Win98起動トラブル



 Windows起動に関する問題を中心に、インストールやトラブルシューティング。
 WEB上で得られる情報は比較的断片的。
 印刷物「Windows 98リソースキット」、あるいはMicrosoft社公開のOnline Book(英文
版)が唯一の詳細資料。





■起動ディスクの作成と起動方法

●起動ディスクの作成

手順 1)<スタート> ボタンをクリックし、[設定] - [コントロール パネル] をクリックします。 2)コントロール パネルの中から [アプリケーションの追加と削除] アイコンをダブルク リックし [アプリケーションの追加と削除のプロパティ] を開きます。 3)[起動ディスク] タブをクリックします。 4)<ディスクの作成> ボタンをクリックし、以降の操作は画面の指示にしたがってください。  註)事前のフォーマット不要 ●Windows 98 の起動ディスクを作成する場合: ほとんどのファイルをハード ディスクにコピーした後に Windows 98 のセットアップに 失敗した場合は、BOOTDISK.BAT ユーティリティを使って起動ディスクを作成できる場合があります。 1)MS-DOS モードで起動します。 2)Windows\command ディレクトリに移動します。 3)BOOTDISK.BAT プログラムを実行すると、起動ディスクを作成するかどうかを確認するメッセージが表示されます。 4)このディスクには、もう一度セットアップを実行するときに利用できる汎用のリアル モード CD-ROM ドライバが含まれます。

●Win98起動ディスクの内容

ASPI2DOS SYS 35,330 05-11-98 8:01p ASPI4DOS SYS 14,386 05-11-98 8:01p ASPI8DOS SYS 37,564 05-11-98 8:01p ASPI8U2 SYS 40,792 05-11-98 8:01p ASPICD SYS 29,620 05-11-98 8:01p AUTOEXEC BAT 1,103 05-11-98 8:01p BTCDROM SYS 21,971 05-11-98 8:01p BTDOSM SYS 30,955 05-11-98 8:01p COMMAND COM 93,880 05-11-98 8:01p CONFIG SYS 629 05-11-98 8:01p DRVSPACE BIN 68,871 05-11-98 8:01p EBD CAB 272,206 05-11-98 8:01p EBD SYS 0

●Safe モードで起動

★[Win98][WinMe] コンピュータを再起動し、POST (Power On Self Test) が完了したら Ctrl キーを押した ままにします。次に、Startup Menu の [Safe mode] を選択します。 ★[Win95] Safe モードで再起動するには、[スタート] ボタンをクリックし、[Windows の終了] を クリックします。[再起動する] をクリックし、次に [はい] をクリックします。メッセ ージ "Starting Windows 95" が表示されたら、F8 キーを押します。 W98:Safe モードの起動方法について

●起動プロセス

Safe モード <F5> ※Safe モード (ネットワーク サポート) <F6> Safe モード (コマンド プロンプトのみ) <Shift> + <F5>     ※リアルモードネットワークに接続されている時のみ使用可能です。(このオプション は通常表示されません。) ●各起動方法の動作の違い 動作         通常の起動   F5 Shift+F5 Ctrl+F5  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BAT の処理 Y N N N ・HIMEM.SYSとIFSHLP.SYSの 読み込み Y Y N N ・レジストリ情報の処理 Y N Y N ・COMMAND.COM の読み込み Y N Y Y ・(圧縮ドライバがある場合) DoubleSpace、DriveSpace の Y Y Y N 読み込み   ・Windows 98 の自動起動 Y Y N N from W98:Safe モードの起動方法について

●スタートアップメニューの一覧

★Windows Me

各モードの概要については下表を参照してください。なお、表示されるメニュー項目に関しては、使用しているコンピュータの機種によって若干異なる場合があります。

また Windows Me では MS-DOS モードが廃止されたため、起動メニューから Command prompt only、Safe mode command prompt only、Previous version of MS-DOS という項目がなくなりました。

スタートアップ メニューの一覧
DOS/V 概要
Normal 通常のモードで Windows を起動
Logged(\BOOTLOG.TXT) bootlog.txt にログをとりながら Windows を起動
Safe modeセーフ モードで起動
Step-by-step confirmationコマンドの実行を確認しながら起動
★Windows 95/98

各モードの概要については下表を参照してください。なお、表示されるメニュー項目に関しては、使用しているコンピュータの機種によって若干異なる場合があります。

スタートアップ メニューの一覧
DOS/V PC 98 概要
Normal 標準 通常のモードで Windows を起動
Logged(\BOOTLOG.TXT) ログ ファイル(\BOOTLOG.TXT)bootlog.txt にログをとりながら Windows を起動
Safe modeSafe モードセーフ モードで起動
Safe mode with network supportSafe モード(ネットワーク サポート)ネットワークをサポートしたセーフ モードで起動(ネットワーク環境のみ)
Step-by-step confirmation 各コマンドの実行を確認する コマンドの実行を確認しながら起動
Command prompt onlyコマンド プロンプトのみMS-DOS モードで起動
Safe mode command prompt onlySafe mode(コマンド プロンプトのみ)MS-DOS セーフ モードで起動
Previous version of MS-DOS以前のバージョンの MS-DOS以前のバージョンの MS-DOS で起動(Windows 98 のみ)
from スタートアップ メニューの各モードの役割について[Delta Windows 95/98/Me Technical Site]


●参考資料

●起動ディスク Windows Me で起動ディスクを作成する方法 W95:起動ディスクの作成方法 Windows Me 起動ディスクの内容 Contents of the Windows 98 Startup Disk W95:起動ディスクの内容一覧 PC/AT 互換 (DOS/V) 機対応 W98:フルパッケージ版 PC/AT 互換機用の起動ディスクについて(2枚目内容) W98: 起動ディスク使用で「 FAR メモリが足りません」の表示 W95:起動ディスク使用時のトラブルシューティング (DOS/V 版) Windows 98 の起動ディスクを作成できない [アプリケーションの追加と削除] の [起動ディスク] タブを復元する方法 ●インストールとセットアップ W98SE:README : インストールの準備とセットアップ W98:上書きセットアップを行うと、アンインストールができない W98:Windows98 のセットアップ元パスの変更方法 Windows 95 と Windows 98 のセットアップ スイッチの説明 W98SE:セットアップREADME(PC/AT互換機用) ---Windows NT とのデュアル ブートの設定など各種ケース W98:セットアップREADME(PC/AT互換機用) 21p ---インストールと削除、Dual boot環境、主要エラー解説など詳細 [WinMe] セットアップ README Windows Millennium Edition (Me) の購入、セットアップ前とセットアップ後のヒント W95:Windows 95 セットアップのトラブルシューティング (DOS/V 版) ●その他システムディスク スキャンディスク実行中のエラー メッセージについて W98: IDE ハードディスクを 2 台搭載したマシン W98:フルパッケージ版添付のフロッピーディスクの枚数について W98:アップグレードセットアップ時の注意事項 W98:README : MS-DOS CONFIG.SYS コマンド




■システムバックアップと修復

●レジストリ

★解説 Windows 98 ではレジストリのバックアップを、レジストリ チェッカーで行うことができ ます。レジストリ チェッカーは Windows 98 に含まれる標準ツールです。 レジストリ チェッカーでバックアップされるファイルは、既定値では以下のとおりです。 SYSTEM.DAT … コンピュータ全体に関する情報を含む、レジストリ ファイルです。 USER.DAT … ユーザー固有の情報を含む、レジストリ ファイルです。 WIN.INI, SYSTEM.INI … テキストベースの設定ファイルで、レジストリと共に使われます。 ★バックアップ方法 1)[スタート] - [プログラム] - [アクセサリ] - [システムツール] の [システム情報] を起動します。 2)[ツール] - [レジストリ チェッカー] をクリックし、起動します。 3)[レジストリ スキャンの結果] ダイアログボックスで「エラーは見つかりませんでした。 システム レジストリのバックアップは今日取りました。もう一度バックアップを取りま すか?」と表示されるので、 [はい] をクリックします。 4)「バックアップが完了しました。」というダイアログボックスが表示されたら、レジス トリのバックアップは正常に終了です。 ★復元方法 この復元方法では、レジストリだけではなく SYSTEM.INI 、 WIN.INI も復元されますのでご注意ください。 1)コンピュータの電源投入後、 Ctrl キーを押します。 2)Windows 98 Staatup Menu (Windows 98 起動メニュー) が表示されたら、 COMMAND PRO MPT ONLY (コマンドプロンプトのみ) を選択します。 ※ SAFE MODE WITH COMMAND PROMPT ONLY でを選択しないでください。このモードで起動すると、 XMS メモリが使用できないため、レジストリ チェッカーは動作しません。 3)SCANREG と入力し Enter キーを押します。 4)[レジストリのチェック] のメッセージで [開始] を選択し、 Enter キーを押します。 5)[バックアップの表示] を選択し、 Enter キーを押します。 6)以下のようなメッセージが表示されます。 日付 起動済み rbxxx.cab 日付 起動済み rbxxx.cab FROM [W98]レジストリ チェッカーを使用したレジストリのバックアップと復元方法

●参考資料

W98:Microsoft バックアップで「レジストリの復元中にエラーが発生しました」 W98:NT4.0 がインストールされている環境に Windows 9x をインストールする方法 REGISTRY バックアップの作成[Delta] ★レジストリ[Delta] ---レジストリに関する全て。  [Start Page] 概要 /レジストリとは /把大化 /レジストリ エディタ  [Organization] 構成 /CLASSES_ROOT /CURRENT_USER /LOCAL_MACHINE /USERS /CURRENT_CONFIG /DYN_DATA /アーキテクチャ  [Backup] バックアップの必要性 /バックアップの作成 関連情報  [Operation] データ タイプ /クラス識別子 /キーの作成 /検索 /テキスト編集 /その他のトピックス  [Key Word]バイナリ  [Customize] ごみ箱の名前を変更する /bmp をサムネイルで表示 /その他のカスタマイズ Tips








●Windows95/98セットアップ


■Windows98セットアップウィザード

★セットアップ時の制限事項
 1)セットアッププログラムは DOS のシステムからは動作しません。
 2)Windows 98 以外のオペレーティング システムからのセットアップや、ハード ディスクをフォーマットして Windows 98 Second Edition を直接インストールすることはできません。

★セットアッププログラムのスタート方法
 1)Update CD-ROM ディスクをドライブに挿入します。
自動再生の画面が開いて、「この CD-ROM には、現在使用中の Windwos よりも新しいバージョンの Windows が入っています。バージョンをアップグレードしますか?」という画面が開きます。ここで「はい」を選択すると、セットアップ プログラムがスタートします。

 2)セットアップ プログラムをスタートさせます。
自動再生の画面が開かなかった場合には、[マイ コンピュータ] から CD-ROM ディスクの内容を参照し、「 setup.exe 」を実行します。

 3)「 Windows 98 セットアップ」画面が開きます。
セットアップを進めるために「続行」ボタンを押します。自動的にシステムを調べる画面になり、次にセットアップウィザードの準備をする画面が開きます。

 4)「使用許諾契約書」の画面になります。
使用許諾契約書をお読みの上、内容に同意される場合には [同意する] をチェックして [次へ] のボタンを押して下さい。[同意しない] ボタンをチェックした場合には、セットアッププログラムは中止されます。

 5)「 Windows プロダクトキー」の画面になります。
プロダクト キーを入力します。プロダクト キーは、Update CD-ROM のパッケージを開いた内側に貼られている黄色いシールに書いてあります。「プロダクト キー」の文字の下に書いてある、英字と数字を組み合わせたものがプロダクト キーです。プロダクト キーの入力でエラーになる場合は、次の点をご確認下さい。

  ・CapsLock がオンになっていないか
  ・キーボードの右側のテンキーを使用している場合には、NumLock がオンになって
    いるか
  ・数字と英字を取り違えて入力していないか
    数字の 0 と 英字の O (オー)、数字の 1 と 英字の l (エル)、数字の 6 と 
    英字の G (ジー)、数字の 8 と 英字の B (ビー) などは特にご注意下さい。
  ・この画面で強制終了が起きてしまう場合には、コンピュータのシステムで日付・
    時刻の設定が違っている場合があります.

