ぼくたちと駐在さんの700日戦争

田舎町で繰り広げられたしょーもない悪戯戦争です

  
10章-第32話へ 1周年〜へ→
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<おことわり>昨日に続き笑えません。これから出勤!とか言うときは読まないでください
本日、10章 最終話です。


BGMは、引き続き
アルハンブラ宮殿の思い出/MIDI版
再生できない方、
アルハンブラ宮殿の思い出/MP3版




「君は・・・澪ちゃん・・・・」。
洋次は僕が彼女に声をかけたことが、相当に予想外だったらしく、驚いた表情をかくせませんでした。

「あら・・・。あなたは・・・井上さんのとなりにいた!?」

井上中心かよ・・・。だいたい僕のほうがしゃべったのに。
ほんとだ。覚えたんだね。井上は・・・・。

「なんで君・・・こんなとこに・・・」。

「こんなとこって・・・。あたしの町よ?あなたこそ不思議だと思うんだけど」。

「あ・・。いや。そういう意味じゃなくって」。

「あたしは・・・。ここの図書館でね。イギリスから留学に来てる人が英会話教室ひらいてくださってるの。そこにずっと」。

「へぇ。英会話かぁ」。

「えへ!だってタダなんだもん。それでね。いつも通るたびに素敵なギターの音色がするから・・・」。

ちょっとだけ照れたように澪ちゃん。
うん。お欄よりは少しましだ。だってお欄さん、照れるとみぞおちパンチだからな。

洋次はあいかわらず大慌て。
「まま、まま、まま、」

「あ?なにが言いたいんだ?洋次」。

「まま、ママチャリ様、その子、知ってんの?」

「え?あ・・・。ん。まぁ、ちょっとだけ・・・・」。

洋次はどうやら、一度として澪ちゃんに声をかけたことがないようでした。
顔は耳まで真っ赤。
ずっと見るだけの、憧れだったのでしょう。

しかし大問題は、洋次が、彼女の敵対視している暴走族の構成員そのものであること。

僕は洋次に耳打ちしました。
「お前、彼女の前で族って言うなよ」。

「え?あ、ああ」。

澪ちゃんは、なんのくったくもなさそうに

「あの・・・。あなただったのね。いっつも通ると奇麗なギター・・・」。

「え?あ?う、うん」。

「最初はその〜〜〜。キザって思ったけど・・。ほんと奇麗な音楽・・・」。

そこで僕。

「澪ちゃん。こいつ、洋次っていうんだ。君と同じ町」。

「洋次・・さん?こんにちは!澪って言います」。

と、洋次
「みみみみみみみ、こんちわ!」。

あー。この調子じゃ声かけられないわ。

「ね。いつも弾いてる曲。聴かせてくれる?」

「あ・・・。ああ。いいよ!」

洋次はまたつっかえりながらも、アルハンブラを演奏し始めました。

僕たちのとなりに腰掛けて、それを静かに聴く澪ちゃん。

彼女が、洋次が暴走族と知ったら、どんな反応をするでしょう。
しかし、僕はしばらくそれを伏せることにしました。
幸い、洋次は出光のスタンドのつなぎのままでしたので、まったくそれには気づいていないようでした。

「奇麗な曲よね・・。なんて言う曲?」

「アアア、アアるアるアるアるアルハ、アルハ」

ハワイか?
仕方ない。

僕が代わりに答えました。
「『アルハンブラ宮殿の思い出』って曲だよ」。

「アルハンブラ・・・。ふうーん。なんか永六輔のラジオでやってるよね」。

ようやく洋次。
「ああ。『7円の詩』コーナーでな。よよよ、よく聴くの?」

「うん。大好き!知ってるの?」

「ああ。バババ、バイト先、ラジオかけっぱなしなんだ」。

洋次の所に限らず、当時のガソリンスタンドは、よくAMラジオをBGMにしていたものでした。

ようやくうちとけた二人は、僕をおいてけぼりにするほどに盛り上がり始めました。
洋次と澪ちゃんの町(つまりは西条くんの町でもあるわけですが)は、僕たちの町よりも数倍大きく、学校がたくさんありました。
2人は、それぞれ違う中学でしたが、地区大会などでよく対戦する相手中学校でもあり、共通点がいくつもあるようです。

「あ!いっけない!こんな時間。じゃ、また聴かせてね!」

「お!おお!じゃじゃじゃじゃじゃじゃ、じゃぁ、水曜な!」

そっか。洋次は彼女がここの英会話教室来る日、知ってたんだ・・・。

「ママママ、ママチャリ様!さささ、さんきゅーなっ!」

「うん・・。様はやめろよ。洋次」。

「え?あ、あー。そうだな。なんかバイク乗りがママチャリに様つけんのもヘンだもんな」。

「え?あ。そーだな」。

「あはははははは」。

洋次は浮かれていました。
僕はこの時に、彼女の父親のことを話そうか迷っていましたが、ついさっき聴いた「暴走族の足抜け」の話を思い出し、とうとう言い出せませんでした。
今その話をすれば、この男のこと。足抜けを真剣に考えてくれるかも知れませんでした。
それは僕にとって、非常に都合のいいことでもありましたが、それはまた洋次を危険にさらすことでもあるわけで・・・・。


澪ちゃんの通うイギリス人の先生による英会話教室は、週2回、火曜日と金曜日に行われていました。
洋次は、どうやらこの日に合わせて図書館横でギターの練習をしていたようで、それもハンパな回数ではなかったようです。
それから数回、洋次は僕とギターのレッスンをし、そして澪ちゃんの帰りを待ち、彼女が来ると、覚えたての曲など、いろいろと披露しはじめました。


