放っておいたら今日修理完了といって戻ってきた。その間の送料や修理費はもちろん要求されなかった。

一体どこで修理したのかは興味のあるところである。失礼ながらオーディオには素人(のはず)のクロネコヤマトの地元営業所のはずだ。はたして返ってきた箱を見ると山形の「オーディオラボ・オガワ」というところからこっちのオーディオユニオンあての送り状が貼ってあった。なるほど、クロネコヤマトがオーディオユニオンに泣きついて、オーディオユニオンからオーディオラボ・オガワに修理を依頼したというわけであった。
しかし、私が送った先は三重県である。三重県からこっちに品物を引き上げて、さらにオーディオユニオンに送り、それが山形にいってまた返ってきたわけである。修理代(オーディオユニオン、オーディオラボオガワ両方)や輸送費を考えると結構なコストがかかったはずである。まあ、保険扱いだろうからいいか。
だがこれが通用するとなると、あらかじめ断線したユニットをどこかに黙って送って、受取人が壊れてた、これは輸送中の事故だとか言えばヤマトが修理してくれるということになる。なかなかいい手である、これは(笑)。

iPOD 3471曲

2004.1.6

NAOKさんがバッテリー駆動の自作プリアンプを貸してくださるというのでありがたくお借りした。ついでにといって正体不明のDACも送られてきた。届いたのが夕方だったので試聴は明日になる。
「換えてみてください」といって真鍮とステンレス製の大きなつまみも一緒に送られてきたのだが取り付け方がわからない。標準の小さなつまみと同じように横からネジで留めるのだと思うのだが・・・

ところで・・・先日も書いたことだが、この世の中、活字媒体や、ネット上でもやたらでかい顔をしてあちこちに書き込みをしている人の文章がどうしても正しいものだと誤解されてしまう。「音はひとなり」とか訳のわからない抽象的文学的表現を振りかざして、ホンネを言わずに善人ぶってればその人の発言はすべて正しいことになって見え見えのお追従レスがゾロゾロついてくる。まったく見苦しいことである。
前から一度聴いてみたいものだと思っているのだが、JBL434○+C3○V+MC2600でいったいどんな音がするのだろう?それぞれは聴いたことがあるから(C3○V、MC2600は以前所有)想像はつくのだが、考えるだけでも恐ろしい低域がブヨブヨ高域ギラギラのアンちゃんグルマのカーステレオみたいな音になるはずだ。(よくいるでしょう、トランクにウーファー積んで信号待ちなんかでボコボコいわしてるクルマ)。まあ、そういう音が好きならばそれはそれでよろしい。聞くところによるとその装置に愛情を持って接していればその能力を超える音も出るらしい(笑)。ただしオーディオは素人です、と宣言することが必要だが。

問題はここからである。なんでもMC2600×2のバイアンプをやめてMC2600モノラルのフルレンジ駆動に戻したら音が良くなったとかいう。まあ、これもありうることである。そのシステムはデバイダがS○NYの古いものだし、もともとラインナップに多々問題ありのシステムであるし、バイアンプだろうがフルレンジだろうがたいした音が出るわけはない。たまたまフルレンジ駆動の方がちょっと良かったという程度の話にすぎない。だが許せないのはこれをもってマルチはダメだとか、だからJBLのネットワークはエライとか、これがJBLの本質だとか、戻したアンタはエライとか無茶苦茶な話になってしまっていることだ。
JBLの本質って何だ?BigBlockもユニットはオールJBLである。だからといって私はJBLには特に思い入れはない。いい音のするユニットを集めたら結果的にオールJBLになっただけである。ガウスのユニット(4583A、HF4000など)だって使ってみたいと思っている。だが狂信的JBL党にいわせれば箱からネットワークまですべて純正JBLでないといけないらしい。その根拠はなにもない。返ってくるのは抽象的文学的形而上学的な「それがJBLだから」というものしかないのである。
この434○オーナーだってケチらずにF25あたりを使っていればもうひとつ上の434○が見えたことだろう。さらにはHAL氏やティーガーさんのように2420を375や2440に交換するぐらいの気概を持ってしかるべきである。そういう努力をなにもせずにフルレンジの方が良いとか、それに追従してマルチは子供の遊びだとか(だいたいネットワークつきのバイアンプと純正マルチアンプを一緒にしているのも許せないが)言ってるようでは自分がいかに音痴でヒドイ音を出してるかを自ら宣言しているようなものである。
例えば10の能力のシステム(SPで限界は決まる)を精一杯使いこなしてもせいぜい9ぐらいの音しか出ない。マルチアンプの限界はそれを遥かに超えるのである。同じユニットのSPシステムでも50ぐらいはいくだろう(数字はあくまでわかりやすいようにたとえである、念のため)。たとえ半分の能力しか引き出せなくても25である。もちろんへたすれば5ということもありうるが。

繰り返すが、「馴れ合いサイト」上では気の利いた心地よく聞こえるお追従がまかり通っている。アクセスが多いとか書き込みが多いとかは事の真偽とはなんの関係もない。

注:愛情を持って使っておられるオーナーの方の気持ちも考えろとのご指摘があったので、今年からはあからさまな個人攻撃は自粛することにした。↑の○は各自適当に入れて読んでいただきたい。また文中の固有名詞以外の人物像およびサイトはすべて一般論であって特定の個人、サイトを指し示すものではないことをお断りしておく。

iPOD 3386曲

2004.1.5

今年の最初のオーディオは604-8Hから始まった。昨日はギターの練習とiPODの転送で終わってしまったので、家では何も聴かなかったのだ。

昨年末にプリアンプをTRIO L-07CUに交換したのだが、今日改めて聴いてみるとやはり低域の甘さがどうしても我慢できない。Phonicの悪いところであるボンつきが顔を出してくる。あたかも板厚が半分になったかのような、もしくはボルトがいっせいに緩んだかのようないかにも箱が共振しているという感じの特定の周波数帯域にピークのある緩い低音である。DEQ2496のバランス出力を変換アダプタでアンバランスに変えているのが悪いのかと思って、DEQ2496をアクロテックのバランスケーブルで直に出し、プリ側で変換アダプタを使ってアンバランスにしてみたら今度は低域にまったく力強さがなくなってしまった。もとのカルダスクロスRCAの方がよっぽど良い。