 6)「ディレクトリの準備」の画面がになります。
セットアッププログラムがインストールの準備を行っています。準備が正常に終了すると、自動的に次の画面に進みます。

 7)「システム ファイルの保存」画面になります。
Windows 98 Second Edition をセットアップ後に、何かの理由でアンインストールしなくてはいけない場合があります。そのためには既存のシステム ファイルを保存しておかなくてはいけません。これには 110MB のハード ディスク領域が必要です。
ここでは [はい] を選択することをお勧めします。[いいえ] を選択された場合には、Windows 98 Second Edition のアンインストールはできません。システムの再セットアップが必要になった場合には、Windows 98 のインストールから行うことになります。
選択をしたら、[次へ] のボタンを押します。[はい] を選択した場合には、[システム ファイルの保存] 画面に進みます。

 8)「地域の選択」の画面になります。
[日本] を選択します。

 9)「起動ディスク」の画面になります。
この画面では、トラブルシュートの際に使用する、システムを起動できるフロッピーディスクを作成します。いざという時のために、起動ディスクを作成しておく事を強くお勧めします。画面の指示に従って起動ディスクを作成します。

 10)「コピー開始」の画面になります。
操作を必要とする最後の画面です。[次へ] のボタンを押すと、コピーを開始します。画面が消えて、セットアップ プログラムが自動的にコピーを始めます。

コピー終了時までに障害が発生した場合、再度セットアップを行う場合には [修復セットアップ] オプションを選択する必要があります。

★セットアップ プログラムの終了

 1)コピーが終了すると、コンピュータは再起動します。
再起動の準備ができると、ダイアログ ボックスが表示されます。[再起動] ボタンを押すとコンピュータは再起動します。ボタンを押さない場合でも、15 秒後に自動的に再起動します。

 2)ハードウェアの設定を行います。
再起動後に、ハードウェアとプラグアンドプレイ機器のセットアップを行います。
セットアップは自動的に行われます。

 3)再びコンピュータが再起動します。
再びコンピュータが自動的に再起動します。ダイアログ ボックスで [再起動] のボタンを押すと、その時点で再起動が始まります。この再起動は、コンピュータの環境により二回または三回行われます。

 4)セットアップの完了。
コンピュータの環境をセットアップし終わると、最後にもう一度再起動してセットアップ プログラムは終了します


●Setupプロセス

 インストールが開始されると、左側に全体プロセスが表示。 ・セットアップの準備 ---システムファイルコピー、レジストリの初期化 ・コンピュータの情報を集めています ---この後、「起動ディスク作成」(これをCancelすると中途終了) ・Windows 98ファイルをコピーしています ・コンピュータを再起動します ・ハードウェアのセットアップと最終設定を行っています というメッセージが表示され、その手順が実行される。

●参考資料

W98SE: Second Edition Update CD からのインストール手順 Windows 98 のインストール Win98再インストール手順




■修復インストール

●修復インストール

Cドライブ(つまりシステム)が不調のため、これを修復する必要が生じた場合、 Windows98通常版(FullPackage)であれば、「修復上書きインストール」で修復することができます。 1)「Windows98CD-ROM」(FDは不要)をCD-ROMドライブにセット *)、しばらくして、「Windows98CD-ROM」という画面が自動起動する  この画面の右上の「X」をクリックして画面を閉じる。 2) CD-ROM >setup.exeをクリック 3)「Windows98セットアップ」画面になる ---> 「続行」をクリック --->     (・・システムの調査・ウイザードの準備などが行われる・・)。 *)、「・・・・・・ほかのアプリケーションをすべて終了してください・・・・・・」では --->  かまわず「OK」をクリック。 *)、「システムのチェック」「ディレクトリーの準備」などが進行する ---> *)、「Windows98セットアップウイザード」「システムファイルの保存」画面では、--->  「いいえ」の丸○をクリックしてチェック印を入れる--->「次へ」 ---> *)、「地域の選択」では「日本」に色が付いている(付いていなければクリックして付ける) ---> 「次へ」 ---> *)、「起動ディスク」画面では、---> 「次へ」 --->  「ディスクの挿入」画面では ---> 作成しないので「キャンセル」をクリック。 *)、「コピー開始」画面では ---> 「次へ」 --->       (・・修復セットアップが始まり、進行状況が文章と%で表示される・・)。       (・・しばらく時間がかかる・・)。       (・・セットアップがある程度進むと、再起動がある・・)。       (・・再起動をしながら、周辺機器(ハードウエア)の設定などが行われる・・)。 *)、場合によって、途中で表示される「・・・・・・いままでのファイルを引き続き使うか・・・・・・」の問いには --->  すべて「はい」「YES」「OK」。 *)、「システムの設定を更新しています」の画面まで来ると、まもなく修復セットアップが終了する。       (・・時間がかかる・・)       (・・再起動・・) *)、ドライバー情報データベースなどの収集が行われ、システム設定更新すべて終了する --->  修復されたWindows98が立ち上がった。 ●参考 WIN98通常版修復インストの方法




■セットアップ概要

●インストール準備

●ローカルインストールと共有インストール  ネットワーク共有インストールを選ぶかどうか?  会社で大量のPCに一括インストールする場合以外は、普通にローカルインストール ★Technet:Windows 9x デスクトップを Windows 2000 Professional にアップグレードする[Microsoft]  ---オペレーティング システムの検討 2 つ以上のOSがインストールされているPC(デュアルまたはマルチブートPC) は、Windows 2000にアップデートすることができません。Windows 2000をインストールする場合は、 ハード ディスクのパーティションを再フォーマットし、クリーン インストールを実行す る必要があります。そのパーティション上のあらゆるプログラムおよびユーザー データ は、あらかじめ適切なバックアップを行ってから再インストールしないと失われることになります。 Windows 3.x からアップグレードした Windows 9x システムには、Windows ディレクトリ に多数の残存ファイルがありますが、アップグレード中に削除されることはありません。 アップグレードするかクリーン インストールするかを決定する前に、実際のネットワー ク環境でテストすることをお勧めします。 共有サーバー インストールで実行している Windows 9x システムは、ローカル インスト ールではないためアップグレードすることができません。このシステムの場合は、クリー ン インストールを行う必要があります。 ●保守セットアップと修復セットアップ W95:Windows 95 セットアップの実行プロセスについての解説 (DOS/V 版)[Microsoft] WIN98通常版修復インストの方法

●セットアップ概要

●概要 ・情報の収集 ・コンピュータの分析(ハードウェアの検出) ・カスタムセットアップ内のソフトウェアのコンポーネントの選択 ・カスタムセットアップ内のネットワークのコンポーネントの選択 ・コンピュータ識別の指定 ・カスタムセットアップ内のコンピュータ設定の変更 ・起動ディスクの作成 ・ファイルのコピーとセットアップの完了 ●・情報の収集 ・Windowsディレクトリの選択 ・セットアップタイプの選択 (標準/ポータブル/コンパクト/カスタム) ・Windows95用ディスク容量のチェック ●・コンピュータの分析(ハードウェアの検出) ・ハードウェアデバイスの検出 (はい/いいえ)  いいえの場合、対象デバイスをマニュアル指定 プラグ アンド プレイ対応ではない古いデバイスやそれらのデバイスが使用するリソース に関するデータベースを持っています。 セットアップ プログラムは、これらのリソース (I/O ポート、IRQ、DMA チャネル、メモリ アドレス、など) すべてに問い合わせ、各リ ソースをどのデバイスが使用しているか判定するため応答を待ちます。また、セットアッ プ プログラムがプラグ アンド プレイ対応のデバイスを検出した場合は、そのデバイス の設定情報をレジストリに追加します。 セットアップ プログラムはレジストリを作成し、SYSTEM.NEW、USER.NEW、DETLOG.TXT フ ァイルを起動ドライブのルート ディレクトリに配置します。拡張子が .INF のファイル を検索する処理速度を早めるため、セットアップは 一時ディレクトリ (WININST0.400) にある 2 つのインデックス ファイル DRVIDX.BIN と DRVDATA.BIN を使用します。 ●・カスタムセットアップ内のソフトウェアのコンポーネントの選択 ●・カスタムセットアップ内のネットワークのコンポーネントの選択 ●・コンピュータ識別の指定 ユーザー情報の入力 ●・カスタムセットアップ内のコンピュータ設定の変更 ・ディスプレイ、マウス、COMポート ・ネットワークアダプタ ・キーボード ●・起動ディスクの作成 ※修復を確実にするためには、 system.dat, config.sys, autoexec.bat, win.ini, system.iniの各ファイルと cd-romや他のドライバーを起動ディスクのサブディレクトリにコピーしておくといい ●・ファイルのコピーとセットアップの完了 ・ディレクトリの作成とファイルコピー  (選択コンポーネントに応じてコピーするファイル一覧作成、次にセットアッ プDLLが実行され、ネットワークと他のコンポーネントがインストールされる。  これらのDLLによって、インストールソースからコピーするファイルと、他に 作成するディレクトリが正確に判別) ・レジストリエントリーの作成  (各種システムコンポーネントをインストールするセットアップDLLによって、 該当するエントリもレジストリ内で作成され、必要に応じてINIファイルの設定 が変更される(レジストリはハードウェア検出フェーズで作成)。  ルートディレクトリ内のSystem.1stファイルは、セットアップ終了時に作成さ れるレジストリのコピー。  破損したレジストリを復元したい場合は、このファイルの属性を変更してsyst em.datにコピーできる。) ・セットアップ完了メッセージ後、再起動前にio.sys, msdos.sysが追加され、ブートセクタが修正。 旧io.sys, msdos.sysは、各io.dos, msdos.dosに名称変更される。

