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<おことわり>本日2話連続。お笑いなしです。11章-第10話からどうぞ
僕と洋次は、自動販売機を背もたれに座り込んででいました。
たずねる僕に洋次は
「あ?ああ。あんなのは日常茶飯事だ。上役風吹かせてぇだけさ。見せしめだよ。ああやってねぇとシメシつかねぇのさ」。
「そうか・・・。いや。僕のせいで洋次がどうこうなるのはいやだからさ」。
「言ったろ?上にはヤバいことやってるのけっこういるって。抜けられることが一番困んだ。でもまぁ、夜桜ももう終わりかもな」。
「ん?」
「夕べ、蛇巣眠の奇襲があった。組織じゃ向こうが上だ」
それは僕たちの仕掛けた奇襲に違いありませんでしたが、もちろん洋次にも話すわけにはいきません。
「しかもツラ写真におさえられたらしい。脱落者ぼろぼろ出るのはまちがいねぇ」。
「もともと組織に不満持ってたヤツはゴロゴロいたからな。もう仲間が仲間疑ってる」。
それは狙い以上だ・・・。
「そこへもって来て総長がノーマルにもどしやがった。リーダーが当局怖がるようになっちゃおしめーよ」。
「こうなると弱えーなぁ。族なんてなぁ。もともとガキの戦争ごっこ発展させただけの組織だからよ」。
その通りです。
洋次は、まるで第三者のように分析していました。
やっぱりこいつは馬鹿じゃない。
ここで、ふと僕は、さっき自販機に入れたお金を思い出し
「あ。そうだ。なんか飲むか?」
洋次にたずねました。
「ん?ああ。コーラがいいな」。
僕はようやく立ち上がり、自販機の前。
が。コーラはこの時、50円から60円に値上がりしていました。
「げ!値上がりしてる。10円足りないや」
すると洋次。
「10円ならあるぜ」。
と、最後の10円を自分で入れました。
ガラゴロ
洋次は2つのコーラを取り出し、1つを僕に渡し、
「ほら。飲めよ。遠慮すんな」
「お前、10円しか払ってないくせにっ!」
「あははは。払ったことに違いはねぇだろ」。
洋次は、この日初めての笑顔を見せました。
それは図書館横のギターのときとまったく同じでした。
「洋次。お前、けっこう勉強できたろ?」
「え?あ?ん・・・。まぁ、クラスじゃ10番以内にゃいたかな・・。中学じゃな。今はクラスでも何番だろうが、関係ねぇんだ。定時制じゃ成績なんかな」。
「なんで定時制なんだ?普通科入れたろ?」
「え?」
洋次は少し黙ると
「俺の名前さ。洋次って。おかしいって思わなかったか?」
「ん?別に」。
「だって俺。長男だぜ?なのに洋次の”次”ってヘンだろ?」
言われてみればその通りです。
「ホントはな。兄貴いるんだ。だから6人兄弟」。
「へぇ」。
「兄貴はな・・・。親が離婚するとき、オヤジがつれてった」。
「え・・・・」。
「兄貴は進学控えてたからよ。経済的な理由とかでオヤジ側に行ったんだ」。
「そうだったのか・・・」。
「弟たちはちっちゃかったからな。まだ母親が必要ってことで母親方」。
「うん・・・」。
「俺はハンパだったけど。まだ義務教育内だからよ。母ちゃんが頑張ってひきとったんだよ」。
「・・・・」。
「けっこう仲いい兄弟だったのによ。いっつも一緒に遊んでたのによ・・・」。
「兄貴・・・な。すっげー強くて、頭もよくってさー。尊敬してた。俺。なにやっても笑いながら応えてくれてよ」。
「その兄貴がな・・・。別れる日にボロボロ泣いてよー。見れたもんじゃなかったぜ」。
「俺も泣いたけどな。はは・・・」
そう言いながら洋次は袖で乱暴に目をこすりました。
「おかしいと思わねぇか?親の都合でよー。リンゴ分けるみたいによー。あんたはこっち、おまえはそっちって・・・・」。
「・・・・」。
「子供って。そんなもんか?」
「・・・・」。
僕は洋次になにも答えられませんでした。
「だからな。俺んち。母ちゃんの稼ぎだけだとよ。また兄弟バラバラになるかと思って・・」。
「それで定時制に?」
「ああ。ほんとは中卒で働くって言ったんだけどな。母ちゃんがどうしても学校だけは行けって・・・」。
「ふうん・・・」。