この時点でL-07CUはボツにすることにした。もとのパッシブプリに戻してやった。これでやっといい時の低域の感じが戻ってきた。低域が締まってピークが感じられないので100Hz以下を少しブーストすると更に良くなる。だがこれにすると今度は高域の荒さが(ちょっと)気になってくる。プリアンプはやはり選択が難しい。おそらくもっと高価なプリアンプでも合う、合わないの相性はシビアだと思う。こればかりは実際試聴してみるしかない。

次に全然期待してなかったのだが、借りたままになっているハーモニックスのデジタルケーブルをZAOLLAと換えてみた。A5ではほとんど効果がなかったこのデジタルケーブルであるが、交換してビックリ、がらりと音が変わってしまった。低域がちょっと緩めなのはA5の時と同じで、高域は歪みっぽさが消えて聴きやすくなる。まあ、この辺はたいした違いではない。問題は左右に広がる音響空間の違いだ。前に前に音が出てくるZAOLLAと違ってハーモニックスだとふんわりと部屋全体が包まれるような感じになる。そのかわり音像はフォーカスが甘くなる。JAZZにはまったく不向きである。だがオーケストラやプログレ系などのある種のロックにはこれはなかなか面白い。さっきのカルダスとアクロテックの違いといい、604-8Hは結構ケーブルの違いには敏感である。ウーン、これはいままでのケーブルに対する認識を改めなければいけないかもしれない。

iPOD 3297曲

2004.1.4

今年最初の更新である。去年の暮、考えることがあってこのHPも年内一杯で終わりにしようかと考えていたのであるが、(ごく)一部の方から継続を望むお声を頂戴したので(やめろという声はもっと多いが・・・笑)細々と続けることにした。

もともと飽きっぽい性格で熱しやすく醒めやすいの典型である。音楽に対する情熱は失われないがオーディオ熱は急速に醒めてきた。これ以上オーディオに何を求めることがあろうか?やはり音楽は自分の手で演奏してナンボのもんである。というわけで今年は本格的にギターを極めることにした。目標はずばりウエスモンゴメリーとポールコゾフ。ケニーバレルと(ギタリストとしての)ジョアンジルベルトもお気に入りである。オレに不可能はない、を座右の銘として頑張りたいと思う。

堅苦しい挨拶など虚礼が苦手なので年末年始は海外で過ごすことが多い。今年も海外へ出かけ今日帰国したところである。
どこへいってもクルマは欠かせない。できるかぎりレンタカーを借りて現地を走ってみる。今回はクライスラー・ダッジ・イントレビットであった。全長5mを超える現在のフルサイズカーである。ご覧のように強烈なキャビンフォーワード設計で室内やトランクは驚くほど広大である。ボディ剛性も今や文句もない高さであるし、V6エンジンも滑らかでパワーも十分だ。乗りごごちや装備はアメリカ車の伝統でもとより不満はない。はっきりいってクルマの出来は国産車やドイツ車と比べてもなんの遜色もないレベルに達している。
残念ながらクルマ社会も輸入元や雑誌の巧妙なコントロールでドイツ車が一番ということになってしまっている。お次がボルボで三番目が国産、イタリア車フランス車はお洒落な物好きのための別格。その他は問題外ということらしい。

これではまったくオーディオと同じである。ドイツ車は確かに出来は良いが乗っていても面白くもなんともない。本来鉄道や飛行機よりも(待ち時間などのトータルで)早く移動するために200km/hオーバーでの性能を最優先に設計されているのである。せいぜい瞬間に200km/hぐらいしか出せない日本ではひたすら退屈なだけである。
不思議なのは日頃スピーカーはJBLが最高とか言ってるのにクルマとなるとメルセデスやポルシェ、BMW一辺倒になることである。JBLとメルセデスではまったくキャラクターが違うではないか。細かいことを四の五の言わない物量投入のアメリカンパワーの代表のような(ALTECももちろんそうだ)JBLとドイツクラフトマンシップの典型のメルセデスでは水と油である。60年代のあのオーバー7リッターV8のアメリカンマッスルカーこそJBL15インチウーファーや4インチドライバにふさわしい。
もっともクルマはオーディオほど簡単に試してみるというわけにはいかないからオーディオ以上に誤解や虚構がまかり通っているかもしれない。メルセデスときけば万能のクルマだと思っている人も多いだろう。マトモなアメリカ車を運転したことのある人などほんの一握りに違いない。ましていわんやオーバー7リッタービッグブロックの世界をである。

また勝手なことを言っているといわれると心外なので自慢がてら(爆)今までのクルマ遍歴を列挙しておこう。口からでまかせを言っているのではないと理解していただければ幸いである。

1980年運転免許取得 オヤジの1972年式コロナ
1976年型 コスモリミッテッド13B
1972年型 スカイラインGT(箱スカ)
1984年型 ランサーターボ
1986年型 ミニカ550cc
1972年型 117クーペXC 1800ccSOHCツインキャブ
1987年型 ゴルフGTI
1972年型 ポンティアックファイアーバードトランザム455HO
1990年型 フォードサンダーバード
1990年型 メルセデスベンツ560SEL
1991年型 メルセデスベンツ300SE
1991年型 シボレーコルヴェットコンヴァーティブル
1993年型 メルセデスベンツ400E
1994年型 BMW M3
1996年型 キャデラックコンコース
1997年型 メルセデスベンツC200
1997年型 ホンダステップワゴン
1998年型 シボレーコルヴェットクーペ
1999年型 シボレーアストロ
2002年型 キャデラックSTS