●セットアップ実行後の処理

●システム初期化  最初に再起動すると次のタスクが実行され、設定ファイルが更新。 ・WININIT.EXE を実行して WININIT.INIファイル内の3セクションが処理され、全ての仮想デバイス(VxD)が組み合わされてVMM32.VXDが作成され、ARIAL.WIN, USER32.TMP, LOGO.SYSなど最初のセットアップで使われたファイルの名前が変更される。 ・System.datの名前がsystem.da0に変更、system.newがsystem.datに変更 ・Windows 95 が新たにインストールされて初めて実行されることを表すため、レジスト リに "Run Once" フラグがセットされます。 [日付と時刻のプロパティ] や [プリンタ ウィザード] などを実行するためのコマンドもここに置かれます。 セットアップ プログラムはこの Run-Once モジュールを実行し、特定のデバイス設定と プリンタをインストールし、.GRP ファイルを Windows 95 フォーマットに変換します。 また、日付と時刻を設定し、Windows 95 のヘルプ システムもセットアップします。 ●ブートドライブの修正 ・セットアップ完了メッセージ後、再起動前にio.sys, msdos.sysが追加され、ブートセクタが修正。 旧io.sys, msdos.sysは、各io.dos, msdos.dosに名称変更される。 ●インストールの検証 [修復セットアップの場合] 以下の 2 行が AUTOEXE.BAT ファイルに追加されます。セットアップ実行中にこの行が加 わることにより、なんらかの理由でセットアップが完了せず、コンピュータを再起動する 必要がある場合に、セットアップを再実行し、修復セットアップ オプションが選択でき るようになります。 @IF EXIST C:\WININST0.400\SUWARN.BAT CALL C:\WININST0.400\SUWARN.BAT @IF EXIST C:\WININST0.400\SUWARN.BAT DEL C:\WININST0.400\SUWARN.BAT

●セットアップスイッチ

例: setup /? [Windows 95 および Windows 98共通]これ以外 Win98専用あり。省略 /? - このスイッチは、使用できるセットアップ スイッチの簡単な概要と、それらを使 用するための正しいコマンド ラインの構文を表示します。 /c - このスイッチは、SMARTDrive の実行を省略します。 /d - このスイッチは、既存の Windows 設定 (現在の Win.ini と System.ini ファイルのような) の使用を省略します。 /l - このスイッチは、Logitech マウスを持っていて、セットアップ中に有効にした い場合に使用します。 /n - このスイッチは、マウスなしでセットアップを実行します。 -s - このスイッチは、代替 Setup.inf ファイルを使用する場合に使用します。 /t:<ディレクトリ> - このスイッチは、セットアップが一時ファイルをコピーする場所を指定できるようにします。 警告 : このフォルダの既存のファイルはすべて削除されます。 /ig - セットアップが、初期の BIOS を備えている古い Gateway と Micron のコンピュータで実行できるようにします。 /ih - このスイッチは、セットアップがフォアグラウンドでスキャンディスクを実行するようにします。 /im - セットアップが、コンベンショナル メモリのチェックを無視するようにします。 /iq - /is スイッチを使用してスキャンディスクを省略するか、またはスキャンディス クが失敗した場合、セットアップは、クロスリンクされているファイルのドライブ をチェックします。/iq スイッチは、セットアップがこれを実行しないようにしま す。 /is - このスイッチは、セットアップがスキャンディスクを実行しないようにします。 /it - このスイッチは、Windows セットアップの問題を引き起こすことが判明している "ダーティな" または "致命的な" 常駐終了型プログラム (TSR) の存在の チェックを省略します。 /p - このスイッチは、セットアップが文字列を検出マネージャ (または Sysdetmg.dll) に直接渡すようにします。セットアップは文字列の内容を解釈し ません。文字列は、複数の検出オプションを含むことができます。 /p スイッチは、単独では使用しません。/p スイッチについての詳細情報は、以下 の "/p 検出スイッチのオプション文字列の定義" の項を参照してください。 JP186111 - Windows 95 と Windows 98 のセットアップスイッチの説明




■Win95/98アンインストール

●アンインストールの危険性

Uninstall 方法は、[コンパネ] - [アプリケーションの追加と削除]で実行する。  しかし簡単に考えるべきではない。 1) パーティションテーブルを復元しています。 2) ディレクトリ構造を復元しています。 : 201 3) ファイルを調べています     : 8562 4) ファイル名を調べています    : 97 5) 削除されたファイルを調べています : 1072 6) 修正されたファイルを調べています : 2674 7) ディレクトリを調べています   : 2264 普通のアプリと異なり、OS起動の必要性があるため、このように大事業となってしまう。

●簡便な方法

●Win98をWin98OLDとしてみた

 そしてFDセットアップディスクによる新規installを試みた。  この場合、Windows NTとデュアルブートであるので、その場合異常とチェックされる。  つまりWindows NTまたはOS/2のOSがある場合は、Setup.txtを読むようにと中止勧告。  継続時はFormatと2つの選択肢しかなくなった。  CD-ROM >setup だとscandiskで終了してしまう。 従って  CD-ROM >setup /d /is /it でWin98インストール開始。  で、結果は無事にインストールが終了。  すべての周辺機器のドライバーのインストールも主要設定も無事完了。  nVIDIA製TNT2 M64ドライバーのインストールによって始まった今回のトラブルも  すべて解決した。 [01.9.4] 【メモ】  Win98の再インストールの場合、Windows98起動ディスクではなくて、Windows98 setup ディスクを使用のこと。
●参考資料

W98:セットアップ README(PC/AT 互換機用)[Microsoft] 21p ---インストールと削除、Dual boot環境、主要エラー解説など詳細 W98SE:セットアップ README(PC/AT 互換機用)[Microsoft] W98SE:README : インストールの準備とセットアップ W98:上書きセットアップを行うと、アンインストールができない ---以下の手順にて、再度 Uninstal.exe をコピーすることができます。




■Windows95/98起動プロセス

 システム起動は、以下の4つのフェーズを含む。
・コントロール内のBIOSを使ってシステムがブートトラップされる。
・互換性のため、MS-DOSドライバとTSRがロード
・静的VxDがリアルモードで初期化
・プロテクトモードのOSがコントロールにいれられ、残りのVxDがロード
 mk:@MSITStore:C:\Win98RK\RK98BOOK.CHM::/wrkc05_3.htm  - Windows 98 Startup Process
 in Chapter 5 Setup Technical Discussion

●BIOSによるブート
Bootstrapping in the BIOS Phase

Microsoftはhardwareメーカー数社と協議し、新しいPlug and Play BIOS仕様(specification)を定義。 この仕様ではPlug and Play BIOS, Plug and Play devices, and option ROMs (sometimes called adapter ROMs)の相互関係を定義。 Plug and Play BIOS(PnP BIOSによって設定情報がWindows95/98のConfiguration Managerに渡される。

●MS-DOSドライバとTSRがロード
Loading Hardware Profiles and Real-mode Drivers

BIOS初期化後,Config.sys処理前にWin95/98て選択されたハードウェアプロフィルを使用。 つまり検出プロセスよって、割り込み使用状況, BIOS serial and parallel ports, BIOS computer identification, Plug and Play BIOS docking station data, 可能ならOEM特有のdocking station dataを取得

 この時点でConfig.sysとAutoexec.bat内で対応する各セクション処理される。 両ファイルはWindows95/98では不要なんだけど,MS-DOS/Windows3.1xとの下位互換のため使用。 Drivers and TSRsはリアルモードでロード

●静的VxDの初期化
Initializing Static VxDs at Startup

Vmm32.vxd はreal-mode loader, the executable Virtual Machine Manager, and common static VxDsが入っている。 但しVxD fileが\Windows\System\Vmm32 directoryに入っているとVxDの他に,このファイルもロードされてしまうので注意する。

Vmm32.vxd作成のために組み合わされる一般的なVxD file
[386enh] section of System.ini内で指定.

*biosxlat
*configmg
*dynapage
*ebios
*enable
*ifsmgr
*int13
*ios
*parity
*reboot
*vcache
*vcd
*vcomm
*vcond
*vdd
*vdef
*vfat
*vfbackup
*vflatd
*vkd
*vmcpd
*vmouse
*vmpoll
*vpd
*vsd
*vtdapi
*vwin32
*vxdldr

VMM32 loads VxDs in three steps:

Many Windows 98 driver models, such as integrated office system (IOS) (for disk drivers) and the network, support dynamically loaded device drivers. These VxDs are not loaded by the VMM32 real-mode loader, but are loaded by a device loader that is responsible for loading and initializing the drivers at the correct time and in the correct order.

For example, for SCSI adapter miniport drivers, the device loader is *Ios. The entries for a SCSI adapter are found in the following registry key:

HKEY_LOCAL_Machine\System\CurrentControlSet\Services\Class
Because there is no StaticVxD=xxx line in this registry entry, the VMM32 real-mode loader does nothing when Windows 98 identifies this device.

Configuration Manager attempts to find any device node that has a DevLoader= entry in the registry. The device loader (in the previous example, *Ios) examines the registry, finds the PortDriver= entry, loads the driver and any associated support drivers, and initializes the adapter.

●OSのロード
Loading the Protected-Mode Operating System at Startup

 前のフェーズでは、OSの次ぎの要素がロードされたことになる:

 すべてのstatic VxDsがロードされると Vmm32.vxd は processorは protected modeに切替え, boot processの最終フェーズが始まる。 このフェーズでは、OSの protected-mode componentsがロードされる。

起動時のProtected-Mode VxDs のロード

The protected-mode Configuration Manager is initialized for importing configuration information from a Plug and Play BIOS (if available); otherwise, it develops the Plug and Play hardware tree by enumerating devices and loading dynamically loadable device drivers. These device drivers are identified by loading drivers from a specific directory.

The next phase resolves device resource conflicts for every device in the tree and then informs the devices of their configuration. When all devices have been enumerated, all conflicts have been resolved, and all devices have been initialized, Windows 98 is ready to be used.

起動時の最後のSystem Componentsのロード

Windows95/98 system componentsは次ぎの順序でロード:  この時点で、ユーザー名とパスワードを入力してログオンするため、プロンプトが表示。

●メモ

(1)起動ドライブ(C:¥)のIO.SYS,MSDOS.SYS,CONIG.SYS,COMMAND.COMと読み込む。
AUTOEXEC.BATがあれば読み込む。
(2) Starting Windows95...................
(3) C:¥WindowsのWIN.COMを読み込む。
WINSTART.BATがあれば読み込む。
(4) Windows95のオ−プニング..............