「オヤジに対する意地もあったんじゃねぇかな。兄貴、普通高校にちゃんと入ったらしいし」。
「ひとりでも・・・子供育てられるって意地・・・。あったんじゃねぇかな・・・母ちゃん」。
洋次はそのまま顔をふせて。なにもしゃべらなくなりました。
肩がときおり動くのと、鼻をすする音で、泣いていることがわかりました。
「洋次。お前。なのになんでスタンドやめた?」
洋次はグスッっと鼻をすすると、つとめて元気に
「あの日さ。澪ちゃん。逃げてったろ?」
「あ・・ああ。うん」。
「普通、暴走族って聴いても逃げるまではしねぇよ。それで思い出したんだ。お前の話」。
「僕の?」
「俺たちのせいで父親が働けなくなったやつがいるって・・・・」。
「あ・・・・」。
「あれ。澪ちゃんのことだろ?」
「あ・・・・・・。・・・うん・・・・」。
「スタンドいればよー。通学路だからな。毎日顔見るからよ。どっちもつらいじゃん」。
「・・・・・・・」。
僕は自分の言葉で、洋次の人生を翻弄していることを悔やみました。
その頃には東の空が少し明るくなってきていました。
薄紫に染められた雲が、ゆるくなだらかに広がっています。
洋次はタバコをくわえると、ライターをさがそうとポケットに手を入れました。
が、取り出したのは、ピンク色の小さなプラスチック容器でした。
「ありゃ。持ってきちゃったな」。
「シャボン玉?」
「あ?ああ。今、俺、警備員の仕事やっててよ。デパートで迷子とか出るだろ?」
「ああ」。
「待ってる子供な。たいてい大泣きで手あますんだけど。これやると静まるんだよ。ははは」。
なるほど。
「そいで昨日なくなったんで。また買ってきたんだよ」。
「え?自分の金でか?」
「あ?安いもんなんだぜ。こんなもん。10円だもん」
「ああ。お前のおごったコーラとおんなじだな」。
「あははは。根に持つなって」。
そう言いながら、洋次はタバコのかわりにストローをくわえると
ふっ
っと、シャボン玉をふきました。
シャボン玉は風にふかれて、上へ上へと上がり
薄紫の雲をうつしだしながら。やがてパチン、と消えました。
「俺らぁよー。シャボン玉みたいなもんだな。どんなにがんばったってさ。風にいいように流されて・・・」。
「そのうち・・・パチンって消えるんだ。音もなくよ」。
「・・・」。
「でも。シャボン玉はシャボン玉なりにな。見たい夢もあんのによぉ」。
そう言いながら洋次は、次のシャボン玉をふきました。
さっきよりはずいぶんと大きく、ソフトボールほどの大きさがあります。
「がんばれよ!」
「消えんなよ!こら!」
洋次が叫びますが。シャボン玉は、すぐに風に流され
そしてやがて
「なんだってなぁ・・・・。消えちまうのかなぁ・・・・・」。
洋次の目からは、その一粒ずつが確認できるほどの大粒の涙がポロポロと落ちていました。
僕はと言えば。
なにひとつ言えるでもなく・・・。
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11章-第12話へつづく→
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人の気持ちって伝えれる人がいるだけでも違いますね・・・。
>あんちゃん 連続登校!!
しかも一番載り認定!!!
よくぞこの時間帯に!!
意外な時間にアップとは珍しいですね。一番乗りかな?
なんか自分のところと洋次が似たような境遇なのでちょっと共感するところ有りました。
>>スタンドいればよー。通学路だからな。毎日顔見るからよ。どっちもつらいじゃん
人を考えられる優しさと行動力がある洋次はほんとにスゴイ
まいった。
知ってたのか。
コーラ安いッ!シャボン玉も安いッ! でも…
二人の関係は安くないッ!
つらい、つらいっすね・・・
初登校です。今日は2話upでぼくちゅう中毒の私はとっても喜んでます。洋次君の話悲しすぎます。
洋次、人生悪いことばっかりじゃないよ。
生きてりゃいつか花咲くこともあるさ。
そのときを信じて、地道に生きてくだけさ。
>茶帯くん
>意外な時間にアップとは珍しいですね。一番乗りかな?
ほら。月曜日には、みんな元気に学校とか職場行ってほしいでしょ?