そんなある日。

澪ちゃん。
「ほんっと人は見かけによらないわねー。こんな奇麗な音楽ひけちゃうんだもんねー。この顔で」。

と、洋次。
「え!お、俺、不細工かな!?」

あわてて澪ちゃん。
「え?い、いえ。そうは言わないけど。けっこうコワ面でしょ?」

「あー、でも顔でギターひかないから。ジミヘンは弾くけど」。

「たしかにそうね!今度歯で弾いてみて!アルハンブラ!」

「むむ、無茶言うなよ」。

僕たちが声を出して笑っていると

そこへひとりの男がやってきました。
それはここの警備員のようでした。
「こら!お前ぇ。ここでギター弾くんじゃない!」

「え?でも・・・ここ・・・。別にいいんじゃ・・・」

「ここはな。お前らのようなヤツが来るとこじゃないんだ!」

そして
「この暴走族が!」


「え・・・・あ・・・・・」。

洋次は固まりました。いえ。僕も。そして澪ちゃんはさらに別な意味で。


「お前がなぁ!裏にバイク停めてここ来てたのずっと知ってんだぞ!迷惑なんだ!来るんじゃない!」

「あ・・・・・。」

「見ろ!お前らがした落書きを!」

そこに「夜桜連合参上」のスプレー文字。
いつからでしょう。この前まではなかったのに・・・・。

「とにかくなぁ!今度来たら警察呼ぶからな!」

警備員は、今度は澪ちゃんにむかって
「お嬢ちゃんもな、英会話教室に来てるんだろ?暴走族なんかとつきあうとろくなことになんないぞ!」

澪ちゃんは驚きで声を失っていましたが。

「サヨナラ!」
そう言うなり、駆け足で走り去ってしまいました。

「あ!澪ちゃん!待って!」

僕が追いかけようとしましたが、警備員が僕の袖をつかむと

「お前らは待て!聴きたいことがある!」

やがて通りに澪ちゃんの姿は消えました。


警備員の「聴きたい事」は、実に他愛もない、お説教じみた話でした。
「このタバコの吸い殻もお前らだろ?」

足下にちらばったタバコの吸い殻を指差しますが、僕はむろんのこと、洋次もここで喫煙したことはありません。
彼は喫煙者であるにせよ、スタンドに勤めているので、タバコの処理をよくしつけられていました。

「ちがいますよ!」
と、反論する僕。

「いや。お前らに決まってる」。

なにが決まってるんだ?
どうしてだ?
お前がなにをわかるんだ?

ここまで洋次は、ずっと頭をうなだれていましたが、耐え切れなくなったのか、無言のまま逃げ出しました。

警備員が吐き捨てるように言いました。
「見ろ。逃げ出すのがいい証拠じゃないか」。

「ちがうっ!」

そうだ。ぜんぜんちがう。
なにが証拠なんだ?

僕はさかんに洋次の弁護をしましたが
「お前も仲間なんだろうが。暴走族の。そんなもん信用できるか」。

そうです。彼はいつもこんな扱いを受けて来たのです。





翌日から、スタンドに洋次の姿はなくなりました。

そして、その図書館横に、2度とアルハンブラのメロディが流れることはなかったのです。



   --- 10章-神様への挑戦状 (前編) 終了 ---



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コメント

1番乗りできたかな??
2007/04/02(月) 00:48:35 | URL | こずたむ #-[ 編集]

>こずたむさん

感想がないので認定できません。
2007/04/02(月) 00:49:50 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

読んでて「え・・・」と思わず声を出してしまいました・・・

ほとんど関係の無い証拠でさも自分がやったかのように言われ、全てがばれてしまい、暴走族の仲間だというだけで信用されない・・・こんなにおかしな事があっていいのか?ってな感じが残ります・・・いつもこんな扱いを受けてたらどんな人だって逃げたくなる時がきますよね・・・
2007/04/02(月) 00:50:37 | URL | モアナ #-[ 編集]

悲しすぎます。
こういう決め付けた言い方が人を変えるんですね。
2007/04/02(月) 00:51:15 | URL | 豚cooK #Qi8cNrCA[ 編集]

なんて理不尽な扱いを受けてしまったんでしょう。
でも澪ちゃんのショックは大きかったでしょうね・・・
2007/04/02(月) 00:51:43 | URL | 三匹の猫 #-[ 編集]

あぁ。。せっかく2人仲良くなれたのに〜。。

にしても洋次君たちはいつもこんな気持ちだったんですね。
すっごいくやしい。
奏でる綺麗な音楽が洋次君の本当の姿を現してるのに。
2007/04/02(月) 00:52:07 | URL | みけ #/pdu0RA.[ 編集]

最悪の事態ってこういうことなんでしょうか・・・


『そうです。彼はいつもこんな扱いを受けて来たのです。』

頭でわかってる辛さと、自分で体験してみる辛さの落差って愕然とするものがありますよね。

2007/04/02(月) 00:52:46 | URL | レインビー #-[ 編集]

なんだか洋次くん、せつないなぁ。
毎回、こんな扱いされてたらたまんないよね。
澪ちゃんとの関係もどうなるんだろ。。。

はぁ〜せつない。

あ・・・コメントがなかったので感想書かずに送信しちゃいました。
1番のりダメかぁ〜。
これから、また頑張ります(笑)
2007/04/02(月) 00:52:49 | URL | こずたむ #-[ 編集]

>したがってモアナくん、一番載り認定

>いつもこんな扱いを受けてたらどんな人だって逃げたくなる時がきますよね・・・

すべてがすべてではありませんが、彼らには多かれ少なかれ、そういうめにあってるとこあります。
2007/04/02(月) 00:53:12 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

警備員のバカヤロー!
洋次くんの気持ちが痛いほど…

決め付けるんじゃねぇよ、くそったれ
2007/04/02(月) 00:54:55 | URL | のりぞお #-[ 編集]

>こずたむさん

はい。感想ないと認定されません。次、がんばってね!