■システム起動ファイル

 mk:@MSITStore:C:\Win98RK\RK98BOOK.CHM::/wrkc05_4.htm
   - System Startup Files
 in Chapter 5 Setup Technical Discussion


●概要

・IO.SYS         --- ・MS-DOS.SYS       --- ・CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BAT  --- ・SYSTEM.INI/WIN.INI   --- ・BOOTLOG.TXT       --- Table 5.5 Setup system file naming Original MS-DOS file name Renamed file under Windows 98 Autoexec.bat       Autoexec.dos Command.com        Command.dos Config.sys        Config.dos Io.sys (or Ibmbio.com)  Io.dos Mode.com         Mode_dos.com Msdos.sys (or Ibmdos.com) Msdos.dos ●起動用ファイルとレジストリの関係 ・Windows95/98では、システム起動中に原則的にConfig.sys, autoexec.batは使用され ず、IO.SYS, レジストリ、他のメカニズムが使用され、自動的にドライバがロードされる。  リアルモードのドライバが必要な時などにConfig.sys, autoexec.batを使用。 ・Windows 95/98での殆どの設定オプションはレジストリに格納されるので、system.ini 内では不要になる。  それでは、Config.sys, autoexec.bat, system.iniはいらないのか?  Win16ベースのアプリとの互換性を保つために必要。  全てがレジストリファイルに移行したわけではない。  註)詳細「Windows 95リソースキット vol2.」248p  実際、NIMDAがLan内部で猛威を奮った時に、数台は、Autoexec.bat, system.iniを書き 換え、PCが起動不可になった。[2001.9]

●IO.SYS

HIMEM.SYS IFSHLP.SYS SETVER.EXE DBLSPACE.BIN or DRVSPACE.BIN  from The Windows 95 IO.SYS file|AN INTRODUCTION TO WINDOWS 95

Table 5.6 Config.sys settings incorporated into Windows 98 Io.sys

Entry Description
dos=high Specifies that MS-DOS should be loaded in the high-memory area (HMA). Also, the umb value is included if EMM386 is loaded from Config.sys. (Io.sys does not load EMM386.)
himem.sys Enables access to the HMA. This line loads and runs the real-mode Memory Manager. Himem.sys is loaded by default in Windows 98.
ifshlp.sys The 32-bit Installable File System Manager uses the services provided by this driver to assist in trapping real-mode file system and network-related APIs.
setver.exe Optional TSR-type device. It is included for compatibility. Some MS-DOS-based applications require a specific version of MS-DOS to be running. This file responds to applications that query for the version number and sets the version number required.
files= Specifies the number of file handle buffers to create. This is specifically for files opened using MS-DOS calls and is not required by Windows 98. It is included for compatibility with older applications. The default value is 60.
lastdrive= Specifies the last drive letter available for assignment. This is not required for Windows 98 but is included for compatibility with older applications. If Windows 98 Setup finds this entry, it is moved to the registry. The default value is z.
buffers= Specifies the number of file buffers to create. This is specifically for applications using Io.sys calls and is not required by Windows 98. The default value is 30.
stacks= Specifies the number and size of stack frames. This is not required for Windows 98 but is included for compatibility with older applications. The default value is 9,256.
shell=Command.com Indicates what command process to use. By default, the /p switch is included to indicate that the command process is permanent and should not be unloaded. If the /p switch is not specified, Autoexec.bat is not processed and the command process can be unloaded when quitting the operating system.
fcbs= Specifies the number of file control blocks that can be open at the same time. You should use a fcbs= line in Config.sys only if you have an older program that requires such a setting. The default value is 4.

●MS-DOS.SYS

The following example shows a typical file with default values:

[Options]
BootGUI=1

[Paths]
WinDir=C:\WINDOWS
WinBootDir=C:\WINDOWS
HostWinBootDrv=C

Most values in the [Options] section are Boolean that is, the value can be 1 (enabled) or 0 (disabled). Table 5.7 describes entries in Msdos.sys, using the typical default values.

Table 5.7 Msdos.sys entries

Entry Description
[Paths] section
HostWinBootDrv=c Defines the location of the boot drive root directory.
WinBootDir= Defines the location of the necessary startup files. The default is the directory specified during Setup; for example, C:\Windows.
WinDir= Defines the location of the Windows 98Windows 98 directory as specified during Setup.
[Options] section
AutoScan= Enables ScanDisk to run automatically when your computer restarts. The default is 1. When this value is set to 1, ScanDisk will run automatically., you will be prompted if you want to run ScanDisk; if you do not respond after one minute, ScanDisk runs automatically. Setting this value to 0 disables this feature. Setting it to 2 launches ScanDisk automatically (if needed), without prompting you.
BootDelay=n Sets the initial startup delay to n seconds. The default is 0is 2. BootKeys=0 disables the delay. The only purpose of the delay is to give the user sufficient time to press F8press ctrl after the Starting Windows message appears.
BootFailSafe= Enables Safe Mode for system startup. The default is 0. (tThis setting is typically enabled typically by equipment manufacturers for installation.).
BootGUI= Enables automatic graphical startup into Windows 98Windows 98. This is equivalent to putting the win statement in Autoexec.bat. The default is 1.
BootKeys= Enables the startup option keys (that is, F5, F6, and F8). The default is 1. Setting this value to 0 overrides the value of BootDelay=n and prevents any startup keys from functioning. This setting allows system administrators to configure more secure systems. (These startup keys are described in Chapter 27, General Troubleshooting.).
BootMenu= Enables automatic display of the Windows 98Windows 98 Startup menu, so that the user must press CTRL to see the menu. The default is 0. Setting this value to 1 eliminates the need to press CTRL to see the menu.
BootMenuDefault=# Sets the default menu item on the Windows Startup menu; the default is 3 for a computer with no networking components and 4 for a networked computer.
BootMenuDelay=# Sets the number of seconds to display the Windows Startup menu before running the default menu item. The default is 30.
BootMulti= Enables dual-boot capabilities. The default is 0. Setting this value to 1 enables the ability to start MS-DOS by pressing F4 or by pressing F8 to use the Windows Startup menu.
BootWarn= Enables the Safe Mode startup warning. The default is 1.
BootWin= Enables Windows 98Windows 98 as the default operating system. Setting this value to 0 disables Windows 98Windows 98 as the default; this is useful only with MS-DOS version 5 or 6.x on the computer. The default is 1.
DblSpace= Enables automatic loading of Dblspace.bin. The default is 1.
DoubleBuffer= Enables loading of a double-buffering driver for a SCSI controller. The default is 0. Setting this value to 1 enables double-bufferingdouble buffering, if required by the SCSI controller.
DrvSpace= Enables automatic loading of Drvspace.bin. The default is 1.
LoadTop= Enables loading of Command.com or Drvspace.bin at the top of 640K memory. The default is 1. Set this value to 0 with Novell NetWare or any software that makes assumptions about what is used in specific memory areas.
Logo= Enables display of the animated logo. The default is 1. Setting this value to 0 also avoids hooking a variety of interrupts that can create incompatibilities with certain memory managers from other vendors.
Network= Safe Mode With Networking is no longer supported in Windows 98Windows 98. This value should be set to 0 or left blank to disable this feature.

Tip for Starting an Earlier Version of MS-DOS

If you installed Windows 98 in its own directory, the earlier version of MS-DOS is preserved on your hard disk. If you set BootMulti=1 in the [Options] section in the Windows 98 version of Msdos.sys, you can start the earlier version of MS-DOS by pressing F4 when the Starting Windows message appears during system startup.






●CONFIG.SYS

 Windows95/98では、システム起動中に原則的にConfig.sys, autoexec.batは使用されず、 IO.SYS, レジストリ、他のメカニズムが使用され、自動的にドライバがロードされる。  リアルモードのドライバが必要な時などにConfig.sys, autoexec.batを使用。 CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BATリファレンスマニュアル The Windows 95 CONFIG.SYS file|AN INTRODUCTION TO WINDOWS 95

●AUTOEXEC.BAT

 Windows95/98では、システム起動中に原則的にConfig.sys, autoexec.batは使用されず、 IO.SYS, レジストリ、他のメカニズムが使用され、自動的にドライバがロードされる。  リアルモードのドライバが必要な時などにConfig.sys, autoexec.batを使用。 The Windows 95 AUTOEXEC.BAT file|AN INTRODUCTION TO WINDOWS 95

●SYSTEM.INI

 Windows 95/98での殆どの設定オプションはレジストリに格納されるので、system.ini 内では不要になる。

The following tables describe other changes made in SYSTEM.INI. Entries Added to the [Boot] Section of SYSTEM.INI comm.drv=comm.drv dibeng.drv=dibeng.dll gdi.exe=gdi.exe sound.drv=sound.drv user.exe=user.exe Entries Added to the [386Enh] Section of SYSTEM.INI device=*vshare device=*vcd device=*int13 device=*dynapage Entries Deleted in the [386Enh] Section of SYSTEM.INI device=*vfd device=*configmg device=serial.386 device=lpt.386 device=pagefile.386 timercriticalsection= device=isapnp.386 device=wshell.386 maxbps= Entries Moved from the [386Enh] Section of SYSTEM.INI to the Registry Network= Network3= SecondNet= Transport= V86ModeLANAs= Entries Moved from the [Network] Section of SYSTEM.INI to the Registry AuditEnabled= AuditEvents= AuditLogSize= AutoLogon= Comment= ComputerName= DirectHost= EnableSharing= FileSharing= LANAs= LMAnnounce= LMLogon= LogonDisconnected= LogonDomain= LogonValidated= Multinet= PasswordCaching= PrintSharing= Reshare= SlowLanas= Winnet= Workgroup= The following list summarizes where you should set the related parameters using Windows 95 tools:
The Windows 95 SYSTEM.INI file|AN INTRODUCTION TO WINDOWS 95



●WIN.INI

Entries Moved from the [Windows] Section of WIN.INI to the Registry Beep BorderWidth CursorBlinkRate DoubleClickSpeed KeyboardDelay KeyboardSpeed MouseThreshold1 MouseThreshold2 MouseSpeed ScreenSaveActive ScreenSaveTimeOut SwapMouseButtons Entries Moved from the [WindowMetrics] Section of WIN.INI to the Registry BorderWidth CaptionHeight CaptionWidth MenuHeight MenuWidth MinArrange MinHorzGap MinVertGap MinWidth ScrollHeight ScrollWidth SmCaptionHeight SmCaptionWidth In addition, Setup always adds ATMWorkaround=1 to the [Pscript.Drv] section in WIN.INI. The following list summarizes where you should set the related parameters using Windows 95 tools:

The Windows 95 WIN.INI file
AN INTRODUCTION TO WINDOWS 95


●BOOTLOG.TXT

Table 5.11 エラー判別に使うBootlog.txt sections

セクションとエラー 解決策
Real-mode driversのロード:
No extended memory specification (XMS) memory Verify that the section contains this entry:

loadsuccess=c:\windows\himem.sys

If not, verify the file and entry in Config.sys

Incorrect MS-DOS version (message appears when driver loads) If this error appears when loading drivers or programs that worked before, verify that the section contains this entry:

loadsuccess=c:\windows\setver.exe.

Windows 98 does not start on a SCSI hard drive Verify that the section contains this entry:

loadsuccess=c:\windows\dblbuff.sys

Ifshlp.sys message occurs Verify that the section contains this entry:

loadsuccess=c:\windows\ifshlp.sys

VxDsのロード:
Verify the loading, system, and device initialization of all VxDs by checking the section for these entries:

loading vxd = ios
loadsuccess = ios

Cannot access D??SPACE drives Verify that the section contains this entry:

loadsuccess = c:\dblspace.bin

Sharing violations occur Might be due to failure of the Vshare VxD to load. The section might contain an entry such as:

loadfailed = vshare

システムにとって重大なVxDs初期化
System-critical initialization error occurs Verify that the section contains entries such as:

syscritinit=ios
syscritinitsuccess=ios

VxDsのデバイス初期化
Verify that the section contains entries such as:

deviceinit=ios
deviceinitsuccess=ios

VxDの正常な初期化
Verify that the section contains entries such as:

initcomplete=ios
initcompletesuccess=ios


Table 5.12 はシステム起動プロセスに関する情報を検証するBootlog.txt内のエントリを示す

Table 5.12 システム起動を検証するBootlog.txt entries

Bootlog.txtエントリ 意味
Error Errors that were logged during startup
Fail Failures that occurred during startup
Dynamic load success Dynamically loaded VxDs
INITCOMPLETESUCCESS Loaded VxDs
LoadStart, LoadSuccess,
Loading Device, Loading Vxd
Indication of loading processes
LoadFailed Indication that component failed to load
SYSCRITINIT, SYSCRITINITSUCCESS System initialization actions
DEVICEINIT, DEVICEINITSUCCESS Device initialization actions
Dynamic load device, Dynamic init device Dynamic loading and initialization of devices
Initing, Init Success, INITCOMPLETE, Init, InitDone Initialization actions
Status Current status indicator

For example, if you see an entry such as DynamicInitDevice=PPPMAC but there is no matching entry such as DynamicInitSuccess=PPPMAC, that VxD failed to load. If a driver in the Windows System\Iosubsys directory stalls when it is being initialized, you can sometimes successfully start the system by renaming that file.