つらいとこ、お休みにまとめたんです。
>なんか自分のところと洋次が似たような境遇なのでちょっと共感するところ有りました。
そっかぁ。
でも洋次はこっから立ち上がっていくので。
あっ、やばい、なんか泣きそうです
定時制ってホント色んなやつがいます
真面目なのから不良、ヤンキー、ちょっとばかりやんちゃな奴
勉強が出来ない奴に進学校から転校してくる奴
片親や兄弟が両手ほどいる奴に親父が社長をしている奴
ホントいろいろいるんです
>papaさん
>知ってたのか。
洋次。実は頭いいので、お見通しだったんですね。
しゃぼんだまかー。
>お嬢様 初登校?
>でも…
二人の関係は安くないッ!
そうですね。ここから二人の奇妙な友情が発展します。
洋次くん・・・
消えないシャボン玉、ふけるようになるといいな。
頼むぜ、ママチャリ。
泣いちゃったーーー・・。
お互いの気持ちの交差。
言えばいいのに、言わない思いやり・・。
それがママチャリには伝わっているからこそ、
涙が止まらないんだよ・・・。
泣けてしまいました。。
なんか、せつないことが、いっぱいありますね・・
これはいつの時代でも変わらないことです。
ママチャリ、洋次くんのいいお友達でいてくださいね。。
シャボン玉って、どんな子供も不思議に喜びますね。
さわれば消えてしまうのに、一生懸命追いかけて、つかもうとする。
ぶっきら棒な言い方しながらも、自分の金で買ってあげる優しい洋次君。
ママチャリ君の言葉が洋次君の人生を翻弄しているんじゃなくて、
今は辛くても、いい方向へ向かう為のものになるのだと思いたい。
こんな時間に乙です。
今回の洋次は切なく、そしてママチャリよりも大人であることがはっきりしてますねぇ。
俺にゃぁ、どーしよもねーや。
けど、応援だけはするぞ。
こうやってママチャリに話せるって事が
洋次君にとって救いになればいいんだけど・・・
>リンゴ分けるみたいによー。
この言葉がなんだかとても切ないです。
きっと誰にも自分の本当の気持ち話したこと無かったんだろうな。
強く見せる事で自分を保ってたというか…
ママチャリに逢えて、ママチャリに話せてよかった。こんなに人の気持ちを感じとれる優しい子なのに、自分一人で抱え込むのは辛すぎる。
頑張れ!洋次くん!
洋次くん。。。
環境さえ違えばきっと違う人生が待っていただろうに(涙)
でもお母さんの一生懸命さとか愛情が伝わったから曲がらずに真っ直ぐ育ったんだろうな〜
それにしてもコーラ60円て???
シャボン玉、なんとも、せつない感じです。
同い年なのに、働きながらの勉強はしんどいはず。
>「がんばれよ!」
>「消えんなよ!こら!」
同感。。。今日も有難うございました。
これは・・、高校生には重たすぎる現実ですね・・。
シャボン玉は消えてしまうけれど、消えるまでには泣いている子供も笑顔にする力がある。
頑張って、精一杯その役目を果たしている。
賢い洋次くんなら、きっと気づくときもあるでしょう。
負けるな!
『友達』がキミのことを支えてくれるよ!
洋次くん、きっと今は辛くても拓けた人生を送ってくれそうな気がします。
泣かせますねぇ、くろわっさん。
洋次みたいな子ってなかなか心を開かないけど、
愛情に貪欲だから何度裏切られても人を信じようとするとこありますよね。
知らないうちに、自分に対する愛情を推し量るから、
いろんなことが見えて敏感になって傷つく事も増えて。
洋次はママチャリに自分を知って欲しくて打ち明けた。
何かを期待して言った訳じゃないし、
何も言わなくてもママチャリの思いは十分わかってる。
洋次の思いが痛い。
私も、姉と別々にせず育ててくれた父に感謝。
シャボン玉を買うと言う洋次君にびっくり!
私が高校生のときは台所用洗剤を薄めて作ってたけど。
それにしても本当に優しいね。洋次君。
好きな子の、だからって理由じゃなくて、ただ普通に友達になった相手でも同じことをしてるんでしょうね。
PS.あっ!ここで出てきたキーワード。
デパートに警備員。と、くれば…。次の重要人物は当然、あのお方ですね!