1972 POTIAC FIREBIRD TRASAM 455HO
今回ゲットしてきたmuscle car chronicle

iPOD 3188曲

2003.12.30

年末である。今年の更新はこれが最後だ。PCも年末の大掃除ということで増えすぎたブラウザのBOOK MARKを整理した。これで、なんの主張もない初心者仲良しグループサイトやお互い褒めあって自己満足しあってる「自称ハイエンド」サイトとは永久におさらばだ。
毎日惰性であちこちのサイトを覗く習慣がついてしまったが、考えてみればそこからはなんの情報も得られない。ケーブルやインシュレーターを交換して「音が激変した」といっても、もともと(数字でたとえれば)10のレベルが11になったということにすぎない。同じようにやっても10000のレベルが10100になるわけではない。10000のレベルは10001になるだけである。書いている本人にとっては「激変」でもこっちにはなんの関係もない。そんな低次元の話ばっかしのサイトを見てもしようがないではないか。
同じ理由でステサンもAA誌も買うのはとっくにやめた。ここ5年ぐらいはいいかげんなウソ八百の内容で読むに耐えない。
文句があるなら公開ブラインドテストでもやってみろということだ。昔はやっていた。だがスポンサー命の今ではとても無理だろう。300万のCDトランスポートが10万の製品に負けたらシャレにはならないし。それこそ関係者一同の生活にかかわることである。世界に通用する立派なオーディオ誌を作ってやろうという偉大な志を抱いて神戸から上京したというステサンの社長は今何を考えているのだろう。
それにしても活字の威力は絶大である。ちょっと考えればおかしいとわかることだって活字になってしまえば信じてしまうバ○が後を絶たない。よくある「自称ハイエンド」サイトだって、だまされてメーカーやショップのカモにされたうしろめたさをお互い慰めあっているようにしか見えない。お互いに褒めあうことによって自己の行為を正当化しているわけだ。

「オレは300万のプリアンプや280万のCDプレーヤーを買ったけどちょっとしか音は良くならなかった。ひょっとしたら前のほうがよかったかも?もしかしてオレは平成の大バカ野郎ではないのか?でも○○ちゃんも××クンも凄くよくなったって(ネットで)書いてくれたしまあいいか。別に音が悪くても命まで取られるわけちゃうし。音よりどれだけ気合いいれて金使ってるかが勝負なんよね、オーディオは。こんど○○ちゃんとこいったらお返しにウンと褒めてあげなよう」

というわけで今度は装置が以前とまったく同じなのに「使いこなし」や「エージング」で音が「激」変するという苦し紛れの珍説まで飛び出す始末である(=^・^=)

残念ながらCDだが、SteveHackettのThe Tokyo Tapesをここのところ気に入って聴いている。SteveHackette(g) JohnWetton(b) ChesterTompson(ds)IanMcdonald(as) JulianColbeck(key)というメンバーの96年ライブレコーディングである。プログレといえばYESもなんとか頑張っているが、近年だとこのCDが一番往年のプログレサウンドを再現しているといえるだろう。特にクリムゾンの「The Court of Crimson King」「I Talk To The Wind」をオリジナルレコーディングどおり完璧に演奏しているのには驚いた。ChesterTompsonも良い。70年台後半にジェネシスが3人になったときからサポートメンバーとして演奏しているのを聴いているが、当時もPhil ColinsやBill Bruffordにひけをとらないドラミングをしていた。今回は当時よりさらにパワーアップした印象さえある。
年明けのpippinechoesさん襲撃にはこれを持っていこう。ChesterTompsonの重量ドラミングがどこまで再現できるかがカギである。


というわけで今年のProject The BigBlockはおしまいである。来年も続くかどうかは未定だ。気が向けばまだ続くかもしれないが・・・。

それではみなさん良いお年をお迎えください。

iPOD 2944曲 容量14.08GB

2003.12.29

今はまだ27日の午後11時37分だが、もう29日分を書いている。某サイトのパクリだが私の「Suprised of the year 2003」である。どうせ私があっちに投稿しても載せてはくれないだろうし(笑)。余談だが、あそこは著名人と無名人との差別がはっきりしていて、見ていてあまり愉快ではない。「○れる会」などというのがあるが、会員は二軍か弟子扱いでしかも参加は有料だ。個々にクローズアップされていて出入り自由なのは雑誌に出るような著名人のお友達か機器を気前良く貸してくれる業者さんだけである。そのドライな差別ぶりには毎回感心してしまうほどである。「Suprised of the year 2003」も投稿掲載は例の一軍メンバー限定のようだ。

Surprised of the year 2003 RUBY
A部門 自分のシステムで使用した機器の中で「あれまあ」と驚いた製品

@
JBL E110
アルミセンターキャップを持った25cmフルレンジユニットである。これをダブルで使用してバスレフに入れたものをヤフオクで入手しミッドバスとして使ってみた。クロスは当初100Hz〜500Hz。今は125Hz〜。38cmウーファーを500Hzまで使用してもあまり不満を感じなかったが、これに変えたときは心底驚いた。ヴォーカルやサックスの透明感がまったく違う。それまでは500Hz〜からの4インチドライバに中低域が負けていたのがよくわかった。ヴォーカルやサックスがフルトーンで音を張り上げてもまったく音が崩れない。それまでは汚い音が出るのがわかっていて無意識に耳を緊張させていたのがスムースに通過できるようになった。ピークディップも少なくなったのだろう、DG38で補正しなくてもまったく普通に聴けるようになりアナログディスクのクオリティも一段とアップした。

AJBL2450+砲金ホーン(2311type)+AudionSilvernight300B
この組み合わせもBigBlockの特徴のひとつである。クロスは2.5KHz〜12.5KHz。とにかくシンバルがエネルギッシュにかつ重量感を持って鳴る。ドームツイーターやたとえホーンでもネットワークを介せば絶対こういう風には鳴らない。CDのあのシャラシャラした薄い高域もこれでずいぶん解消された。