以下はBootlog.txt サンプル

Loading Device = C:\WINDOWS\HIMEM.SYS
LoadSuccess    = C:\WINDOWS\HIMEM.SYS
Loading Device = C:\WINDOWS\EMM386.EXE
LoadSuccess    = C:\WINDOWS\EMM386.EXE
Loading Device = C:\WINDOWS\SETVER.EXE
LoadSuccess    = C:\WINDOWS\SETVER.EXE
Loading Device = C:\WINDOWS\COMMAND\ANSI.SYS
LoadSuccess    = C:\WINDOWS\COMMAND\ANSI.SYS
Loading Device = C:\WINDOWS\IFSHLP.SYS
LoadSuccess    = C:\WINDOWS\IFSHLP.SYS
Loading Vxd = VMM
LoadSuccess = VMM
Loading Vxd = nwlink.vxd
LoadSuccess = nwlink.vxd
Loading Vxd = vnetsup.vxd
LoadSuccess = vnetsup.vxd
The BOOTLOG.TXT file|AN INTRODUCTION TO WINDOWS 95

●Bootlog.txt

トラブルシューティングに関するその他の情報については、ルート ディレクトリの「Bootlog.txt」から参照可能。Bootlog.txt ファイルには、リアル モードとプロテクト モードのすべてのドライバのロード状況が表示。Windows 98 が正常に起動しない場合、Bootlog.txt ファイルにには最後に正常にロードされたドライバが Bootlog.txtファイルに表示され、障害の発生前にロードに失敗した各ドライバは "LoadFailed" エントリに表示。
注 : Bootlog.txtファイルの"LoadFailed"エントリの中には、問題とは関係のないエントリもある。Bootlog.txtファイル中の"LoadFailed"エントリのうち、問題がないものの一覧については、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料を参照してください。
文書番号 : J015575
タイトル : W95:BOOTLOG.TXTに記述されている "LoadFailed = VSERVER.VXD"[Microsoft]

[NT]Windows 2000 Boot.ini のセーフ モード ブート スイッチ[Microsoft]
 ---Windows 2000 には、セーフ モード ブートという機能があります。
 モード: ブートのログ作成を有効にする.
スイッチ: /BOOTLOG


●参考資料

AN INTRODUCTION TO WINDOWS 95




■セットアップのログファイルによる修復セットアップ

●Windows95/98 setup log

Windows95/98セットアップでは5つのログが生成される。 1)Bootlog.txt 起動時の記録ファイル、内容は下記。起動時にF8でメニュ−をだし作成を指示できる。 prvファイルは以前のBootlog.txt のバックアップ。 2)Setuplog.txt Windows95のセットアップ記録ファイル。 oldファイルは以前のSetuplog.txtをバックア ップしたもの。 3) Detlog.txt コントロ−ルパネルから「ハ−ドウエア」で検出した記録ファイル。 oldファイルは以前のDetlog.txtをバックアップしたもの。 4) Detcrash.log  ハードウェア検出中にセットアップが障害を起こすと、このファイルが生成。  このファイルには、実行中だった検出モジュールと、障害が発生したときアクセス中゛たったI/Oポートまたはメモリリソースに関する情報が入っている。 検出プロセスが正常終了すると、DETCRASH.LOGは削除される 5) Netlog.txt ネットワ−ク構成の検出結果。 ●参考 CompaqとWindows95

●)Setuplog.txt

Windows95のセットアップ記録ファイル。 oldファイルは以前のSetuplog.txtをバックア ップしたもの。

●Detlog.txt

コントロ−ルパネルから「ハ−ドウエア」で検出した記録ファイル。 oldファイルは以前のDetlog.txtをバックアップしたもの。 4) Detcrash.log  ハードウェア検出中にセットアップが障害を起こすと、このファイルが生成。  このファイルには、実行中だった検出モジュールと、障害が発生したときアクセス中゛たったI/Oポートまたはメモリリソースに関する情報が入っている。 検出プロセスが正常終了すると、DETCRASH.LOGは削除される

●Netlog.txt

5) Netlog.txt ネットワ−ク構成の検出結果。

●関連資料

W95:Windows 95 セットアップの実行プロセスについての解説 (DOS/V 版)[Microsoft] JP129971 - Windows 95 または Windows 98 のセットアップ エラー メッセージのリスト[Microsoft] W98SE: Second Edition Update CD からのインストール手順[Microsoft] W98:セットアップ README(PC/AT 互換機用)[Microsoft] 21p ---インストールと削除、Dual boot環境、主要エラー解説など詳細 W98SE:セットアップ README(PC/AT 互換機用)[Microsoft] W98SE:README : インストールの準備とセットアップ[Microsoft] W98:サードパーティドライバの登録方法について[Microsoft] [Win98/Me]JP262381 - ハードウェアを検出中にコンピュータがハングするトラブルシューティングの方法[Microsoft]6p [Win98x] セットアップ時 Network Adapter の検出でハングする場合がある[Microsoft] [Win98/Me]インストールの失敗後、修復セットアップのオプションが表示されない[Microsoft] W98:Windows 98 でサポートされている CD-ROM コントローラ[Microsoft] W98:起動時のフォント ドライバが読み込めないエラー[Microsoft] ---Windows 98 起動時に「 JIS フォントドライバーがインストールされていません」等 のフォントの読み込みに関するエラーが発生した場合の対処方法について説明したものです。 JP198687 - [OFF] Windows 98 でリアル モード CD-ROM ドライバをインストールする[Microsoft]8p W98: System Update 1 README ファイル[Microsoft]4p W98: IDE ハードディスクを 2 台搭載したマシン[Microsoft] ---この資料は、領域が確保されていない IDE ハードディスクを 2 台搭載したコンピュ ータで Windows 98 に同梱される 「 Windows 98 起動ディスク」 (1.44MB 2HD フロッピ ーディスク) を使用して、 セットアップを行った時の問題について記述したものです。




■その他

起動ドライブのルートディレクトリにあるファイルを整理する場合の判断基準

     
ファイル名 ファイルの解説判断基準 削除
 1 IO.SYS   システムの起動における最重要ファイル   起動に必須のファイル   × 
 2 MSDOS.SYS   システムの起動を制御するためのファイル   起動に必須のファイル   × 
 3 CONFIG.SYS   リアルモードのデバイスドライバソフトを組み込むためのファイル   起動に必須のファイル   × 
 4 LOGO.SYS   起動ロゴの本体。「プラス!」や「プラス!98」の導入時に作成される   削除しても特に影響はない   △ 
 5 DOSIME.SYS   MS-DOSモード用のかな漢字変換プログラム用のシステムファイル   MS-DOSモードでの日本語入力には必要   △ 
 6 COMMAND.COM   MS-DOSモードでコマンドを実行するためのシェルプログラム   起動に必須のファイル   × 
 7 AUTOEXEC.BAT   MS-DOSモード用プログラムを起動時に自動変換するためのパッチファイル   起動に必須のファイル   × 
 8 BOOTLOG.TXT   起動時に読み込んだドライバソフトの履歴を記録したファイル   設定をすると起動時に新しく作成される   ○ 
 9 DETLOG.TXT   プラグ&プレイに関する情報を記録したテキストファイル   トラブルに備える意味で削除しない   × 
10 NETLOG.TXT   ネットワーク関係のドライバソフト   トラブルに備える意味で削除しない   × 
11 SETUPLOG.TXT   インストール時にユーザーが選択した項目などを記録したファイル   基本的に不要   ○ 
12 SYSTEM.1ST   セットアップ直後の状態のレジストリをバックアップしたファイル   トラブルに備える意味で削除しない   × 
13 BOOTLOG.PRV   セットアップ後、最初の起動時に読み込んだドライバソフトの履歴   基本的に不要   ○ 
14 IO.DOS   古い IO.SYS がリネームされたもの   デュアルブート環境では必要   △ 
15 MSDOS.DOS   古い MSDOS.SYS がリネームされたもの   デュアルブート環境では必要   △ 
16 CONFIG.DOS   古い CONFIG.SYS がリネームされたもの   デュアルブート環境では必要   △ 
17 COMMAND.DOS   古い COMMAND.SYS がリネームされたもの   デュアルブート環境では必要   △ 
18 AUTOEXEC.DOS   古い AUTOEXEC.BAT がリネームされたもの   デュアルブート環境では必要   △ 
19 DETLOG.OLD   DETLOG.TXT のバックアップファイル   DETLOG.TXTがある場合は不要   ○ 
20 MSDOS.---   MSDOS.SYS のバックアップファイル   基本的に不要   ○ 
21 SUHDLOG.DAT   セットアップ時の操作などを記録したバイナリ形式のログファイル   トラブルに備える意味で削除しない   × 
22 WINDOWSWinHlp32.BMK   ウィンドウズヘルプに関係するバイナリファイル(98のみ)   トラブルに備える意味で削除しない   × 
23 VIDEOROM.BIN   ビデオボードの詳細情報が記録されたバイナリファイル(98のみ)   トラブルに備える意味で削除しない   × 

注: 上記表において「削除」項目の○印は削除すべきファイル、△印は基本的に削除可能だが環境によっては 必要になるので注意が必要なファイル、×は削除不可のファイルです。なお、環境によっては上記表で 紹介したファイルが存在しない場合もあります。また拡張子「.bak」「.syd」「.log」といったファイルが 存在する場合がありますが、これらは基本的に削除可能です。
 起動ドライブのルートディレクトリにあるファイルは起動に使われるものが多く、整理する場合には 細心の注意が必要。「.sys」 や「.bin」 などといった拡張子のついたファイルは基本的に削除不可と考える






■Windows 98起動トラブル

●Windows 98の起動プロセス

1) BIOSの起動(PnPに対応したBIOSでは、PnPデバイスが設定される) 2) MBRの読み込み 3) IPL(Initial Program Loader)の実行 4) アクティブパーティションのブートセクタから、ブートストラップコードを読み込んで実行 5) OSカーネルの読み込み(Windows 98の場合はio.sys) --------次は各種ドライバーなど、以下の通り

 ここまでの手順は、どのOSを起動する場合でもほとんど変わりませんが、OSのカーネルが読み込まれてからは、OSによって挙動が変化します。本項では、OSとしてWindows 98を利用することを前提として、どのようなプロセスで処理されるのかを解説してゆきます。

 AT互換機が起動すると、そのあと、下記のようにファイルを読み込み、デバイスドライバなどが組み込まれます。このとき組み込まれたデバイスドライバなどの様子は、すべてbootlog.txtファイルに記録されますので、このファイルの内容を確認すれば、どのように起動されているのかを参照することができます。

