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【経済】

全5千万世帯に封書で通知 システム統合でATM休止

2007年12月11日 02時07分

 三菱東京UFJ銀行が、来年末に完了させる予定の旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行のシステム統合に伴い、来年2月から週末に現金自動預払機(ATM)のサービスを休止して作業することを知らせる封書を、全約5000万世帯と全事業所に郵送することが10日、分かった。ATMの休止を、いつまでの期間内に、どの程度の回数実施するかは未定。

 3菱UFJ銀は、27都道府県に店舗展開し、口座数は約4000万に上る。都道府県の中には同行のATMが設置されていないところが18県あるが、同行は「利用者は全国におり、口座を持たない顧客にも周知する必要がある」と判断した。

 最近では、松下電器産業が一酸化炭素中毒事故を引き起こした石油温風機の回収を告知するために、利用者の安全を図る観点から実施したが、三菱UFJ銀のケースは利便性に配慮する姿勢を示すための通知。民間企業がこうした目的で、全世帯に郵便で呼び掛けるのは極めて異例だ。

(共同)
 

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