BALTEC288-16G+ELEKIT TU-873
A5の288-16Gにはこれがベストマッチであった。上のAudionとよく似た構成のアンプだが値段は1/10。とにかくローコストアンプである。Aと比べると柔らかい落ち着いたサウンドだがエネルギー感では負けていない。SNが優秀で残留ノイズがまったくないのも感心した。いくら高価でもトランジスタアンプでは絶対に出せない音。

CALTEC604-8H(の低域)
いまだ調整中だが、これをバスレフ箱にいれた時の低域はとても良かった。ウーファーはA5の515Bとほとんど同じなのでてっきり低音は無理なものという先入観があった。スペック的にも超強力なアルニコマグネットに軽量コーン、エッジもフィクスドである。実際A5のフロントロードではまったく重低域はでない。ところがこれがバスレフ箱に入ると、なんともいえない柔らかな芯のあるいい音で鳴るのだ。これはもっとも自分の好みに近い音である。近年録音のブラック系やハードロックも難なくこなす。ふわっとしながらズーンと下まで伸びている。なるほどベテランほどALTEC+バスレフの愛好家が多いわけである。これとくらべたらJBL43系などまるでデリカシーのない子供向けの低音である。

Dプロ用のいろんな機器
AMCRONのパワーアンプ、DBX DRIVERAC PA、ベリンガーなどそれぞれ特徴があってなおかつローコストで楽しめた。特にDBXは500Hz以下を2分割するチャンデバとして使っているが底なしのパワフルさでAMCRON STUDIO REFERENCETとベストマッチであった。これと比べるとアキュフェーズF25は低域に限れば物足りない。ベリンガー(DEQ2496、DCX2496、SRC2496、CX3400)は異常に安い価格でもって偏見を持たれているが、要は使いこなしである。「大人のおもちゃ」と割り切ればそれはそれで面白い。

ECSE R100
ガラード401とWadia21の電源として使用するとカチっとした中域の艶やかな音になった。この手のアクセサリには普段は無関心だが、たまにこういう掘り出し物にブチ当たる。


B部門 自分以外の場所で「あれまあ」と驚いた製品や可能性を感じた状態

@GOLDMUND MM9.2
これには参った。GAUSS4583Aを自宅で鳴らしたのだが異次元の音で、さすがはハイエンドだと柄にもなく感心してしまった。文章で表現するのは難しいが、粘りとかパワフルとかではない。音離れが異常に良いのだろうか?上の帯域とまったく合わなかったのには閉口したが・・。

AKrell KSA50+JBL L300
38cmウーファーの3Wayシステムを軽々とドライブする。中低域のグルーブ感ある弾み方と濡れるような中高域を出してくる。我家でもマルチで使ってみたが残念ながらあまりありがたみはなかった。ネットワークを介した重いシステムで本領を発揮するようだ。L300は4333と同じ構成とは思えないご機嫌なサウンドである。もしかしたらJBLの最高傑作かも。

BAMCRON MA2402
JBL4343B(フェライト)がこれ一台でなかなかいい音を出していた。JBL43○○はどこで聴いてもたいした音で鳴っているのを聴いたことがなかったが、この4343Bはちょっといいなと思った。このアンプの定評ある低域パワーは当然だが中高域も瑞々しくて業務用という偏見を見事に打ちくだいてくれた。500Wぐらいの小型安モンのドライヤーそっくりのうるさいファンはNGだが(笑)。


今年一番良かったソフト

@E.L.&P. 「トリロジー」 アナログ国内盤 中古
Aブラックサバス アナログオリジナルUK盤 中古
Bスティーブハケット 「The Tokyo Tapes」 CD紙ジャケ
Cバーンスタイン 「マーラー交響曲全集」 CD中古
Dジョニーソマーズ アナログオリジナル盤 中古
Eフリー 「フリーライブ」 アナログ国内盤 中古

聴く時間が限られているので新譜にはまったく興味がない。演奏よし、録音よしというソフトにはなかなかめぐりあえない。膨大な過去の遺産だけでも全部消化するのは不可能だ。JAZZもコンスタントに買ってはいるが最近は感動するようなものもなくなってきた。


C部門 こんなはずではなかった、トホホなもの

@パラゴン
AエソテリックP0s
B大英帝国製超高級CDプレーヤー
Cお仏蘭西製超高級CDトランスポート
Dお仏蘭西製EL34管球パワーアンプ
Eスイス製超高級DAC
F某国産メーカーによる超高級シスコン(デジタルオンリー)
Gアンチハイエンドメーカー製チャンデバ

愛情を持ってご使用になられておられるオーナーの方々のお気持ちを斟酌して個々のコメントは差し控えさせていただく。

2003.12.28

丸一日通電後に音だしをしたTRIO L-07CUだが、ちょっと聴いた感じでは高域が繊細で低域は緩いというものであった。低域は緩くて力が不足気味である。この辺がローコストプリの限界だろう。CX3400→Phonic XP3000との相性はもうひとつかな、というところだ。柔らかくてかつ芯があり、さらに重量感を伴ったALTECならではの低域がちょっと後退する。
中域から高域にかけては文句はない。1インチドライバ特有の音の薄さは解消されないが、ヒステリックなところが無くなった。
このL-07CUは傷やガリもなく、なかなか極上品である。裏の端子のメッキもキレイだ。北海道で長年使われていたものなので湿気の影響が少なかったのだろう、20年前の製品とは思えない状態を保っている。もともとKA-9300以来のTRIOファンなのでこれはなんとか活かしてやりたい。あとはDEQ2496のEQで調整をしてやるしかないが・・。