  1. MS-DOSのデバイスドライバおよび常駐プログラムがリアルモードで起動される。config.sysファイルおよびautoexec.batファイルが使用される。これらのファイルは、もっぱら従来のMS-DOSやWindows 3.1との互換性のために用意されている。autoexec.batファイルで設定されるPATHなどの環境変数は、io.sysファイルで設定された環境変数を上書きする。デフォルトの環境変数は、以下のようになっている
Table 3-1
デフォルトの環境変数
-
環境変数の設定例  解説
-
tmp=c:\windows\temp  テンポラリファイルのためのフォルダを指定
temp=c:\windows\temp テンポラリファイルのためのフォルダを指定
prompt=$p$g DOSプロンプトの形式を指定
path=c:\windows;c:\windows\command 環境変数PATHの指定
comspec=c:\windows\command\command.com command.comの所在を指定
  1. win.comが実行されたあと、vmm386.vxdが読み込まれる。vmm386.vxdにより、スタティックVxDがリアルモードで初期化される。スタティックVxDは、次の2箇所に記述されている
    ○レジストリのHKEY_LOCAL_Machine\System\Current ControlSet\Services\VxDの配下にあり、StaticVxDというキーを備えるVxD
    ○system.iniファイルの386enhセクションに“device=*VxD”を含んだ行
  2. vmm386.vxdにより、プロテクトモードへ移行する。プロテクトモードのコンフィグレーションマネージャは、可能であれば、PnP BIOSからデバイスの設定情報を読み込み、デバイスを初期化する
  3. gdi.exe、gdi32.exeやuser.exe、user32.exeが実行され、フォントが読み込まれる。win.iniファイルの内容がチェックされ、シェルおよびデスクトップコンポーネントがロードされる
  4. ログオン画面が表示される

 以上で述べた起動プロセスのなかで、障害が発生し得る箇所はいくつかあります。もし、Windows 98が起動するまえの状態で先に進まなくなってしまうのであれば、ハードウェアが故障している可能性もあります。しかし、それ以上に、BIOSやハードウェアの設定ミスに起因することが多いようです。たとえば、ハードディスクの設定ミスなどは、その代表例といえるでしょう。また、Windows 98の起動が開始されたあとも、各種設定ファイルやレジストリなどの破損や設定ミスによって、起動しないことがあります。

 いずれにせよ、単純なミスであればあるほど、えてして自分ではなかなか気がつかないものです。以下で述べるように、各トラブルに応じて必要な項目を手際よくチェックし、速やかにトラブルを解消したいものです。

-
シェル
 プログラムの起動など、OS上での主要な操作を実行するプログラムのこと。Windows 98ではExplorerがシェルとなっており、Internet ExplorerがExplorerに統合されている。
 from 3.1AT互換機とWindows 98の起動プロセス[zdnet]



●参考資料

Windows 98 の起動時の問題のトラブルシューティング[Microsoft] Win98 でクリーン ブート トラブルシューティングを実行する方法 ---クリーン ブート トラブルシューティングとは、コンピュータの環境が原因で発生す る可能性がある問題を減らす方法の総称。Windows やプログラムを実行する際に起きる多 くの問題は、ドライバの競合、常駐型プログラム (TSR)、およびコンピュータ起動時に読 み込まれるその他の設定が原因で発生。 ★ZDNET:AT互換機トラブルバスター 3.1AT互換機とWindows 98の起動プロセス[zdnet]








●トラブル&FAQ


■スタックオーバーフロー
「スタックオーバーフローのためスレッドを停止します。
最近インストールされたVxDがスタックを消費しすぎている可能性があります。
SYSTEM.INIの'MinSPs'設定を増やすか、最近インストールされたVxDを削除してください。
現在5SPがアロケートされています。
どれかキーを押すと続行します。」
 以下に回答が与えられているので転載する。

起動時にMinSPSの値に関するエラー

Windows起動時に「System.iniに記述されたMinSPSの値が不足しています。」というエラーが発生する事があります。
1、[スタート]-[ファイル名を指定して実行] からに「System.ini」を指定して実行します。
2、「MinSPS=」から始まる行を探します。
(ない場合は、「[386Enh]」という行のあとに改行をいれて、「MinSPS=」と入力します)
3、「MinSPS=」の右辺に4を記入します。
すでに数字が設定されている場合は、その数字に2を増やした値を記入して下さい)
参考:MinSPSの値は、ドライバのためのスタック領域のサイズをあらわしています。

Q.スタックの大きさは,どのように変更できますか?

A. DOS プログラムでのスタックサイズは,実行時にグローバル変数 _stklen を参照することで決められます。 たとえば,スタックサイズを 10000 バイトにするには,プログラムの中に以下の行を入れてください。
extern unsigned _stklen = 10000;
デフォルトのスタックサイズは 4096 バイト (4KB) です。スタックサイズは,コンパクト,ラージ,ヒュージモデルの場合は 64Kバイト,それ以外は 65519 (0xFFEF) バイトまでです。
Windows プログラムでは,スタックのサイズはモジュール定義 (.DEF) ファイルの STACKSIZE ラインによって制御されます。 モジュール定義ファイルについての詳細は,『プログラマーズガイド』および『ユーザーズガイド』やオンラインヘルプを参照してください。




■Win98起動画面で"このデバイスファイルは存在しません"

●Q. 起動時に以下のメッセージが出て、キー入力待ちになる。

「Windows またはWindows アプリケーションを実行するのに必要なデバイスファイルが見つかりません。 レジストリやSYSTEM.INI ファイルがこのデバイスファイルを参照していますが、このデバイスファイルは存在しません。
意図的にこのファイルを削除した場合は、このファイルを必要とするアプリケーションを、付属のアンインストールまたはセットアッププログラムを使ってアンインストールしてください。
このファイルを必要とするアプリケーションを今後も使用する場合は、アプリケーションをもう一度インストールして、足りないファイルを復元してください。
H:\NortonSystemWorks\NortonAntivirus\NAVAP.VXD
続けるには、どれかのキーを押してください・・・」

●A. [原因]システムがNAVAP.VXD(これは実際に所定のフォルダにある)。

OKWeb - Question and Answerに説明があったが、Norton Cleansweepの起動エラーと関係ありそう。 実際Cleansweep を起動しようとしたら、「CS32.DLL が CSCORE.DLL をロードできない」というエラーが出て起動できなくなっていた。

●A. [対策] 再インストールして問題解決した。

●参考
HKEY_LOCAL_MACHINE/Software/Microsoft/Windows/CurrentVersion/App Paths/navapw32.exe/
H:\NortonSystemWorks\Norton AntiVirus\navapw32.exe
Norton Auto-Protect	h:\nortonsystemworks\norton antivirus\navapw32.exe /loadquiet
HKEY_LOCAL_MACHINE/system/CurrentControlSet/Services/vxd/navap/
(Staticvxd) h:\nortonsystemworks\norton antivirus\navap.vxd







■Windows Installer

●Windows Installerとは

Windows Installerサービスとは、Windows2000で標準に採用されている自動インストール機能。 Windows95/98/NT向けの最新のサービスパックでも提供される。 Windows95/98/NT4.0をお使いの方は、まずこのWindows Installer本体をダウンロードする必要があります。  なお、Office 2000をインストールしている人は、Windows Installerがインストール済み。  拡張子.msiについて起動される。  [フォルダオプション]−[ファイルタイプ] Windows installer Package  [インストール先] c:\windows\system\msiexec.exe

●Windows Installerの入手方法

Office 2000 Service Release 1(SR-1)アップデート-日本語版のダウンロードの詳細[マイクロソフト]2000.5.10 Windows Installer のダウンロード  ここからWin98用とWinNT用がDL可。 解説あり。 Windows Installer  ここからWin98用とWinNT用がDL可。 解説あり。 Windows Installerについて  ここでは、米国MicrosoftからWindows InstallerをDL可。 VB6.0(SP4)ランタイム&Microsoft Windows Installer[Vector: free] Microsoft Windows Installer 1.1.0

●Windows Installerのupdate問題

 そもそも自分がなぜ、このテーマ書いているか?  XMLツールをインストールしようとした時、エラーが出た。  "[Windows Installer] このインストレーションパッケージはWindowsインストーラサー ビスでインストールできません。 新しいバージョンのWindowsインストーラを含むWindo wsサービスパックをインストールする必要があります。"  [フォルダオプション]−[ファイルタイプ] Windows installer Package  [インストール先] c:\windows\system\msiexec.exe タイムスタンプを見ると、99/3/9 これは、確かにver.1.0だ。 最新の1.1にupdateすべし!  でマイクロソフトサイトの[ダウンロード]にいったが、ない!(後で発見)  次に米国サイトの[download]に行ったが、MSDNに行ってしまった。??!  まあいいか〜...と思い、一般サイトの検索経由で米国MicrosoftサイトからDL。

●Windows Installerの作成

 ★参考  マイクロソフト社Visual Studio Installerドキュメントの中に詳述されてますね。 Windows Installerサービス:ホワイトペーパー 新しいMicrosoft Windows Installer Visual Studio Installerドキュメント[MSDNライブラリ]

●他のInstaller製品

 もともと市販アプリやシェアウェアは大半が「Installshield」を使用している。 www.installshield.com(日本語版もあり)  最近は、Windows Installerにも対応している。 ★参考 Review「InstallShield Tuner」はWindows Installer対応の強力なインストールツール Installshield Professional for Windows Installer 2.0 日本語版 --- ショッピングサイト。 \205,200 メーカーリンク付き。




NTFS for Win98
 Winternal社開発、日本ではAgTechが販売。\8,800
NTFS for Win98 は、Windows 95/98 用の NTFS ドライバです。このドライバをインスト
ールすることにより、NTFS ドライブを Windows 95/98 から FAT16 ドライブや FAT32 ド
ライブと同じようにアクセスする手段を提供します。

●課題

 実際に購入して使用してみたが、うまくいかない。 ver.1.01 ; NTFSシステムファイル "d:\winnt"  ドライブレターの割り当て "L" インストールフォルダ "H:\NTFSforWin98" 設定がおかしいのか?  【原因】実際のNTFSドライブは"L"。 NTFS for Win98設定でドライブレターの割り当て "L"  としたのが間違いだった。  【正解】ドライブレターの割り当て ""。 空欄とした。 勿論実際ドライブにないものを指定しても良い。

●課題2

 これまで正常に認識されていた会社PCのNTFSドライブが突然認識不可になった。  【原因】設定など変更してない。原因不明。  【対処】NTFS for Win98を再インストールしたら正常に戻った。[2001.8.14]

