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九州取材中、空港の土産ものコーナーで、我が目を疑った。
「『赤い』!? ……奴だ、奴が来たんだ。あの赤い……」
と、アムロ芸人・若井おさむなら言ってしまいそうだが、「白」だと思っていたものが、「赤」かったのである。といっても、「キャスバル専用ガンダム」とかの話をしているわけではない。前置き長いな。
「赤い恋人」。
赤!? まさかあの、今年世間を騒がせた北海道みやげの代表が、ところかわって九州だと「赤く」なって売られているのか、というと、そういうことではなさそうだ。
そもそも、「赤」は、お菓子ではない。こんにゃくなのである。
「博多めんたいこんにゃく 赤い恋人」とは、博多名産の、めんたいこのこんにゃくのこと。
20センチちょいの、細長い棒状で、なるほど、こんにゃくだけど、「赤い」。
「おいしい召し上がり方」がパッケージに記載されているのだが、スライスしてそのまま食べたり、生野菜と一緒にドレッシングをかけて「サラダ感覚で」、さらにフライパンで焼いてマヨネーズをつけたり、「串にさして、焼とり風に焼いて」食べるというのもおいしいらしい。
実際に食べてみると、めんたいこの風味がするのはもちろん(けっこうからい)、卵のプチプチ感もあって、それでいて、ちゃんとこんにゃくの香りもあり、酒のつまみはもちろん、おかずとしてもいける。
それにしても気になるのは、なぜこの商品名なのだろうか。「白い」ヤツとの関係は。製造元の秋山食品・秋山社長にたずねてみると、
「一切関係はございません」
とのこと。
「赤」は当然、博多めんたいこの赤。そして、若者も意識した商品で、「友達感覚で親しんでほしい」ことの意味もこめ、この名称に落ち着いたよう。念のため、もう一度記しますが、北海道のアレとは姉妹商品でもなんでもなく、「一切関係はございません」。
形状については、
「通常の四角い形ですと、単なる『赤いこんにゃく』でしかないですから」
と、あえてこういった形状にしたよう。ななめにスライスした感じは、確かにめんたいこに近く、「見立て」のための工夫を感じる。
販売を開始したのは約3年前で、現在は九州エリアの主な駅や空港、サービスエリアなどで販売中で、同社の主力商品になっているとのこと。
九州みやげの定番として、「赤」が「白」をこえる日、くるかもしれない。
(太田サトル)
「『赤い』!? ……奴だ、奴が来たんだ。あの赤い……」
と、アムロ芸人・若井おさむなら言ってしまいそうだが、「白」だと思っていたものが、「赤」かったのである。といっても、「キャスバル専用ガンダム」とかの話をしているわけではない。前置き長いな。
「赤い恋人」。
赤!? まさかあの、今年世間を騒がせた北海道みやげの代表が、ところかわって九州だと「赤く」なって売られているのか、というと、そういうことではなさそうだ。
そもそも、「赤」は、お菓子ではない。こんにゃくなのである。
「博多めんたいこんにゃく 赤い恋人」とは、博多名産の、めんたいこのこんにゃくのこと。
20センチちょいの、細長い棒状で、なるほど、こんにゃくだけど、「赤い」。
「おいしい召し上がり方」がパッケージに記載されているのだが、スライスしてそのまま食べたり、生野菜と一緒にドレッシングをかけて「サラダ感覚で」、さらにフライパンで焼いてマヨネーズをつけたり、「串にさして、焼とり風に焼いて」食べるというのもおいしいらしい。
実際に食べてみると、めんたいこの風味がするのはもちろん(けっこうからい)、卵のプチプチ感もあって、それでいて、ちゃんとこんにゃくの香りもあり、酒のつまみはもちろん、おかずとしてもいける。
それにしても気になるのは、なぜこの商品名なのだろうか。「白い」ヤツとの関係は。製造元の秋山食品・秋山社長にたずねてみると、
「一切関係はございません」
とのこと。
「赤」は当然、博多めんたいこの赤。そして、若者も意識した商品で、「友達感覚で親しんでほしい」ことの意味もこめ、この名称に落ち着いたよう。念のため、もう一度記しますが、北海道のアレとは姉妹商品でもなんでもなく、「一切関係はございません」。
形状については、
「通常の四角い形ですと、単なる『赤いこんにゃく』でしかないですから」
と、あえてこういった形状にしたよう。ななめにスライスした感じは、確かにめんたいこに近く、「見立て」のための工夫を感じる。
販売を開始したのは約3年前で、現在は九州エリアの主な駅や空港、サービスエリアなどで販売中で、同社の主力商品になっているとのこと。
九州みやげの定番として、「赤」が「白」をこえる日、くるかもしれない。
(太田サトル)