iPODであるが、考えてみれば移動することなく固定的にBGMで使用するのならPCからiTunesで直接オーディオ装置に接続すればそれで済むことである。iTunesはiPOD専用ソフトではなく本来はPC上で音楽を扱う総合ソフトである。これなら別に40GBの制約もないからHDの容量の許す限り曲を取り込み再生できる。
そこでなにか安いパソコンはないかと思っていたのだが、いいのがあった。DELLのDimension2400Cである。ただいまキャンペーン期間中ということで、15インチ液晶モニタつきHD80GB が¥69800だという。メモリだけは256MBに増量する必要があるので¥7万ちょっとになるが音楽再生専用PCにはこれで十分だ。DVDもCDRもない、オンボードサウンド機能とCDROMドライブだけであるがLANに接続すればなんでもできる。自宅のPCのiTunesに転送が終わったらLANでこれにデータをすべて転送すれば良い。HDの容量が80GBあれば音楽データは60GB12000曲ぐらいは収納可能だろう。
というわけで早速発注をかけた。来月早々には届く。

iPOD 2611曲

2003.12.27

DEQ2496のAUTO EQで再度調整し直したがやはり音は悪い。あれほど良かった低域までつまったようなへんな音になってしまった。DCX2496のオートアライン機能で上下左右の位相合わせもやってみたがたいした変化はなかった。位相のずれが問題になるのはコンサート会場などの広いところで左右のスピーカーの距離やリスナーまでの距離が離れているような時であろう。2mや3mぐらい離れて聴くのに位相のズレなどたいした問題ではないようだ。

SRC2496を入れなければまあまあ聴けるようであるが、別にフルデジタルに拘る必要もないし、そろそろアナログレコードも聴きたいので、ここはひとつちょっとはマトモなプリアンプをいれてみることにした。といっても何十万もするようなものは買えない。ほんとはアキュフェーズC280Vなどを狙っていたのだが遥か予算オーバーで断念したのであった。この604-8Hは「○び」路線でいくことに決めているのだ。もっともF20や一連のベリンガー製品を購入しなければ買えたかもしれないが(笑)。

というわけで、導入したのはTRIO L-07CUである。YAMAHA C2などと同じ80年前後の製品だ。まだまだ信用できた当時のステサンでは結構評価が高かった製品である。
ご覧のようにDCX2496とSRC2496をどかしてCX3400を再度入れL-07CUと接続した。F20をドライバ用、CX3400をウーファー用にするARISA4550さんを開祖とするマルチデバイダ仕様だ。だが年末の超多忙状態ではセッティングするのが精一杯であった。確認のため10秒ほど音を出しただけである。ヤフオクで2万円で買ったL-07CUがどんな音なのか?ちょっとは期待している。

RCAの6SN7GTBは家に持ち帰り、A5のTU-873に差した。マツダと比べるとナローレンジでシンバルがぐしゃっとつぶれたような音になる。もともとナローレンジのA5だからこういう鳴り方も味があってよろしい。古いJAZZがそれらしく鳴ってくれる。

iPOD 2514曲

2003.12.26

昨日はサンプリングコンバータSRC2496が届いたのであるが、その前にTL5100→DEQ2496→DCX2496のフルデジタルマルチアンプを実験してみた。2本のデジタルケーブルはともにZAOLLA(バランス)である。クロスはとりあえず2KHzにしてみた。
高域側はF20からDCX2496になったせいかちょっと派手な、言い換えると荒っぽい音である。低域はCX3400と同じ印象。これは悪くは無い。考えてみればDEQ2496でEQしてさらにDCX2496のEQも10KHz以上を持ち上げたままであった。これではシャカシャカの音になるはずである。DCX2496のEQをオフにするとずいぶんマトモな音になった。だが、残念ながらただ鳴らすだけではデジタルにしたメリットはまったくない。F20よりいいのはクロス周波数を自由に選べるぐらいである。本領はDELAYによってユニット間のタイムアライメントを位相回転なしに調整できることあろう。

そこでDELAYをかけて右の写真のようにウーファーを仮想的に20cm遅らせてみた。理論上はこれでドライバと位相が合うはずである。だがCX3400で試したときと同じで、これでは低域のふくらみがなくなってやたら硬い音になる。なにも補正しないほうがよっぽどいい音だ。ものの本によるとウーファーは箱鳴りをともなって音が出てくるから実際はドライバより遅いという説もある。単純にボイスコイル(または振動板)の位置を合わせただけではダメだという。逆にウーファーを多少早めた方が良いというものだ。この辺は次の実験課題としよう。DCX2496にはマイクで実測してタイムアライメントを合わせる機能もあるから明日にでもやってみよう。

今度はサンプリングレートコンバーターであるSRC2496を加えてCDのデジタルデータを96KHz、24bitにしてみた。接続はTL5100→SRC2496→DEQ2496→DCX2496となる。今度の3本のデジタルケーブルもやはりすべてZAOLLAである。

SRC2496の使い方は簡単だ。デジタルINとデジタルOUTにケーブルをつなぐだけである。あとはサンプルレートを96KHz、クロックをINTERNAL、フォーマットをAES/EBU、WORD LENGTHを24bitにするだけだ。これ以外にディザのオンオフがあるが、これはどっちがいいのかよくわからない。標準ではオンになっていたのでそのまま使用した。
この状態でDEQ2496も96KHz、24bitでロックされる。接続は成功である。

音はますます悪くなった(笑)。ここまでくるともうなにがなんだかよくわからない、という心境である。これはただのお遊びだ。だいたい44.1KHz、16bitの元データを96KHz、24bitにしてなにかメリットがあるのだろうか?44.1KHz、16bitにした時点で失われたデータは永久に戻らない。それを無理やり補間するのであろうか?それなら相当聴き込んで音を練り上げる必要があろう。単純にモジュールを積み重ねただけのこんなおもちゃのような装置でいい音がするはずがない、というのが偽らざる心境だ。

SRC2496は要するにデジタル機器のパッチベイで、異なるサンプルレート間のデータをコピーする際に使用するのが正しい使い方だ。CDの音をアップサンプリングして音を良くしようなどとはまったく考えていないだろう。96KHzにアップサンプリングできるはたまたまである。