>なんだか洋次くん、せつないなぁ。
毎回、こんな扱いされてたらたまんないよね。
澪ちゃんとの関係もどうなるんだろ。。。


はい。やっと少しかなった恋だったのにね。
2007/04/02(月) 00:55:28 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/04/02(月) 00:55:39 | | #[ 編集]

色眼鏡で見られて決めつけられるのは、本当につらいですね。ちゃんと向き合えば、理解だってできるし、話だって通じるのに、人はなんでそんなにレッテルを貼りたがるのでしょう。
そんな人はこちらから願い下げ、と毅然として生きるには、高校生はあまりに繊細で傷つきやすいお年頃。洋次くんも駐在さんみたいな大人と出会えていれば良かったのになぁ。
2007/04/02(月) 00:56:15 | URL | かみら #-[ 編集]

前半部分でこれまで大人びていた洋次君が少年のように感じられて、良い感じだなぁと思いました。

なのに、どおして・・・・
悲しいです。フィルターを通して人を見ることがどれだけ残酷なことなのかを再認識しました。

洋次君が傷ついたことが明るい未来への踏み台になれたらと願っています。

2007/04/02(月) 00:56:40 | URL | ともまん #fxRNkRRA[ 編集]

>豚cookさん

>悲しすぎます。
こういう決め付けた言い方が人を変えるんですね。


まったくその通りですね。
大人が必ずしも正確な叱り方をするか、というとそうではないわけです。
2007/04/02(月) 00:58:37 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>三匹の猫さん

>なんて理不尽な扱いを受けてしまったんでしょう。
でも澪ちゃんのショックは大きかったでしょうね・・・


これは、計り知れないところですね。
すでにここで、少し洋次に好意をもっていましたので。

2007/04/02(月) 01:01:05 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>みけさん

>にしても洋次君たちはいつもこんな気持ちだったんですね。
すっごいくやしい。


なにが悪であるか、表面だけではわからないこともあります。
この章は、それを両方のサイドから書く、ということをやってみたかったんですね。
明後日、11章に入ります。
2007/04/02(月) 01:03:04 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

心無い大人の一言で若い子の
未来が摘まれていく・・・
もちろん暴走族に所属し、悪い事もしてきたでしょう。
だからと言って、非難するだけの大人で
いいものなのだろうか・・・?

なんだか、切ないですね。
澪ちゃんともせっかく仲良くなれたのに・・・。
2007/04/02(月) 01:03:23 | URL | アルフォデア #-[ 編集]

>レインビーさん

>『そうです。彼はいつもこんな扱いを受けて来たのです。』
頭でわかってる辛さと、自分で体験してみる辛さの落差って愕然とするものがありますよね。


これはなにごともそうですね。
理解しよう、という努力が必要なときもあるんです。
2007/04/02(月) 01:05:26 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>秘密のコメントさん & みなさん

10章をここで終えたのは、洋次の視点からの話で区切るためで、他意はありません。
かなり長く、むずかしくからむ話なので、いったんここで「中書き」で整理したかったんです。

11章『神様への挑戦状 後編』へと続きます。
2007/04/02(月) 01:08:24 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

しかし...これは上下社会の弊害を強く表現してますねぇ。

うーむ、洋次 可哀想。
2007/04/02(月) 01:08:34 | URL | Beep大佐 #-[ 編集]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/04/02(月) 01:10:22 | | #[ 編集]

>のりぞおさん

>決め付けるんじゃねぇよ、くそったれ

そうですね。暴走行為をしていたわけでもないのに。
実際は、その下にあった「吸い殻」が警備員を怒らせたわけなんですが。
けして彼の吸ったものじゃなかったのに。
2007/04/02(月) 01:10:33 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>かみらさん 初登校?

いらっさい!

>そんな人はこちらから願い下げ、と毅然として生きるには、高校生はあまりに繊細で傷つきやすいお年頃。洋次くんも駐在さんみたいな大人と出会えていれば良かったのになぁ。

16歳では無理ですね。ちょっと耐えられません。
2007/04/02(月) 01:12:40 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>ともまんさん

>悲しいです。フィルターを通して人を見ることがどれだけ残酷なことなのかを再認識しました。

残念ながら、おそらく彼らは9割の人にそういうフィルターで見られています。
もちろん、集団の行為がそうさせているわけで、これを肯定するものではありませんが、全てを決めつけて見るのは、とても危険なことであることは確かですね。
2007/04/02(月) 01:15:09 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>アルフォデアさん

>心無い大人の一言で若い子の未来が摘まれていく・・・
もちろん暴走族に所属し、悪い事もしてきたでしょう。
だからと言って、非難するだけの大人でいいものなのだろうか・・・?


彼はそういうバイクに乗って来た、というだけですからね。
それもわざわざ隠していました。
そこまで気を使ったあげくの仕打ちですから、厳しいです。
2007/04/02(月) 01:17:23 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

おひさしぶりです。
これが『禁じられた遊び』なんですね。最後で涙がふきだしました。
2007/04/02(月) 01:19:11 | URL | パンサー #-[ 編集]

>Beep大差

>しかし...これは上下社会の弊害を強く表現してますねぇ。

そうですね。しかもありふれてさえいます。
2007/04/02(月) 01:20:34 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>うわ!パンサーさん!

お元気でしたかぁ?

>これが『禁じられた遊び』なんですね。最後で涙がふきだしました。

はい。これが「禁じられた遊び」です。
2007/04/02(月) 01:21:52 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

もし誤解が解けたとしても

「暴走族なんて、誤解されるようなことやってるからいけないんだろう」

と言われるのがオチ。
それもまたひとつの正論だったりします。
日頃の行動がその人の信用度を決めるのはいつの世も同じだから。

でも

なぜ彼がそんなことしてるのか、というところまで踏み込んで考えて
あげられる駐在さんのような人は、なかなかいないんでしょうね。

2007/04/02(月) 01:24:05 | URL | ころぺこ #DbkPbDaM[ 編集]

洋次は
澪ちゃんが逃げたのは、ただ自分が暴走族だという事実を知って逃げたのだと思っている。
それだけでも辛いのに、本当はその先にもっと辛い事実がある。
11章でその事実を知ってしまう日がくるのでしょうか・・

禁じられた遊びのタイトルの意味・・悲しいですね。
2007/04/02(月) 01:25:09 | URL | あとむ #-[ 編集]