NTFS for Win98 FAQ

[注意]簡略化しているので、実際には↑を参照のこと。 1. NTFS for Win98 だけで NTFS がアクセスできるのでしょうか? いいえ。NT/2000 のドライバはお客様の環境でご用意いただくことになります。 2. 対応している NT のサービスパックはどれでしょうか? Windows NT 4.0 SP 3, SP4, SP5, SP6 および Windows 2000 3. NTFS for Win98 をインストールした後、NT にサービスパックを適用した場合、何か処置が必要でしょうか? はい。本製品で使用する NTFS ドライバ群は、Windows NT 環境のものを直接利用する設 定には通常なっていません。このため、NT にサービスパックを適用しただけでは NTFS f or Win98 が利用する NTFS ドライバ群はアップデートされていないことになり、バージ ョンの異なるドライバで NTFS をアクセスすることになって大変危険です。 NT 側のサービスパックレベルを変更した場合は、必ず NTFS for Win98 の使用するドラ イバが格納されているフォルダの内容も同じサービスパックのドライバになるよう更新してください。 4. NTFS for Win98 では、Windows NT/2000 の提供する NTFS の全ての機能が利用できるのでしょうか? いいえ。Windows NT/2000 のボリュームセット、ストライプセットおよびミラーセットはご利用いただけません。 5. 日本語のファイルやフォルダを NTFS 上に作成すると妙な形式になるのですが? これは現バージョンの NTFS for Win98 の制限事項となっております。 6. NTFS パーティションがプライマリ・パーティションの場合、なぜ NTFS for Win98 でマウントできないのでしょうか? [略] 7. NTFS for Win98 を常時 Windows 98 で使用したいのですが? [略]

NTFS for WIN98 FAQ[Esolia]

1. NTFSに設定したドライブはわかりますが、NTFSドライブはどのドライブ文字に割り当てられたか 確認できますか? はい。ドライブ文字は、最初のWindows9x ドライブに割り当てられます。そして指示に従 って、NTFS パーテーションに振り分けられます。また、コンフィグレーション・ダイア ログにて、ドライブ文字を再設定する こともできます。これにより、特定の割り当てられていないドライブ文字を NTFS ドライ ブに割り当てることができます。 後で確認が出来るように、パーテーションラベルに記述することを推奨致します。 (例 D0P1NTFS = ドライブ 0, パーテーション1, NTFS ファイルシステム). 2. NTFS for Win98 は、何故プライマリーNTFS パーテーションをマウントしないのですか? Win9x は、プライマリーパーテーションのみ認識し、それがインストールされるパーテーションです。プラ イマリーパーテーションであるNTFS パーテーションがある場合、Windowsが認識できるよう、順序通り に論理パーテーションに変換する必要があります。. 3. HNTFS for Win98 は、手動アンインストールする方法を教えて下さい。 Windows 98 のディレクトリ HKLM\Software\Winternals\NTFS を削除 Windows 98 のディレクトリ \Program Files\Winternals\NTFS を削除 \system\iosubsys\ntfsfsd.vxd を削除 autoexec.bat ファイルの NTFSCHK エントリを削除 Regedit を実行し、Hkey_Local_Machine\Software\Microsoft\Windows\Current Version\Shareddll から "C:\Windows\System\IOSUBSYS\NTFSFSD.VXD" を削除 System.ini ファイルから それと同じエントリを削除 "C:\Windows\System\Iosubsys" フォルダから NTFSFSD.VXD ファイルを削除 "C:\Windows" から NTFSCHK.BAT ファイルを削除

●インストールおよびセットアップ

from Readme.txt 1. まず、アクセスする対象となる Windows NT または Windows 2000 を起動し、 システムフォルダから以下のファイルをWindows 95/98 がアクセス可能なドライブ (FAT)の適当なフォルダにコピーします。 \system32\drivers\ntfs.sys \system32\ntoskrnl.exe \system32\autochk.exe \system32\ntdll.dll \system32\c_437.nls \system32\c_1252.nls \system32\l_intl.nls 2. Windows 95/98 を起動して、NTFS for Win98 のディスクを挿入します。 3. ディスクの SETUP.EXE を実行します。 4. 表示される画面に従ってプログラムをインストールします。 5. [NTFS for Windows 98 の設定] で 1. でコピーしたファイルのフォルダを指定 します。 6. NTFS for Win98 を有効にするには、Windows を再起動する必要があります。 ★セットアップ処理:ドライブレターを割り当る  NTFS for Windows 98 がマウントする NTFS ドライブにドライブレターを割り当ること ができます。 >ntfsconfig.exe NTFSシステムファイル   [d:\winnt] ドライブレターの割り当て ドライブレター(例"dgh") [ ] ・指定時、""はつけない。 大文字小文字は区別しない。 ・空欄時、マウントされた各 NTFS ドライブには NTFS for Windows 98 が最初に検出した利用可能なドライブレターが割り当てられます。

●補足事項

 from 「 NTFS for Win98 version 1.04 User's Guide」(10p)  (ntfs98.hlp ,ntfswin98.pdf) ★NTFSを読み書きするドライバ  Windows NT/2000付属のNTFS.SYSとNTOSKRNL.EXEを使用 ★テクニカルサポート問い合わせ時に連絡する設定情報。 ・NTFS のバージョン            1.04 ・Windows 95/98 のバージョン        Win98SE ・NTFS ドライブの数およびサイズ      1 ・物理ドライブの種類 (IDE、SCSI) およびサイズ IDE 2 註) [プログラム] -[アクセサリ] -[システム] -[システム情報]を参照 (株)エージーテック http://www.agtech.co.jp/ ★NTFSCHK ntfschk [/?] [/s] [/f] [/q] [ ドライブレター: | * ] /? NTFSCHK の使い方を表示します。 /s 検出した NTFS ドライブの一覧を表示します。このコマンドを使用して、NTFS ドライブに対応するドライブレターを判断します。 /f このフラグを指定しない限り、NTFSCHK は読み取り専用モードで動作します。エ ラーを検出して報告しますが、修復は行いません。NTFSCHK がレポートした破損ドライブ を修復するには、このフラグを使用します。 /q ディスクに NTFS ドライブの "dirty" フラグを設定しないで、特定の NTFS ド ライブのクイックチェックを実行します。従って、NTFSCHK は矛盾する可能性が示されて いるドライブのみをチェックします。 * すべての NTFS ドライブをチェックします。また特定のドライブレター (たとえ ば D:) を指定することもできます。 註)他にVオプションあり ★レジストリ情報 すべての値は、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Winternals\NTFSforWin98 に存在します。 これらの設定には、NTFS for Windows 98 のコンフィグレーションユーティリティの [詳細] ボタンで呼び出されるダイアログからアクセスできます。 Ntfs   NTFS for Windows 98 がロードする NTFS.SYS ファイルのフルパス名を示します。 Ntoskrnl NTFS for Windows 98 がロードする NTOSKRNL.EXE ファイルのフルパス名を示します。 WriteThrough 設定すると、NTFS for Windows 98 は Windows 98 のファイルシステム のキャッシュに作業をバッファリングしないで、あらゆる NTFS ディスクの変更をディス クに即座に反映します。デフォルトは 0 です。 ReadOnly 設定すると、NTFS ドライブのディスクは変更されているように見えて も、変更されません。この設定が有効な場合に NTFS ドライブで大量に変更を行うと、ク ラッシュする可能性があるので注意してください。これは、NTFS が書き込んだものと思 っている内容と矛盾する情報を持つディスクブロックに遭遇するためです。デフォルトは 0 です。 CheckpointInterval NTFS はログ ファイルシステムです。つまり、変更がディスク に完全にコミットされるまでは、ログファイルの中にメタデータ構造 (ディレクトリとマ スタファイルテーブルのようなもの) への更新を維持するということです。NTFS は、チ ェックポイントと呼ばれる操作で変更を定期的にコミットします。この設定は、チェック ポイント間の間隔を秒単位で示します。デフォルトは 10 です。 WritebackInterval このパラメータは、変更のあったディスクブロックをディスク に書き込む間隔を秒単位で指定します。間隔が長い程全体的なパフォーマンスは向上しま すが、システムの突然のシャットダウン、あるいはクラッシュにより大量のデータが失わ れる可能性があります。デフォルトは 1 です。

●主要なポイント

★インストールフォルダのファイル NTFS98Forwin98 | License.txt ntfs98.hlp ntfschk.exe ntfschk.ini | ntfsconfig.exe ntfswin98.pdf readme.txt | | └archive Installguide.pdf NTFS98.EXE




■各種トラブル
●"Scandisk.exeの実行にエラー"

Windows98起動時、"Scandisk.exeの実行にエラーがあったか、キャンセルされました。  Scandisk for windowsを実行してください。 まだディスクにエラーがある可能性があります。"  【経緯】Norton Systemworks 2000を2001にverupして以来毎回表示され、キー入力待ちになる  【参考】 異常シャットダウン後のスキャンディスクの実行設定[MS Win95/98] ---システムが正しくシャットダウンしなかった場合、あるいはディスクにハードウェア エラーが発生した場合は、システム再起動後にスキャンディスクが自動実行されます。 既定の設定では、スキャンディスクが起動する前にメッセージが表示されます。この動作 は、起動ドライブのルートにある、MSDOS.SYS ファイルの [options] セクション内の Au toScan エントリを設定することで変更できます。 Windows 98 の場合 ・AutoScan=0 この機能はまったく動作しなくなります。 ・AutoScan=1 既定値です。   スキャンディスクは (必要な状況で) 自動的に起動され、一時停止   とプロンプト表示を行わずに実行されます。 ・AutoScan=2 AutoScan=1と同じです。 OSR2 との互換性のために残されています。 Windows 98 での変更方法 Windows98では、 MSDOS.SYS を直接編集しなくても、GUI上から設定を変更できます。 操作手順 1.<スタート> - [ファイル名を指定して実行] で、「MSCONFIG」 と入力し、[OK] をクリック。 2.[全般] タブにある、 [詳細設定] をクリック。 3.「不正なシャットダウンの後にスキャンディスクを実行しない」 のチェックボックスを、必要に応じて、オン・オフ。 ※ TweakUI ユーティリティを使うと、これらの設定を自動的に変更できます。 特定のエラー条件に対するスキャンディスクの既定の動作を設定するには、\Windows\Com mand フォルダの Scandisk.ini ファイルを編集します。 補足:破損クラスタを .chk ファイルとして印を付けると、そのクラスタはファイルとし て保存されます。破損クラスタに必要なデータが保存されていて、スキャンディスクで . chk ファイルが自動的に作成されなかった場合でも、高度なデータ回復ユーティリティを 使うと、ハード ディスクのセクタから直接データを回復できることもあります。 ※参考★「Windows版ScanDisk」って何ですか?