もういちどDEQ2496のAEQでレベルを合わせ直し、DCX2496のオートアライメントで上下左右の位相を合わせ直してみる。そうすればSRC2496のアップサンプリングも生きてくるかもしれない。まあ、でもこの三つをいろいろ弄ってると面白い。やはりこれは「大人のおもちゃ」である。

iPOD 2401曲

2003.12.25

もともとこのサイトを立ち上げたきっかけは、ちょうど一年ほど前に某サイトが一時閉鎖した事件にある。自称ハイエンドの集まりである某サイトの管理人大先生がよそのサイトで悪口を書かれたとかいってベソをかいて突然閉鎖してしまったのである。今から思えばそこに集まる「自称オーディオ良識派」たちの応援を得るためのお情け頂戴的確信犯的行為であった。
悪口といってもたいしたことでもない。カウンターがあまり上がらないのにBBSの書き込みが多いとかなんとかいうたわいもないことであった(いまだに意味不明)。だがこの管理人のもくろみどおり「自称オーディオ良識派」の面々からは激励の嵐とこれを書いた張本人への非難が集中した。この管理人は自分がいかに周りに愛されているかを再確認してサイトを再開したというわけだ。
自称良識派だって機会があれば誰かを堂々と非難してストレスを解消したい。自分ひとりじゃできないが大勢に従えば怖くはない。中世の魔女狩りと一緒である。
あまりにもくだらないので、私はまた別の某サイトに「あほくさ、ガキの喧嘩やないけ」と投稿した。そうしたら今度はそこの管理人に「掲示板の品位を乱すような書き込みはやめてください」と削除されたのである。掲示板の品位とは如何に?ホンネをひた隠しにして全員でお互いを「たいへん結構でございました」と褒めあうことか?私はそんなのはゴメンである。
管理人の顔色をうかがったり遠慮するのはまっぴらだ。管理人はそんなにエライのか?オレだってドメインもサーバーも持ってるわい。それなら自分のサイトで堂々と自分の意見を述べようではないか。これで今日からオレも管理人である。削除できるのならやってみい、ハハ、ザマーミロというわけである。

思わず興奮してしまったが、いまだにあの時のことを思い出すとアタマにくる。というわけでProject The BigBlockは誕生し、ここまできたというわけである。この9ヶ月間で言いたい放題をしてきた。当然敵も多い。「各方面でご活躍の(噴飯)」ボス的存在に目をつけられると怖いとかいって(オマエはサル山のサルか?)
ここの出入りを控えてこっそり覗いている輩も多いと聞く。まったくたかがオーディオごときにいい大人が情けないことである。

そういう保守反動の嵐の中で堂々とお付き合いいただいた諸兄にはこの場を借りて感謝を申し上げる。

Truth is marching in・・・

iPOD 2283曲

2003.12.24

今日はクリスマスイブということで某所から素敵なクリスマスプレゼントが届いた。RCAの6SN7GTBである。RCAの6SN7GTはカーボンをガラス内面に塗布してあるものがほとんどで、このようにクリアなものは珍しい。早速TU−8730の中国製と差し替えて使ってみた。

だが残念ながらTU-8730、604-8Hとの相性はイマイチであった。高域に多少厚みが出るが、そのかわりある特定の周波数にピークが生じるようでヴォーカルのサ行やシンバルがところどころきつく潰れたようになる。DEQ2496のAEQで再度調整すればいいかもしれないが、ノーマルの6SN7GTに戻すとその辺もあまり気にならないので無理してまでこれを使う必要も感じない。
往年のRCAや東芝の真空管が必ずしも良いとは限らないということだろうか?TU-8730はもともとSNも非常に良いのでRCAに換えても変化はなかった。

そろそろ今年も終わりに近づいた。今年を振り返ってみれば、年明けとともにBigBlockの構想を練り始め、完成したのが3月30日であった。今の音に収束したのが9月ごろだっただろうか?DBXのDRIVE RACを入れたのが最期の変化だったような気がする。
最近はもう調整するところがない、というのが正直なところだ。4344を導入した遥か昔から求めていた音がそこにはある。この完成されたBigBlockの音はJBL黒ポストさん、OTKさん、pippinechoesさん、オーディオベーシックの金城さん、しんたさんが聴いている。

A5もほぼ完成されている。515B用のパワーアンプを検討中ではあるがアムクロンMA2402はファンノイズが大きすぎてNGである。音は最高であるが。現状のマッキンMC7270ブリッジも悪くはないのでしばらくこれでいくことにしている。

604-8Hはまだまだである。中高域の荒さと薄っぺらさが解消されていない。だが仕事の合間に調整するには時間がなさすぎる。なんせ朝15分、昼1時間しかないのだ。これは来年一年かけてすこしずつ仕上げていこうと思っている。

2003.12.23

デジタルケーブルの比較試聴を行った。ALTEC A5のCEC TL51→marantz ProjectD1間を

@ハーモニックス(バランス)ANAOK式銀線単線(同軸)Bシャークワイアー銀線(同軸)

の三つで聴き比べた。
結論からいうと、問題にするほどのたいした違いはないというものであった。

精神を集中して注意深く聴けば・・@は全体に分解能が上がり、シンバルが前に出てくるがピアノなどの中域が甘い、低域は薄くて緩い。Aは中域が張り出しピアノがカンカンする。中低域に力がある。B Aと区別がつかず。

どちらにせよ、1分も経てばどれで聴こうがなんの不満も出ないほどの違いでしかない。おそらく@とAの違いもケーブルより同軸とバランスの端子周りによる違いの方が大きいのだろう。今回は聴かなかったが、新たに購入するとすれば0.9mで¥3800のZAOLLAのバランスケーブルで十分だと思う。同軸なら2m¥4600のベルデンだ。