>やすさん 2日連続登校
>つらい、つらいっすね・・・
ここがピークですね。さっさと終わらせようと思って2話連続です。
>ドナルドさん 初登校〜〜〜
いらっさいまし。
>初登校です。今日は2話upでぼくちゅう中毒の私はとっても喜んでます。洋次君の話悲しすぎます。
ここからは上向くだけなんで。
>Aki 削除
大学生になってそのレベルでは後はどうしようもありません。
だいぶ目をかけていたつもりでしたが、残念。
悪意が感じられるので、仕方ありません。
>テラsan先生
>洋次、人生悪いことばっかりじゃないよ。
生きてりゃいつか花咲くこともあるさ。
多くの子供たちが同じように言われてがんばってきたとこあるわけですが、これを大人たちはことごとく踏みにじりました。
早く堂々とこの台詞を子供たちに言えるような国になるといいんですが。
>heinzさん
>定時制ってホント色んなやつがいます
真面目なのから不良、ヤンキー、ちょっとばかりやんちゃな奴
勉強が出来ない奴に進学校から転校してくる奴
片親や兄弟が両手ほどいる奴に親父が社長をしている奴
ホントいろいろいるんです
まったくその通りですね。当時は「貧しい」か「勉強ができない」のいずれかでした。
さらにその前は「貧しい」がトップの理由でした。
高度成長後、少しずつ定時制は変わってきて、多様な人たちが集まるようになりましたが、昔はさらにすさんでいたんですね。
>じゅんぢくん
>洋次くん・・・
消えないシャボン玉、ふけるようになるといいな。
すでに今夜ですね。
>nobukoちゃん
>洋次の見えない優しさ。澪ちゃんに対する思いやり・・。
泣いちゃったーーー・・。
こういうヤツは表立ってはできないんですね。
ママチャリとは対局側にあります。
西条くんに近い?
>じゃこさん
>泣けてしまいました。。
なんか、せつないことが、いっぱいありますね・・
これはいつの時代でも変わらないことです。
はい。いつの時代も変わりませんが、抜け出す方法があることもいつの時代も変わりません。
そこにいきつかないと意味のない物語になってしまいます。
>あとむさん
>ぶっきら棒な言い方しながらも、自分の金で買ってあげる優しい洋次君。
ママチャリ君の言葉が洋次君の人生を翻弄しているんじゃなくて、今は辛くても、いい方向へ向かう為のものになるのだと思いたい。
いっしょけんめいで、やさしいヤツが報われないのでは困りますからね。
もうすぐ道を開いていきます。
>東北陣さん
>今回の洋次は切なく、そしてママチャリよりも大人であることがはっきりしてますねぇ。
はい。ママチャリは末っ子ですが、洋次は下に4人の兄弟がいます。そこを読み取ってもらえれば上出来です。
>ねこさん
>こうやってママチャリに話せるって事が
洋次君にとって救いになればいいんだけど・・・
そうですね。泣き出した事から、これを初めて誰かに話した、ということがわかります。
ここからですねー。
>すぱにえるさん
>ママチャリに逢えて、ママチャリに話せてよかった。こんなに人の気持ちを感じとれる優しい子なのに、自分一人で抱え込むのは辛すぎる。
生い立ちって、みんなが幸せなわけはないんですが、高校生という年齢を考えると、これはつらいですね。
でも、話したことから始まることもあります。
>ヒロさん
>環境さえ違えばきっと違う人生が待っていただろうに(涙)
それは誰にでも言えることなので、問題は浮上できるかです。
現在の日本は貧民の家の子供が貧民層から抜け出す確率が先進国最低なんだとか。
誰がつくったんでしょうね。この国。
でもそれが現実なんです。
>わきやん
>シャボン玉、なんとも、せつない感じです。
同い年なのに、働きながらの勉強はしんどいはず。
毎日悪戯にほうけている僕たちとは、明らかに違う人生があるんですね。
だから洋次は、僕たちよりもずっと大人です。
大人ですが、暴走に走らざるをえない理由もあるわけです。
切ないです。
お母さんの元にいる一番上の兄弟として、今まで色んな事諦めたり、我慢してきたんでしょうね。
でも誰にも弱音はけなくて、初めて泣くことができたんでしょうね。
才能や能力が有っても認められない・・・・嫌ですね
生まれた所や
皮膚や目の色で
いったいこの僕の何が分かると言うのだろう
ブルハの「青空」スタンドバイミーと同じ位大好きな曲です