こうやって読んでいると、たしかに警備員は頭にきますが、では自分はどうかというと、自信ないですねえ。読んでてドキリとしました。

ここまで読んできているから、洋次くんの味方の目で見れるけど、実際は・・・  それに、そう見られても仕方の無いことをしていることも事実なわけで。

暴走族のバイクがあって、その族の落書きがあって、タバコがおちている。たぶん疑いますね。むかつくけど、この警備員さんを責める気にもなれない。この一瞬で、洋次くんやママチャリの人間性を見極めるのは不可能でしょう。でも、ママチャリの悔しい気持ちも痛いほどわかります。

ただ、澪ちゃんには、洋次くんを色眼鏡なしでみてほしいと思います。難しいのかなあ。
2007/04/02(月) 01:26:33 | URL | じゅんぢ #-[ 編集]

>ころぺこさん

>「暴走族なんて、誤解されるようなことやってるからいけないんだろう」
と言われるのがオチ。
それもまたひとつの正論だったりします。
日頃の行動がその人の信用度を決めるのはいつの世も同じだから。


洋次の場合は、惰性で続けている暴走族は、彼のほんの一部分でしかないわけで、バイクも彼が改造したものではありませんから、そもそもがほとんど誤解なわけです。

僕が警備員であったなら、という仮定もしてみますが、ギターでそんなことは言いません。
2007/04/02(月) 01:30:58 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

澪ちゃんが洋次の本質を、少しでもわかってくれたと信じたいです。

ママチャリのいらだちもよく伝わります。
洋次のような子供の中には、親にさえこんな扱いを受ける子が少なくありません。
こういうことが重なり、慣れ、誰も信じられなくなっていくんですよね。
とても悲しいことです。

ぼくちゅうだもの。洋次の明るい未来を感じさせてもらえる…はず。
2007/04/02(月) 01:31:48 | URL | ねぎ #7LgpsTjw[ 編集]

>あとむさん

>11章でその事実を知ってしまう日がくるのでしょうか・・
禁じられた遊びのタイトルの意味・・悲しいですね。


はい。『禁じられた遊び』は、全部で4話くらいで終える予定が、書き出せずにずっとここまでひっぱってしまいました。
10章は全体軽めできましたので、11章はレオくんに話がうつっていきます。
2007/04/02(月) 01:33:40 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>じゅんぢさん

>こうやって読んでいると、たしかに警備員は頭にきますが、では自分はどうかというと、自信ないですねえ。読んでてドキリとしました。

はい。そういう読み方をしていただければ、たいへんにありがたいです。
実際、このシチュエーションでは、その見方がおおよそ正しいわけですね。

いろいろ細かい伏線張ってありますが、フランダースの犬のネロが「財布泥棒」の疑いをかけられたときと、ちょっと似てます。
2007/04/02(月) 01:36:27 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]


目を見開いて読んでしまいました。すごく胸が苦しかった…

「弱さ」を隠すために集い、
「強さ」をはき違えた集団。
個々を見ず、個々を叩く世間。

もしもママチャリの反論が側で聞こえてたなら、洋二クンにも「集い」なくとも個々は守られるコトもあるコト、あたたかく伝わっただろうに…
2007/04/02(月) 01:39:20 | URL | 祐 #-[ 編集]

>ねぎ〜 大ネタバレあり

>洋次のような子供の中には、親にさえこんな扱いを受ける子が少なくありません。
こういうことが重なり、慣れ、誰も信じられなくなっていくんですよね。とても悲しいことです。


ほんとーにその通りだと思いますね。
もちろん、すごくむずかしい問題なんですが。

>ぼくちゅうだもの。洋次の明るい未来を感じさせてもらえる…はず。

はい。僕はこの解決に、実に突飛な方法を思いつきます。
2007/04/02(月) 01:40:23 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>祐さん

>もしもママチャリの反論が側で聞こえてたなら、洋二クンにも「集い」なくとも個々は守られるコトもあるコト、あたたかく伝わっただろうに…

ここでは「暴走族」という集団と、彼が出会う「ギター」の、微妙な順番差があります。
もし、という仮定をするなら、出会った順番も彼にすさまじく影響していて、そういう意味では6章の西条くんに通じるものがあります。
2007/04/02(月) 01:43:37 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

最初に一番上で最終話宣言してたので驚きました。
やっぱり族って言う第一印象があるのと無いのとではまったく対応も違いますし普段の生活で喫煙など洋次君も決して良いことをしてるとは言えませんがこの警備員さんの態度はあまりにも酷いと思います。いくらお給料をもらって図書館の警備をしてるからといってもあまりにも言い方が悪いんじゃないかと思います。洋次君も族である以前に市民なんですから。
なんかムカムカしてきたんでサンドバック叩いてきます。
2007/04/02(月) 01:45:20 | URL | 茶帯 #-[ 編集]

>茶帯くん

>最初に一番上で最終話宣言してたので驚きました。

これはいろんな意味考えてなんですが。
すごい長い話になるので、とにかく一旦どっかで区切らないと、ずるずるとひきずっても困りますしね。
これは最終話にふさわしい話、と思っています。

はたしてこういう色眼鏡を完全にはずせるか?というと、僕もけしてはずせません。
しかし、やはり表現は慎重にしないと、とんだ過ちをおかしかねません。
たった一言が、若者の人生を変えてしまうこともあるわけです。できれば先生とかに読んでほしいですねー。
このところ先生が「いじめ」に加わっていた、とか、ありすぎますから。
2007/04/02(月) 01:53:55 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

この頃ってギターを弾いてるだけで不良、バイクに乗ってるだけで不良って言われる時代ですか?にしてもこの警備員はには腹が立ちます。人を見掛けで判断するのは良くない。見掛けが不良っぽくても中身はとてもいい人もいっぱいいますよね?洋次も人間的にはとても不良とか悪人じゃなく、純粋な人なんだと思いました。だから逃げ出したんだと思いました。僕は話を聞かないで決めつける大人なんか大っ嫌いです。そんな大人にはなりたくない!!
長文失礼しました。
2007/04/02(月) 01:56:39 | URL | くろぶち #-[ 編集]