こっちは全然違う。ES335とレスポール、どっちもコピーだが、全然音が違うのには唖然としてしまった。
レスポールは太くてワイルドな音、ES335は細身でヒステリックな音だ。ロック系には断然レスポールの方が良い。エフェクターで歪ませても音の太さが全然違うので勝負にならない。コピーモンでこんないい音ならヒストリックコレクションはどんなにいい音がするのだろう?
だが本家のヒストリックコレクションは中古で30万、新品だと70万はする。このコピーモノで練習してステージデビューが叶えば購入することにしよう。

iPOD 2034曲、これでもまだ192時間分でしかない。容量はちょうど10GBだ。やはり8000曲トータル800時間といったところが限界のようである。一日8時間聴くとして100日分である。仕事中しか聴かないから年200日として約半年分である。

2003.12.22

都内某所で某氏数人と酒を飲んだ。皆さんこのHPの運営についていろいろ言いたいことがあったらしい。貴重なご意見を拝聴させていただいて感謝である。

このHPを始めた動機は何かと訊かれれば、まあ要するに
「たいした音でもないのにエラソウな顔をして無責任な発言をする奴らがいる。ヒマをもてあまして頻繁に書き込みする奴や、なんの内容もない文学的な文を書き込みをする奴の方がデカイ顔してのさばっている。ネットや雑誌で書かれればそれが正しいことだと一人歩きしてしまう。それはなんかおかしいのとちゃうん?」というものであった。
バカなことは自分の責任で密かにやったらよろしい。オカルト商品をつかまされて自分が音が良くなったと思ったらそれはそれでよい。だがそれをネットの場でいかにも効果があったかのように吹聴してまわるのは許せない。半年前とまったく同じ装置で鳴らしているスピーカーを聴いて「音が劇的に良くなっていた。○○さんの愛情こめた使いこなしの成果でしょう・・・」なんて意味不明である。それはあんたの耳が腐ってるということでしょう、なんてつっこみを入れたくなってしまう。それともあんたは半年前の音を記憶できるのか?ドルフィーだって言ってるじゃないですか「音楽は一度出たら二度とは取り戻せない」とかなんとか。
定量的科学的手法で判断できない「音の良し悪し」であるからこそ、こういう適当な表現がまかり通るのである。いいかげんなラーメン屋のランキングと一緒でいかにも「音が良さそう」(ラーメンが旨そう)な文を捏造できる方がエライというわけだ。

i-Tunesであるが二回目からは追加した曲だけを素直にiPODに転送するようになった。時間も数分しかかからない。CDからの読み込みもなぜか8倍速ぐらいは出る。musicmacthよりエライところはCDのタイトルや曲名のネットでの検索が完璧なところである。musicmachtだとデータベースにはない、とかいって手動で曲名などを入力させられることが多々あったがi-TunesだといまのところマイナーなCDでもちゃんとネットから検索表示してくれる。おそらく読みに行くデータベースが違うのだろう。これであとはひたすら家のCDを全部転送するだけだ。1万曲、1万曲と言っていたが、ファイルサイズからするとどうも8000曲ぐらいが限界のようである。果たしてこれで家のCDが全部入るかどうか、結果はお楽しみである。

CX3400とF25である。CX3400はいかにもプロ機といった雰囲気がなかなか良い。F25は測定器といったところか。音もF25は精密緻密であるし、CX3400は素直な乾いた音だ。どちらもソースに色づけをしないという点では同じだが出てくる音はずいぶん違う。
iPOD1869曲完了。

2003.12.21

iPODをフル充電にしてiTunesを使ってみた。テスト用に1枚だけ新しいCDをiTunesに読み込ませる。ところがこれはあらかじめ音量を揃えながらPCに転送するのか、musicmachと比べると読み込みが非常に遅い。だいたい4倍速CD-ROM程度のスピードしかない。ということはCD1枚PCに転送するのに15分程度はかかることになる。10枚転送すれば2時間以上である。
それでも音量を揃える処理がPC側で終了したあとなら次のPCからiPODへの転送が数分で終われば良い。前述のバッテリーの問題は解消される。
ところがiPODを接続するといきなり写真のようにiPOD内の1574曲の音量を揃える処理が始まった。これに40分ぐらいかかった。一体なにをやっているのだろう?musicmacthで取り込んだ曲の音量調整が気に入らないから再度やっているのだろうか?最初の一回だけですむのだろうか?毎回全曲をこんな風に更新しなければならないのではたまったものではない。1万曲近くになったら一日ぐらいかかることになる。
この処理が終了するとあとはウンともスンともいわないので転送も終了したのかと思ってiPODを確認すると、案の定さっき入れた新しいCDはまったく転送されていない。どのマニュアルやヘルプを見てもデフォルトでiTunesは自動的にiPODを更新するよう設定されていると書いてあるのにだ。
iTunesのメニューをあれこれさがしてやっとiPODの設定を見つけ出すと、自動更新にはなっていない。これを変更したらやっと更新作業が始まった。だがこれもヘンだ。なぜか1600曲中の800曲だけを更新転送していく。残りはiPODに入っている状態のママである。とにかく更新が終わってみるとiPODには1631曲の曲が転送されていた。