●Windows 98 が正常に終了できない

W98:Windows 98 が正常に終了できない場合[Microsoft] ---対処方法 この問題は次の様な操作により、回避できる場合があります。 1)[スタート] − [ファイル名を指定して実行] で「 msconfig 」と入力しエンターキーを押します。 2)「詳細設定」ボタンをクリックします。 3)「高速シャットダウンを使用不可にする」チェックボックスにチェックします。 4)メッセージに従って再起動します。 また、まれにネットワークカードが入っている環境で、ネットワークカードのドライバと の組み合わせの問題で、このような現象が発生するものがあります。先の対処方法で回避 できない場合で、かつ、ネットワークカードがセットアップされている環境であれば、デ バイスマネージャ上からネットワークカードを無効にして試してみてください。 同様にリアルモードドライバなどが終了できないことで、Windows 98がシャットダウンで きないことがあります。セーフモードで正しく終了出来る場合は、常駐しているドライバ ーやアプリケーション等がないかをご確認ください。 ★Windowsが終了しない! ---原因と対策がコンパクトに纏められている。 1)終了命令をハードウェアが正しく受け取れない。(ハード制御プログラム〜BIOS,Device driver) 2)終了処理に関するファイル損傷 3)ハードウェアが正しく設定されていない、または損傷 4)ネットワークドライブが多数   http://www.microsoft.com/JAPAN/support/kb/articles/J053/7/97.htm ★Windowsが正常に終了しない。 解決方法:  Microsoft社より提供されている、以下の修正プログラムを適用して下さい。  ・Windows98 SecondEdition Shutdown Supplement   http://www.microsoft.com/JAPAN/win98/downloads/shutdown.htm  ・Windows98 SecondEdition 「NDIS中間ドライバを使用しようとした時の問題」   http://www.microsoft.com/japan/support/kb/articles/J053/3/22.htm  ・Windows98 SecondEdition 「ドライブのマップで、Windowsがシャットダウン時に無応答になる」   http://www.microsoft.com/JAPAN/support/kb/articles/J053/7/97.htm  Melco社のネットワークボード"LGY-PCI-TXL"を搭載している場合は、バージョン1.10以降のドライバを適用して下さい。 参考資料:  ・W98SE:シャットダウン時のトラブルシューティング   http://www.microsoft.com/JAPAN/support/kb/articles/J050/0/67.htm  ・W98SE:NDIS中間ドライバを使用した時の問題   http://www.microsoft.com/japan/support/kb/articles/J053/3/22.htm  ・W98SE:ドライブのマップでWindowsがシャットダウン時に無応答   http://www.microsoft.com/JAPAN/support/kb/articles/J053/7/97.htm  ・W98SE:シャットダウン時ブロードキャストを送信しハング   http://www.microsoft.com/JAPAN/support/kb/articles/J051/1/23.htm  ・アンチウィルスが原因で、シャットダウン時にStopエラーが発生   http://www.microsoft.com/JAPAN/support/kb/articles/JP231/6/66.htm

●Win98起動不可:nVidia

【症状】ビデオドライバnVidia TNT2 M64をインストール したら、Win98SEが起動しなくなった。 【説明】  Safe Modeで起動し、Uninstallしたが、 【原因】  原因は最後まで不明だが、それまでの環境との相性が悪かったのが原因。 【対処】  いろいろ修復の努力もむなしく、修復はできなかった。  結局、Win98の再インストールにより、問題解決した。 [01.9.4]  しかし、その再インストール作業もかなり苦労した。 【メモ】  Win98の再インストールの場合、Windows98起動ディスクではなくて、Windows98 setup ディスクを使用のこと。 【通常の手順】  Win98 ResourceKitによると「ドライバをインストールするとWindowsシステムを起動できなくなる」 対応策として、 ・system.ini 内の他社インストールソフトで追加されたエントリを全て削除 ・デバイスマネージャーのデバイスを[システム]プロパティから削除 ・Windows再起動 ・コンパネ[ハードウェア]オプションを使い、Windows95/98ドライバを再インストール 【メモ】・会社PC(Win98) ドライバ fukumi_w98 [system.ini] [boot] display.drv=pnpdrvr.drv [boot.description] display.drv=標準 PCI グラフィック アダプタ (VGA) 【メモ】・自宅PC(Win98) ドライバ  BlasterControl Version 2.10 製品名:3D Blaster Banshee ディスプレイ ドライバのファイル名:3dbbw9x.drv [バージョン]:4.10.01.0106-4.232 デバイス ドライバのファイル名 :3dbbw9x.vxd [バージョン]:4.10.01.0106-4.232 グラフィクス チップの種類:3Dfx Banshee [リビジョン]:3 グラフィクス メモリの種類:SGRAM 16 MB [system.ini] [boot] display.drv=pnpdrvr.drv [boot.description] display.drv=3D Blaster Banshee PCI/AGP HKEY_LOCAL_MACHINE Software Creative 【参考資料】 [Me]Nvidia Drivers Version 3.077 が原因でセットアップが停止 ---Dell 社から提供されている Nvidia Drivers Version 3.077 ディスプレイ アダプタ を使用していると、Windows Me へのアップグレード中にコンピュータが応答を停止する 場合があります。 Nvidia Drivers のバージョン 3.077 でのみ発生 [PRB] Windows 98 SE セットアップ エラー メッセージ: MS-DOS エクステンダ内のエラーです --- Dellドキュメント:NVIDIA TNT2 M64 4xAGP ----セットアップ /接続 /アダプタの使用方法 /トラブルシューティング /仕様 /規制 nVidia TNT2 M64[nVidia] nVidia TNT2 M64ドライバ[nVidia Japan] ---Detonator3 v12.41 Windows 95/98/ME(TNT2, Vanta, GeForce256, GeForce2*, GeFor ce3, Quadro, and Quadro2 family of graphic processors) www.riva3d.com/cougar/m64.txt  ---Driver Name: NVDD32.DLL Driver Version: 4.11.01.0208 ★Windows98への長い途|第7回 CDの\Drivers\Display\Vga\Vga.vxdをインストールドライブの\Windows\systemに上書きコピー ★W98SE:README :全般的な情報[Microsoft] [起動に関する問題] PCI ベースのディスプレイ アダプタによっては、互換性に問題のある機種があります。P CI ベースのコンピュータが次のいずれかの場合に応答を停止するときは、 \Drivers\Dis play\Vga\Vga.drv フォルダから Vga.drv ファイルをコピーし、 Windows 98 の System フォルダで上書きしてください。 ・PCI ディスプレイ アダプタをインストールした後の最初の起動時 ・Safe モードによる起動時 ・ディスプレイを 640 × 480、16 色に設定したとき Windows 98 Second Edition を CD-ROM からインストールした場合は、 Drivers\Display \OldVga\Vga.vxd を Windows 98 の System フォルダにコピーします。Windows 98 Secon d Edition をフロッピー ディスクからインストールした場合は、Microsoft テクニカル サポートに問い合わせて最新のファイルを入手してください。




■Win98 Tips

起動時にログオン画面を表示させないようにする方法

 [Windows 95/98/Me]
★概要
この資料では、Windows の起動時にパスワードの入力を求めるダイアログ ボックスを表示しないようにする方法について説明します。

この情報は、ユーザー プロファイルを使用していない場合のみ適用されることに注意してください。ユーザー プロファイルが有効な場合、この資料の手順を実行しても、Windows でパスワードの入力を求めるダイアログ ボックスが表示されます。下記の手順を実行する前に、有効に設定されているユーザー プロファイルを無効にするか削除する場合は、次の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料を参照してください。

Q156826 How to Disable and Delete User Profiles

★詳細
Windows の起動時にパスワードの入力を求めるダイアログ ボックスを表示しないようにする手順は、次のとおりです。

1)[スタート] ボタンをクリックして [設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリックして [ネットワーク] をダブルクリックします。
2)[ネットワークの設定] タブで、[優先的にログオンするネットワーク] (Windows Me または Windows 98 の場合) または [優先的にログオンする] (Windows 95 の場合) ボックスの [Windows ログオン] をクリックし、[OK] をクリックします。
3)コンピュータの再起動を求めるメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
4)コントロール パネルの [パスワード] アイコンをダブルクリックします。

5)[パスワードの変更] タブの [Windows パスワードの変更] (Windows Me または Windows 98 の場合) または [Windows パスワード] (Windows 95 の場合) をクリックし、必要なチェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
注 : コンピュータの起動時にネットワーク ログオン ダイアログ ボックスをキャンセルした場合、[パスワードの変更] タブが表示されないことがあります。[パスワードの変更] タブを使用するには、ネットワークにログオンする必要があります。

6)[Windows パスワードの変更] (Windows Me の場合) または [パスワードの変更] (Windows 95 または Windows 98 の場合) ダイアログ ボックスで、[古いパスワード] ボックスに現在の Windows パスワードを入力します。[新しいパスワード] と [新しいパスワードの確認入力] ボックスを空白にしたまま [OK] をクリックし、もう一度 [OK] をクリックします。
注 : 古いパスワードを忘れた場合は、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料を参照してください。
Q189126 Microsoft's Policy Regarding Missing or Invalid Passwords

7)[ユーザー プロファイル] (Windows Me の場合) または [ユーザー別の設定] (Windows 95 または Windows 98 の場合) タブで、[このコンピュータでは、すべてのユーザーが同じ基本設定とデスクトップ設定を使う] (Windows Me または Windows 98 の場合) または [すべてのユーザーが同じデスクトップ設定を使う] (Windows 95 の場合) がクリックされていることを確認します。[閉じる] をクリックします。

8)[スタート] ボタンをクリックし、[検索] をポイントします。次に、[ファイルやフォルダ] をクリックします。
9)[ファイルまたはフォルダの名前] (Windows Me の場合) または [名前] (Windows 95 または Windows 98 の場合) ボックスに、*.pwl と入力し、[探す場所] ボックスの [ローカル ハード ドライブ] をクリックして、Enter キーを押します。
10).pwl ファイルの 1 つを右クリックして、[名前の変更] をクリックし、ファイルの拡張子を .old に変更します。各 .pwl ファイルについて、この手順を繰り返します。
注 : .pwl ファイルの名前を変更しないと、それらのファイルからのパスワードが Windows によって検出され、Windows ログオン要求が引き続き表示されることがあります。

11)コンピュータを終了し、再起動します。

ログオン画面が引き続き表示される場合、Windows 95 の Power Toys に含まれる TweakUI が原因である可能性があります。Windows 95 の Power Toys をインストールして TweakUI を使用している場合、次の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料を参照してください。
Q135586 Hiding the Last Logged on User Name in Windows 95
Microsoft Windows NT ドメイン パスワードをキャッシュする方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
Q140709 How to Cache Your Windows NT Domain Password in Windows 95/98/Me


●その他








●Windows98リソース


■関連サイト

MS Windows98サイト

Windows 98ツアー Windows 98サポートFAQ Windows 98SEサポートFAQ Plus 98サポートFAQ Windows 98 のヒント集

●一般サイト

Yahoo! Internet Guide - 1999/12綴込付録:Windows98厳選テクニック50 ZDNet: Helpdesk - WindowsTips -All List 痒いとこに手が届くWIN98(一部95も可)便利なウラワザ集? windows98スマートチューニング[MYCOM] Delta Windows 95/98/Me Technical Site ---customize, trouble shoot, referenceなど充実

●リンク集

Yahoo Japan! Windows98

●FAQ

Windows 95/98/Me:trouble shoot[Delta]

●マルチブート・デュアルブート

FAT16 と NTFS で Windows 98 と NT 4.0 をデュアル ブート構成にする[Microsoft]  ---新HDDにインストールするケース Windows NT、Windows 95/98、および MS-DOS をトリプル ブートする方法[Microsoft] NTFS & FAT32  →Windows NT tipsの●マルチブート・デュアルブート参照

●他のWindows

Windows Me RC1版 試用特集 第263号(2000/08/03)[BIGLOBE SoftPlaza] Windows 2000 徹底活用特集 第245号(2000/04/04)[BIGLOBE SoftPlaza]








●Windows Me


■Microsoft公式サイト

Microsoft Windows Me日本語版

ホーム ニュース 製品概要 アップグレード アップデート サポート よく寄せられる質問

●その他

Windows Me のヒント集




■一般サイト





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作成:2000.11.3 最終更新:2002.3.5 小菅博之