くろわっさん!!お久しぶりです!!
先日5章花火盗人を読み返してみました。
やっぱりいい話でした。
あの頃のハチャメチャパロディーもおもしろかったのですが最近のくろわっさんのぼくちゅうは読者がいろいろ考え噛み砕くことによって味が出る作品になってきたように思います。この才能とても素晴らしく、うらやましく思います。
これからも毎日大変でしょうが頑張ってください!!
2007/04/02(月) 01:59:31 | URL | チーフ #-[ 編集]
登校14日目
例えようもない現実。とっても悲しい世間の目。
自分自身の身から出た錆びとは言え、ヨウジくんはどうなるんでしょう。(T_T)

ママチャリくん達の頭脳と行動力に超期待しています。(@_@;)
2007/04/02(月) 01:59:52 | URL | まっつん #-[ 編集]

いきなりの最終話でびっくりしましたが、区切りの為なのですね。(何かあったのかとびっくりしました。)

禁じられた遊びの意味が少しわかって、悲しい気分です。

この恋は『小さな恋のメロディー』風かなって思ってましたが、悲しい恋に終わってしますのですか?
・・・って、なぜか乙女心になってしまう自分が変。

32話と33話でイタリア風の映画が1本出来そうですね。(それにしてもBGMがマッチしすぎです)

仕事前に読むなの意味も・・・ブルー入っちゃいますね。

今日も有難うございました。
2007/04/02(月) 02:01:00 | URL | 兵庫のわきやん #-[ 編集]

>くろぶちさん

>この頃ってギターを弾いてるだけで不良、バイクに乗ってるだけで不良って言われる時代ですか?

いえ。違いますね。それは駐在さんの若い時代で終わってます。

>僕は話を聞かないで決めつける大人なんか大っ嫌いです。そんな大人にはなりたくない!!

はい。見かけで判断、はともかくとしても、反論は聴いてやるべきですよね。相手、子供なんですから。
でも話を聞かない大人の多いこと多いこと。

だいじょぶです。きっとここを読まれた高校生のみなさんは、そうはならないと信じてます。
それだけでも意味あります。
2007/04/02(月) 02:08:27 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]
連登失礼します
先ほどは少し感情的になってしまってすみませんでした。
今の小学校や中学校では教師が生徒をイジメることがあるそうです。僕の母校でもあったらしく、悲しくなりました。子供が大人を信じられなくなったら何を信じて生きていけばよいのでしょうか。
今回のはぜひ、教師の方などによんで欲しいと思うので今度学校の先生にぼくちゅうを勧めてみたいと思います。
2007/04/02(月) 02:19:24 | URL | くろぶち #-[ 編集]

>チーフさん 

ありがとだお。

>あの頃のハチャメチャパロディーもおもしろかったのですが最近のくろわっさんのぼくちゅうは読者がいろいろ考え噛み砕くことによって味が出る作品になってきたように思います。

確か初めてコメントくださったのが5章でしたよねー。
『花火盗人』までは、やったことがはっきりしてたんですね。これをあーやってこーなった、ってのが明確でした。
もともとそこでやめるつもりでしたから。

6章からは、読者さんの反応とか、メールとかをかなり考えるようになって毎日、次の話をその日に書く、というふうに変わってきたんですね。

正直なところ、当時の「はちゃめちゃコメディー」のほうが、ウケはいいだろうなぁ、って思うとこもあるんです。
まぁ、チーフさんとは長いですからわかるでしょうけど。

今は読む人によって、少しずつ違う捉え方ができます。
テーマも「人間すてたもんじゃない」という、漠然としたものから、言いたい事がはっきりするようになって。
けっこう読者さん逃がしたろーなー、とかも思うんですよ。

でも、世の中見てますとねー。笑ってだけじゃだめなんで。
「ぼくちゅう」の役割みたいなの。果たしたいって思います。

長いおつきあい。感謝してます。
2007/04/02(月) 02:21:36 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>まっつん

>ママチャリくん達の頭脳と行動力に超期待しています。(@_@;)

はい。僕がこのまま終わらせるわけはないので、一波乱あった後に、おもいきった手段に出ます。
ヒントは10章のかなり前のほうにあります。
2007/04/02(月) 02:23:59 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>わきやん

>禁じられた遊びの意味が少しわかって、悲しい気分です。
この恋は『小さな恋のメロディー』風かなって思ってましたが、悲しい恋に終わってしまうのですか?
・・・って、なぜか乙女心になってしまう自分が変。


ぼくちゅうですから、ブルーのままで終わることはありません。
でも洋次くんは、ここで区切らないと、ずるずるひきずるとそしんどいので。
僕がスランプしてたのも、この最終話にすごく原因があったわけなんです。

初の前後編ですね。
2007/04/02(月) 02:28:46 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>くろぶちさん

>今の小学校や中学校では教師が生徒をイジメることがあるそうです。僕の母校でもあったらしく、悲しくなりました。子供が大人を信じられなくなったら何を信じて生きていけばよいのでしょうか。

はい。はっきり言って信じがたい出来事でした。
それでもけっこう元気だったりするんですよね。先生は。
大人は子供をはぐくむ責任がありますから。
ぼくちゅう、すごく広まればいいなぁ、って真面目に思ってます。
2007/04/02(月) 02:32:24 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

『偏見』って本来無くしていかなきゃいけない物だっていうのは十分分かっているつもりでも
なかなかイメージを払拭する事は難しいですね・・・

洋次くんにしたって同じことで
この部分を切り取ると文句言い返したくなるけれど
その下地があるわけで・・・・・

内心とても複雑になります


ただ、先入観だけで物事を判断してしまうような状況だけは
自分も含めてしないようにしていきたいと思います


今日のBGMはなんだかしんみり聞き入っちゃいますね(V)o¥o(V)
2007/04/02(月) 02:39:36 | URL | フェニックスかめ #A76XKu9U[ 編集]

最終話とうって暗い雰囲気できたのは後編のためのプロローグのためとはいえちょっと意外でした。暗い終わり方で締めたのは初めでではないですか?