今日は初回だからこんなおかしな動作をしただけかもしれない。次回からは新しくPCに入れた曲だけを数分で転送してくれるのを祈るばかりである。

2003.12.20

iPODであるが、曲数が増えてくるにしたがって動作がおかしくなってきた。PCからiPODに転送するのにやたらと時間がかかる。約100曲ほどをあらたに転送しようとすると1時間以上かかるのだ。転送中は消費電力も大きいようで、昨日などバッテリー切れ寸前でやっと転送が終了した。100曲といえば容量は約400MBぐらい。高速が売りのIEEE1394だったら数分で終わるはずだ。これは(おそらく)「音量を揃える」というオプションを選択しているため、その処理に時間がかかるためらしい。
前述のようにiPODはWindowsではPCから充電できない。ACコンセントから充電するしかないのでPCと接続中は内蔵バッテリーで動かすしかないわけである。転送中にバッテリー切れを起こすようだとこの先10000曲など不可能だ。
どうもiPODに付属の「musicmacth」というソフトは信用できない。なにをやっているのか表示が不親切でよくわからないし、処理に時間がかかるのもおかしい。そこでpippinechoesさんに教えてもらった「i-Tunes」というアップル純正ソフトに変更することにした。こっちの方がアタマがよくて使いやすいらしい。

i-Tunesはアップルのサイトからダウンロードできる。とりあえずダウンロードしていままでのPC内部のミュージックライブラリを読み込ませた。これができないとまた一から全部やり直しになるところだったが、さすがにこれは押さえてあった。iPODを接続するとちゃんと認識もした。

iPODのバッテリー切れで昨夜はここでおしまい。これからはスムースに転送できるだろうか?

DCX2496は再び仕事場に持ってきているがまだ接続していない。現状のDEQ2496→CX3400(低域)F20(高域)に満足しているためである。これに気をよくしてCX3400をもう一台注文し、自宅のA5もCX3400(低域)F25(高域)のマルチデバイダにしてみた。CX3400は¥15000ほどなので追加するのも気軽である。ダメだったら604-8Hの予備においておけばよい。こういうのは一期一会のようなもので、モデルチェンジしてしまったらもう同じ音は再び得ることはできない。手に入るうちに確保するのが賢明というものである。
CX3400で分割したA5の515BはDCX2496で鳴らした時と同じように、少し緩めの低音になる。これはおそらく送り出しのオペアンプが共通なせいだろう。F25一台とどっちが良いかといわれれば判断に苦しむところだ。


ZAOLLAの銀線デジタルケーブル

2003.12.19

ここのところ604-8Hにかかりきりで必然的にCDばかり聴いてきたが、やはりCDの出す音にはある一定の枠というか人工的というかどこか本物でないデジタル臭さがどうしてもつきまとう。やはりアナログ録音、アナログ処理されたアナログディスクにはとうてい敵わないなと思う。最近の録音ものは最初からデジタル録音やデジタルエフェクトがかけられてしまっているからもはやどうやってもマトモには聴けない。せいぜい低音がド迫力だとかサウンドステージが奥まで広がるとかの本来の音楽とは関係ないところでうれしがって聴くしか価値はない。
まさにいま流行の「バカの壁」そのものであるが、残念ながらそんな欠陥商品であるCD再生に大枚をはたいて血道を上げている人が大半である。96KHzアップサンプリングだとか、クロックがどうのこうのとか、何十万もする「ただの」デジタルケーブルだとか、そんなものでデジタル臭さのない再生にお目にかかったためしがない。DEQ2496やDCX2496も「大人のおもちゃ」とわりきって遊ぶにはたいへん面白いが、いくら音を加工してもアナログディスクのもつ生暖かさといった音の熱気のようなものは再現されない。

今流行の「自称ハイエンド」の台頭もデジタルサウンドが主流となったことと無関係ではないだろう。CD再生をつきつめていくとどうしてもあの音色の貧しさにガマンができなくなってくる時がくる。JBLやALTECのようなホーンドライバとはまことに相性が悪い。もっとも優秀なトランスデューサーであるコンプレッションドライバはデジタルの欠点を余すことなくさらけだしてしまうのだ。それにガマンができなくなった人は無意識のうちに「自称ハイエンド」に逃避したというわけである。音楽のもつエネルギーや音色の再現は二の次でサウンドステージやSNや定位に異常にこだわり、ワイドレンジとかいって高域がやたらシャカシャカしたヘンな音を出して自己満足している。もっとも「JBL以外はスピーカーじゃない」とかいって、デジタルオンリなのに音がいいとか言ってるのも完全に自己満足の世界であるが。

ortofonVMS20E MarkUとSAECのヘッドシェルULS−2X が届いた。VMS20Eは夏にHGさんところで聴いてなかなかいい音だったので前から狙っていたものである。SAECのシェルは偶然一緒についていたものであまりよくは知らない。だがチタンとなにかのコンポジットとかでなかなかいいものらしい。
iPOD本日1624曲



2003.12.18

A5で鳴らすDCX2496である。出てきた音はまあまあマトモでちょっと安心した。現用システムの音とと比べると低域が緩めであるが中高域にはさして違いはない。しょせんフルデジタルなどといってもCDなんかこんなものである。
問題はゲインコントロールでDCX2496を-15dBにしても音が大きすぎることだ。-15dBでおそらく入力レベルそのままなのであろう。調節幅を持たせるためDCX2496の入力ゲインを-5dBにし、これにあわせてパワーアンプのATTを絞って音量を調節した。これで多少のボリュームコントロールができるはずだ。

いろいろ設定を調節し、最終的にスロープが-12dB/oct、位相が逆相、288-16GだけEQで1KHz周辺を-1dB、10KHz以上を序々に10dB程持ち上げるようにして満足するところまできた。位相も正逆だけでなく0°から180°まで細かく調整も可能だ。EQも変化ポイントを数箇所設定してパラメトリックEQのように使うからわかりやすい。DELAY(タイムアライメント)もmm単位からm単位まで自由自在に設定できる。


オーディオユニオンでハーモニックスのXLRバランスケーブルの中古があったので試聴用に借りてきた。定価¥59800らしい。これを試しにZAOLLA(¥4600)と聴き比べてみたが、ZAOLLAの方が圧倒的によい。ハーモニックスだと低域がますます緩くなり、中高域がきつくなる。これはたまたま相性が悪いということだろうが、しかしデジタルケーブルなどどう考えても高価なものが必要あるとは思えない。単なるオンオフの単純信号を伝送するだけなのだからケーブルなんかに5万も10万もかけても貢献度はたかがしれているだろう。

iPOD1430曲終了