>ガンくん
>これは・・、高校生には重たすぎる現実ですね・・。
シャボン玉は消えてしまうけれど、消えるまでには泣いている子供も笑顔にする力がある。
頑張って、精一杯その役目を果たしている。
確かにそうですね。
でも、同じような年に、同じように生まれてきていながら、場所が違っただけでこれほどの差があります。
数千年も歴史を重ねて、人間はなにしてきたのかなぁ、って思いますね。
>祐さん
>洋次くん、きっと今は辛くても拓けた人生を送ってくれそうな気がします。
泣かせますねぇ、くろわっさん。
ここまで書いても、洋次の味わった人生の悔しさの数千分の一も表せていないわけです。
実際に、こういう生涯を送られている人というのは、くさるほどにいるわけですね。
こういう部分では、やはりそこを表現しきらなくてはなりません。けっこうむずかしいんですよ。
洋次くんだけじゃない。
きっと同じ状況のひとがいっぱいいる。
だけど…
どうか、彼のこれからが明るく希望のあるものでありますようにと願わずにはいられません。
澪ちゃんに、見せた思いやりを、ママチャリに向けた友情を、自分にも向けてあげられますように。
こんな無理矢理大人にならざるを得ない状況の子どもが少しでも減ってほしいです。
>ねぎ〜
>洋次みたいな子ってなかなか心を開かないけど、
愛情に貪欲だから何度裏切られても人を信じようとするとこありますよね。
知らないうちに、自分に対する愛情を推し量るから、
いろんなことが見えて敏感になって傷つく事も増えて。
ああ。これはホントその通りですね。
そのまま「悪循環」にのみこまれていきます。
そのままでは、なかなか抜け出せないですね。
>迷い仔猫さん
>それにしても本当に優しいね。洋次君。
好きな子の、だからって理由じゃなくて、ただ普通に友達になった相手でも同じことをしてるんでしょうね。
そうかも知れません。
でも恋している相手だからこそ、かなりつらいとこありますね。
>レインビー画伯
>お母さんの元にいる一番上の兄弟として、今まで色んな事諦めたり、我慢してきたんでしょうね。
でも誰にも弱音はけなくて、初めて泣くことができたんでしょうね。
彼の場合はもともとが次男でしたから、なおのことつらかっただろうと思います。普通、次男は甘えっ子ですから。
それが一気に吹き出してしまったんですね。
>gaugauさん
>生まれた所や
皮膚や目の色で
いったいこの僕の何が分かると言うのだろう
ブルハの「青空」スタンドバイミーと同じ位大好きな曲です
うーん。甲本ヒロト。天才ですからね〜。
痛感させられます。
>菜摘ちゃん
>こんな無理矢理大人にならざるを得ない状況の子どもが少しでも減ってほしいです。
そうですねー。
でも離婚率は急増しているので、増え続けているのかも知れません。
社会もまったく受け入れませんし。
チャンスが少なすぎますね。この国。
土地持ってないと一生不幸、みたいなのはおかしいですね。
洋二君、若いのにほんとにやさしくて
大人な考えをもってると思いました・
澪ちゃんに対する心配りも母親への
思いやりも、迷子の子への気遣いも
なんとか、この先いい方向へ進んで欲しいものです。
>アルフォデアさん
本当ですねー。
こういう子は報われないと。
まぁ、今夜、というか、今日の朝方というか。今日の話ですね。とにもかくにも。
私は幸せに暮らしてきた人だから…こういうときママチャリのように何も言えなくなります。
何か言うと薄っぺらくなりそうで…今もコメントが薄っぺらくなりそうでコメントらしいことを書くことができません。
ただ洋次君が幸せになれることを祈ってます。
辛いことがあっても優しく、友情を大切にする人のままの洋次君…ホントすごいです。
せつない・・・長男でなんで「次」?とは思っていましたが・・・兄がいたんですね・・・
スタンドを辞めた理由が澪ちゃんも洋次君も辛いからって・・・慣れてきた仕事を辞めて、友達のママチャリ君は暴走族での敵にあたる存在・・・辛いことが多すぎます・・・
>モアナくん
そうです。名前が”洋次”であった種明かしみたいなものでしが。
こういう境遇の子、決して少なくないですね。今も。
>あずちゃん
>辛いことがあっても優しく、友情を大切にする人のままの洋次君…ホントすごいです。
不幸を呪っているだけでは始まらないので、やはりそこから脱出を計る方法ですね。