この流れから次の話に持っていくのにいつものぼくちゅうのパターンに持っていこうとすると違和感を感じる気がするかもしれません。
したがって前後編と切るのは得策なのかもしれませんね。
後編も楽しみにしてます。
頑張ってくださいね。
2007/04/02(月) 02:44:46 | URL | ペンタイア #-[ 編集]

読んでると、「ったくふざけた警備員だ!!何も知らないくせに」って思うんだけど…
現実に悪い噂のたってる子と自分の息子が、この新年度のクラス替えで、同じクラスにならなければいいな…と思ってる自分もいます。
噂なのか、本当なのか、その子が何故そうなったか、全然わからないのに…
あ〜嫌な大人になっちゃったのかな…アタシ
2007/04/02(月) 02:52:59 | URL | すぱにえる #-[ 編集]

信じてもらえないことって辛すぎます。
特に、無罪を信じてもらえないこと。罪を決めつけられること。
胸が痛いですね。
2007/04/02(月) 03:26:39 | URL | せいこ #GCA3nAmE[ 編集]

自分の高校生時代を思い出しました。
あの頃って、大人と子どもの境目みたいな感じで、自分でもなんだか捉えどころがないんですよね。個はほぼ出来上がってきていて善悪の判断もできるのに自立しきれない(精神的にも経済的にも)というか…。だからこそ、大人の姿がすごく重要なんですよね。
警備員さん的な要素が自分の中にあるのはわかっているので、そんな行動を決して取ることがないように、せっかく思い出した高校生時代の気持ちをちゃんと覚えておこうと思いました。
後編も楽しみにしています☆
2007/04/02(月) 03:50:38 | URL | こむぎ #-[ 編集]

偏見と言うのはいつの時代も変わらないものですよね。暴走族や不良と言われた子供達も一人の人間であって、良い面もあれば悪い面も持っている。
それを全て悪い面でしか捉えてもらえない。

可哀相に洋次君。もうちょっとで恋がかないそうだったのに。
2007/04/02(月) 04:43:18 | URL | ナイア #-[ 編集]

切ない
レッテルよくない
2007/04/02(月) 05:13:39 | URL | テラsan@携帯 #oyCfJ0mM[ 編集]

うう・・・

暴走族とまでいかないにしても、良くない噂を聞くクラスメイトが居ました。
でも、実際話してみると結構良い人だったりするんですよね。洋次さんみたいに。
それなのに、悪ガキとかって言われて、何かあるとすぐ疑われる。
悪いことをしているかもしれないけれど、それだけじゃないし……
一方的に決め付けないでよ、って思うけれど、どうしようも無いところもあって……

でも、警備員さんみたいな大人には…いや、そういう人間にはなりたくないです。
ひとって上辺ばっかりじゃないですもん。
みんなにわかってもらうことは出来なくても、自分はちゃんとわかっていたいです。
いや、わかることができるようになりますっ。
2007/04/02(月) 05:17:28 | URL | 里海 #TY.N/4k.[ 編集]

朝から読むなって言われたけど…。
胸が痛いです。強い意志があれば自分の運命を切り開けるかもしれないけど、たいていはそんなに強くなれない。
洋次くんと澪ちゃんのことを思うと切ないです。
2007/04/02(月) 05:57:10 | URL | まわる #frUh5rcM[ 編集]

華麗に1げと。


衝撃のラストに言葉を失ってしまった。
ゆとり世代以下の偏見と理不尽さを持ち合わせた警備員に苛立ちを覚えた。
現代の国家権力にものを言わせでっち上げ捜査をする警察のごとく理不尽極まりない。
続きでは是非ともぼくちゅうらしいハッピーエンドで終わってほしい。
2007/04/02(月) 06:01:55 | URL | テイク2 #-[ 編集]

33話を読んだ後にすぐ
『アルハンブラ宮殿の思い出』を最後まで聞きました。

いろんな思いが ごちゃごちゃになって
せつないです。
後半楽しみにしています。
2007/04/02(月) 06:22:08 | URL | ちゅんちゅん #-[ 編集]

こうして大人を信じられなくなっていくんですね。
私も思春期には(大人になっても絶対に今の気持ちを忘れない大人になろう・・)と思っていました。
いま?どうだろー・・
子供の親になると、心配は尽きないですね。
わかってあげたい気持ちはヤマヤマですが、物わかりの良すぎる大人、注意のできない大人が多いのも事実です。
人とのコミュニケーションってむずかしいもんだ・・
2007/04/02(月) 07:04:40 | URL | じゃこ #-[ 編集]

おこがましくも…くろわっさんの筆がすすまなかった理由がわかった気がします。

こんなのってつらいし、悲しすぎる。


せっかく交差点に立った二人だったのに、同じ道へはもう、歩けないのですね。

ひとを見かけで判断するなと言う大人が、こんな形で子どもを切り捨てるなんて。

洋次くんの絶望、澪ちゃんの衝撃、ママチャリの無力感は計り知れません。
2007/04/02(月) 07:19:09 | URL | 菜摘 #jWxZVNpM[ 編集]

最初、澪ちゃんと洋次君の出会いで洋次君が澪ちゃんに抱いていた気持ちが澪ちゃんの本性を知ってショックを受けるんじゃないかと心配してたんですが。
二人とも傷つくようなことになるとは。私もショックです。

暴走族さんらは群れているから、悪さができるわけで。
たった二人のしかも暴走族という容疑を受ける要因はたった一台の暴走族仕様のバイクだけ。
これで決めつける警備員さんは狭量というかなんというか。腹立たしい限りです。

私は線香の煙すら嫌いです。だからもちろん煙草なんて吸いません。
何が言いたいかというと。
煙草の吸殻が落ちてたから、吸ったんだろうという決め付けで冤罪を受けたとしたらショックだろうなぁ~ということで。
飲酒を確認するアルコール検査?みたいな装置があるんだから
喫煙した人間を調べるニコチン検査できる機械があればいいのに!と思ったのです。

