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【長野】

26飲食店が運転者を応援 飯田で「ハンドルキーパー」に特典

2007年12月11日

座光寺ハンドルキーパー運動応援書を受け取る桑原さん(右)=飯田市座光寺の麻績の館で

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 飯田市座光寺の飲食店26店が10日、飲酒運転の追放のために同所の麻績の館で「ハンドルキーパー運動」発足式を開いた。ハンドルキーパーは、自動車で仲間と飲食店に行くときに、飲酒せずに運転する役を担う。発足式では、地元の座光寺地域自治会から飲食店主らに、「座光寺ハンドルキーパー運動応援書」と運転する人に渡すバッジが手渡された。

 快適で安全なまちづくり実現の一環として、同自治会の生活安全委員会が飲食店に結成を呼びかけた。発足式には、各店の代表や飯田署交通課員ら40人が出席し、飲酒運転撲滅を誓った。

 飯田署によると、こうした取り組みは飯伊地方では初めてだという。中華料理店「山屋」の桑原博昭さん(59)は「この運動が座光寺に限らず、飯田下伊那全体に広まっていけばいい」と話した。

 各飲食店では10日から順次、活動を始め、ドリンク1杯を無料にするなど、それぞれに工夫を凝らした特典をハンドルキーパーに提供し、運動の定着を図る。

 (高橋徹志)

 

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