前話までの「ともだち」は、そのためにあるわけです。
うぅ・・・・ よーじくぅぅぅぅん・・・・
兄弟と別れるの、きっと寂しいと思う。
わたしには想像できない。
幼く小さな体で、その運命を精一杯受け止めて、
納得できないものも、無理に納得して、我慢して・・・。
うぅ・・・・ よーじくぅぅぅぅん・・・・
シャボン玉はすぐに消えてしまう運命でも、
いくら吹いても、大人は見向きもしなくとも、
わざと壊すような心ない人がたくさんいたとしても。
きらきら目を輝かせて追いかける子供たちがいて、
一緒に「消えないで」と祈ってくれる友達がいる。
つらい現実は消せなくても、どうか、洋次君が、そういう子供たちや友達から慰めと励ましを得て、しっかりと立っていられますように。
ほぅ・・・(T_T)
泣けました。
暴走族に入っているからって悪い子ばかりってわけじゃないんですよね。
世間から見たらはた迷惑なことしかしてないかのようだけど、暴走族に入る子っていうのは、それぞれ家庭なんかに問題があったりしてひねくれちゃったり、理由は様々だけど、心は、変にずれてる子たちよりずっとずっと純粋だったり・・・
むずかしいなぁ。
って、私が偉そうに語る立場じゃないんですけど(^^ゞ
またまた泣いちゃったーー・・。
この世の中に五万と・・、いいえ、生きていれば誰もがいろんな事情がある。
その中でどうやって生きていくか。
あたしにも言えることだし、生きているみんなに言えること。
だけど、ここで流す涙、好きです。
気持ちいいです。
多分、くろわっさんが希望を与えてくれるからなんだろな。
真実を包み隠さない、という背景にいながらに希望をあたえてくれるの。
これは、ぼくちゅうならでこそ!!なんです・・・。
みなさん、感動ばっかじゃだめだめ!
はい!ポチポチ!!忘れないでーーー!!
洋次の心のキズは深い様だけど、親子が別れて暮らさないといけない辛さは澪ちゃんとレオくんも同じであり、やはり心にキズを持っているはず。(;_;)
でもまぁ男が男の前で泣けるほど心を開いているんだったら、ママチャリの想いも通じてるよナー。(;O;)
どっちも明るい未来が早く来るといいナ〜。('_')
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>>洋次、人生悪いことばっかりじゃないよ。
生きてりゃいつか花咲くこともあるさ。
>多くの子供たちが同じように言われてがんばってきたとこあるわけですが、これを大人たちはことごとく踏みにじりました。
それは分かっているんですが、
いま、目の前の洋次に踏みにじられる現実を突きつけてしまうよりも、
まやかしに終わるかも知れないと思いながらも、
希望を持たせてやりたい。
だって、希望がなければ絶望じゃないですか。
そう思って、現場の大人は(僕もその一人ですが)言葉をかけ続けるのだと思います。
こんなにいい子なのに…こんなに優しい子なのになぁ…
今まで誰にも言えなかっただろう、家族にすら言えなかっただろう心の叫び…
胸に突き刺さる切なさ。
どんなに寂しかっただろう、どんなに辛かっただろう…
まだ高校生なのに、ね。
次からは浮上に向かうはず。
ママチャリ君、奇想天外な方法マヂ頼みます。
消えないシャボン玉か〜
シャボン玉を消えないようにするには、シャボン玉液を濃くして、マイナス何十度かの世界で吹かないといけない訳で、、、
でも、洋次くんはそれ以上の世界を耐えようとしてるわけで・・・
でも、割れちゃう訳で。。。
何か辛いな〜、何か一つでもやったー!やり遂げた!って言うこと、友達と一緒に分かち合わせたいな(泣)
洋次君、ほんとに優しいね。
洋次君のこと、澪ちゃん、なんとか受け入れて理解してくれないかな〜
さあ、12話読むぞ!
すみませんでしたoyz
ただ心が痛みます。
どれだけ社会や大人たちに振り回されてきたんだろう…しかも、たった一人でその痛みを抱えて…
でも彼はとても優しいですよね。
ある映画の中の言葉を思い出しました。
「希望はいいものだよ。最高のものだ。いいものは決して滅びない」
洋次君に希望ある未来が待ってますように。
>>ほら。月曜日には、みんな元気に学校とか職場行ってほしいでしょ?
つらいとこ、お休みにまとめたんです。
くろわっさんの思いやり、とっても素敵です〜〜〜。