まぁ、あったとしても喫煙して癌になったか、副流煙で癌になったかということを調べるくらいしかないから、誰も発明してくれないだろうけど。
2007/04/02(月) 07:48:28 | URL | 迷い仔猫 #-[ 編集]

言葉に詰まる、と言うのは正にこの事ですね…偏見なんて確かに世の中には色々ある訳で…
でも…それはあくまで思い込みである訳で…

警備員のオッサンが怒るのも判る。
でも…八つ当たりにしか見えなくもない気がする…

落書きや煙草が例え洋次クンじゃなくとも、同じ族なんだから…みたいな。

何だかやるせないです。ママチャリ君の怒りも判るし…洋次クンの辛さ、澪チャンの辛さも判るから…

ママチャリ君の突飛な方法に期待します。
このままじゃ、不完全燃焼だもんね。
2007/04/02(月) 08:02:08 | URL | るみちょ #-[ 編集]
洋次ー
しっかりしなさい!
2007/04/02(月) 08:05:10 | URL | papa@AKIくんおめでとー #tBN4KMI6[ 編集]

・・・切ない・・・

今回これしか言えません。
2007/04/02(月) 09:02:30 | URL | ねこ #-[ 編集]

うん。
お怒りごもっとも。
理不尽さも。

・・・・・・・・・でも、信じるって難しい。


警備員さんも、タバコの吸殻を片付け、落書きを消し、「くぉのやろ〜〜〜!」って毎日毎日思ってたところへの洋次君だったのかもしれないし。

単純に『暴走族は悪いやつ』って方程式に当てはめちゃう方が、心理的に楽だし。

暴走族に限らず、そんな風に短絡的に安易に判断していることって、多々ある。

そんな理不尽な大人になんかならん!と思ってたころも確かにあったけど、そうしないと自分と、自分の大切にしている人たちを守れない、と言うこともある。(あぁぁ。嫌なばばぁになったもんだ)

それでも、信じたいんだけど。ほんとは。

2007/04/02(月) 09:17:00 | URL | 花あゆ #-[ 編集]

洋次君が暴走族に入りたかったわけでもないのに
あんな扱いを受けてしまう・・・・
やっぱり子供が暴走族に入ってしまったり、
いわゆる「悪」の道に入ってしまうのも
すべてとは言いませんが、
大人の責任も結構あるのかも知れませんね
2007/04/02(月) 09:55:50 | URL | nakamura #-[ 編集]

ありゃー。僕、警備員を責めること出来ませんね。
もの凄ーく先入観に囚われがちなタイプなので・・。
この話読んで、どこかで誰かを傷つけていないかとても不安になりました。
2007/04/02(月) 12:07:16 | URL | ガン #ap1NUTvA[ 編集]

洋次・・・
この警備員が駐在さんならなぁ・・・
とても悲しく思いました。
2007/04/02(月) 12:38:23 | URL | いかりる #-[ 編集]

こういうのって偏見・・・・なんでしょうか?
よくテレビドラマとかで、犯罪をして刑期を終えた
元囚人が、心を入れ替えたのに前科のせいで就職することも出来ずに
周りの人たちから蔑まれるってパターンがありますけど、自分はそれを見ても「当たり前じゃん」と思います。

悪いことをしても反省すれば良いのか
自分が不幸なら他人に迷惑をかけても良いのか
集団として他人に迷惑をかけているのに、個人として良い人なら、集団でかけた迷惑は忘れてしまって良いのか。

こういう扱いを受けているから族に入ってしまったのか
それとも族に入ってしまったからこういう扱いを受けているのか

偏見、理不尽という文字が目立ちますが、暴走族という集団に所属した時点で、こういう扱いを受けるのは当たり前だと思う自分は頭の固い大人になってしまった証拠でしょうか?
2007/04/02(月) 13:02:35 | URL | コン #s5RVRKAk[ 編集]

再びです。やっぱり気になって、何度も読み返しました。コメントも全部。

ぼくもガンさんと同じです。警備員の言い方は悪いと思うけど、やっぱり責められない。自分が気づかぬうちに誰かを傷つけているのでは?という気持ちのほうが大きいです。

洋次くんと澪ちゃんがこうなったのは、警備員のせいじゃない。二人の状況だったら遅かれ早かれこうなったはず、と思います。警備員はたんなるきっかけでしょ。言い方は、たしかに腹立ちますけど。

この警備員さんが、駐在さんだったとしても今の環境なら二人は同じような結果になっていた可能性のほうが高いと思います。でも、向き合えるようになるきっかけを、ママチャリが作ってくれるのかな、きっと。


考えるべきは、大人としての自分のこと。子供たちのために、大人として、悪い事は悪い、と「きちんと」言える存在にならなければ、と思いました。
2007/04/02(月) 13:28:11 | URL | じゅんぢ #-[ 編集]

こういうのとはまたちょっと違ったケースですけど、最近「偏見はいけないと思いつつ、私が一番・・・?」という事があったばかりで、でも、それではダメだと、心の中で葛藤中だったので、痛かったです。いろな意味で°おおきな人″になりたいです。
2007/04/02(月) 13:54:29 | URL | くまこ #-[ 編集]

洋次くんに澪ちゃんにママチャリさん切ないな〜(ρ_;)
でも、警備員を怒る気にもなれずf^_^;警備員さんも対族だからお礼参りも考えるだろうし。
いつかは族のひとりとバレるからしょうがないのかもしれないけど・・・
切ないな〜(ρ_;)

族と言っても良い人もいるのにねえ。
そういえば、昔コンビニでバイトの時、族(6人ぐらい)が買い物に来て、三円足りず三円は私が出しときますから良いですよと言ったら、お礼言って出てって、二時間後に兄貴分みたいな人連れて、三円持ってお礼に来た(15人ぐらいでf^_^;)人居たな〜。
確に根っこから腐ってるのはごく一部なんですもんね。
2007/04/02(月) 14:30:36 | URL | Dealer #fXFVKkt6[ 編集]

>フェニックスかめさん

>洋次くんにしたって同じことで
この部分を切り取ると文句言い返したくなるけれど
その下地があるわけで・・・・・


下地は読者だからこそご存知なわけで、警備員さんは知らないわけですね。
単なる状況証拠にすぎません。
2007/04/02(月) 14:30:46 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

警備員だけでなく、その場をみた誰もが決めつける・・・そんな感じですよね。
状況証拠だけを理由に。
唯一の癒しの時間をもぎ取られたような・・・。
切ないです。
2007/04/02(月) 15:01:32 | URL | るり #yl2HcnkM[ 編集]

大人ってどうしてこう決め付けた言い方するんだろう・・

自分も大人のひとりになって、改めてその理不尽さに涙してしまいました。
2007/04/02(月) 18:12:23 | URL | みゃあ #-[ 編集]

ここで一旦終わっちゃうんですね。
2007/04/02(月) 18:36:57 | URL | Aki #c7THcHzk[ 編集]

>くろわっさん

ちょっと補足です

“下地”というのは
『暴走族の行為しているグループに所属している』という意味合いです
洋次くんが云々ではなくて・・・
個々にはいろいろな事情があるのでしょうが

その暴走族に身を置いていたいた結果
(この場面では乗っていたバイクが暴走族仕様でこういった事件?に発展しましたよね)
すべてのイメージのレッテルが
この場面では洋次くんに張られた

といいたかったんです


確かに状況証拠だけ

でも、この場合
しょうがないと言ってしまいそうになる自分がいるのも事実です

間が悪かったとしか言いようがないですね

それこそ思い込んでしまっている警備員さんに
身体検査してもらってタバコが見つからなくても
誤解が解けたかどうかは疑問ですが・・・

こういったことは何も暴走族に限らず日常いろんな場面にありますよね

だからこそ頑なになりすぎるのもどうかという感情の中ゆれてしまいます


出来れば偏見のない目で見てあげたいですが
結局のところ本人が道を見つけ見出さないかぎり
分かり合うのは
事情を知っている人たちやそういったことに元から理解をしめしている一部のみになってしまいます

これが過去にヤンチャしていた・・・って言うだけなら
私はまったく気にしませんしそういった友人もいます

・・・が、
現在暴走族に所属していて偏見で見るなといわれて自分ではどうなのかな・・・
と思ってしまうんですよね



あ〜〜〜
なんか結局うまい具合に言葉が見つからなくて
言いたいことが伝えられない・・・(T_T)
2007/04/02(月) 21:18:07 | URL | フェニックスかめ #A76XKu9U[ 編集]

それにしても洋次いいヤツですね

警備員ひでぇ
2007/04/03(火) 00:31:15 | URL | いかやき #CcMKL.Y6[ 編集]

久々の登校です。(日本滞在中はちっとも読めなくて残念)
せつないですねえ・・・。
なんか、昔の学校の先生の対応に似てることを思い出して憤慨してました。

これからどうなるのでしょうか・・・。
2007/04/03(火) 18:49:10 | URL | みきまま #AjweBWTA[ 編集]

>ペンタイアさん

>最終話とうって暗い雰囲気できたのは後編のためのプロローグのためとはいえちょっと意外でした。暗い終わり方で締めたのは初めでではないですか?

はい。初めてですね。
今までにはなかったことです。意外性がないと飽きられやすくなりますしね。
フィナーレではありません。
2007/04/03(火) 21:40:04 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/04/04(水) 13:47:39 | | #[ 編集]

>すぱにえるさん

>噂なのか、本当なのか、その子が何故そうなったか、全然わからないのに…
あ〜嫌な大人になっちゃったのかな…アタシ


いや。これはもっともですね。
ただ、それだけでもだめってことです。

この場合、洋次はギター弾いてただけなんで。
2007/04/04(水) 15:10:09 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

>せいこちゃん

>特に、無罪を信じてもらえないこと。罪を決めつけられること。
胸が痛いですね。

はい。これはつらいですね。
この場合は、プライドだけではなく、見つけ出した恋も終わりつつあるので。ダメージでかいです。
普通に暮らしてれば、そんなことって、そんなにいっぱいないわけなんですが、洋次の言う通り、彼らはくさるほどあって、その都度にまたひとつずつ反感を持ち始める、悪循環ですね。
2007/04/04(水) 15:14:17 | URL | くろわっ #NB/JWtcg[ 編集]

ん〜。見た目で判断しちゃいけないと思っていますが実際にそう出来ているかは不安です。
警備員さんに対してあの態度はないだろう…と思う反面、もし自分だったら…と思うと不安になりますね。
それにみなさんのコメント読んで更に考えさせられました…。

ようじ君も澪ちゃんも幸せになれる結末を期待しちゃってます。ママチャリの突飛な作戦に期待してます。
2007/04/04(水) 16:53:20 | URL | あず #UODr0Lv2[ 編集]

ふぅ。十章読了です。出勤前なのに読んじゃいました。今週中までに追いつきたかったけど、来週に持ち越しだな。十章は暴走族との対決の前振りって感じでしたね。レオ君、澪ちゃん、洋次君がどうなるか気になるとこです。今回も懐かしいグループ名が出てきました。古井戸は「さなえちゃん」ですね。カルメン・マキは「時には母のない子のように」が懐かしい。はっぴぃえんどには細野晴臣とか松本隆とか大瀧詠一がいましたね。いや懐かしい。それでは11章に進みたいと思います。出勤前なので会社から帰ってからですけど。
2007/05/25(金) 06:57:54 | URL | SANE #-[ 編集]

何度もコメントすみません;

私は正直、このブログを見る前は
大人なんて、信用できない。
だから信じてはいけない思っていました。
だけど、このブログを見てからは

その中でも良い大人は
いるんだなーって考え直しました。

でも、その中でも
信じて良い大人と
信じてはいけない大人は
たくさんいます。(私の中では)

だけど、その中でも私は将来
ママチャリさんみたいな
大人になりたいです。

2007/07/02(月) 15:53:31 | URL | ザビ仔 #-[ 編集]
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